2017年6月25日日曜日

こどもつかい

タッキーこと滝沢秀明が怪人を演じるホラー系映画。
子供への虐待や暴力を行った大人への、子供たちの復讐。その背後には、タッキー演じるトミーの影があり、子供たちをあやつって大人に呪いをかける。

トミーの正体は、打ち捨てられたサーカス人形であった。
サーカスのパペット。サーカスを盛り上げる人気者であるが、その存在は時としておどろおどろしい。サーカスで鳴り響くBGMや歌も、アコーディオンの音色に似合うメルヘン調であるが、実は、サーカスの裏では恐ろしいことが起こっていた。

見世物舞台の古ぼけたパペット。パペット=不気味の構図は前からのものであるようだ。
こちらは、チャーリーとチョコレート工場(2005年米)Wonka's Welcome Songのシーンに出てきたパペット。音楽の終盤あたりで発火し、焼け焦げていくシーンがおどろおどろしい。

ピエロを怖いと言う人もいる。本心を隠し、いつも笑顔のメイクでいるからだ。
 サーカスのピエロ、アコーディオン音楽、パペット、これらが見世物の裏側に潜むものを際立たせているのかもしれないという不気味さが、この映画のモチーフとなっていると思う。

タッキーはもちろん有名なジャニーズタレントで、トミーと言う前に「タッキー」である。劇中、どうしても、タッキー。ジャニーズ・・・、とばかり浮かんできてしまった。ジャニーズ系タレントの出演を見ると、いつもそういう目で見てしまう。