2023年12月21日木曜日

ゴジラ-1.0 を観てきました

 


 時折、映画館に立ち寄って鑑賞するのが趣味で慣習行事となる中、評価が比較的高かったので、こちらも観に行った。

ゴジラがとてつもなく巨大で、しかも、背びれが青い光に包まれながら伸びた後、ゴジラの口から強力な放射能が発射されるという仕様になっていた。

 ロシアとの軋轢をさけるため、日本の領海に手出しができないという理由で、アメリカからは何の援助もなく、民間の漁船がゴジラを食い止める役割を負わされる。一部ネットで噂になっているが、万が一の台湾有事が起きたときにも援助を受けれない、似たような状況になりそうな、予告めいたストーリーである。

 知恵と技を出し合い、ゴジラを食い止める作戦を実行するが、仲間の船がやられたりと犠牲が出てしまう。戦後復興のさなか、ゴジラは次に銀座を襲う。再上陸されたらたまらないので、ゴジラ抹殺計画を練るが、水圧を利用した作戦や、ゴジラの口の中で爆弾を爆発させる方法を編み出し、知恵と技術の粋をこらした、日本の底力を示す感じの内容であった。

 ヒロイン役の浜辺美波が、ふんわりとした可憐な女性を演じてストーリーに華をそえている。

2023年12月19日火曜日

ウルフオブウォールストリート

 


あらすじ;

1980年代後半のウォール街。証券マンのジョーダン・ベルフォートは26歳で会社を設立すると、富裕層を相手にモラルを欠いた巧みなセールストークで瞬く間に会社を社員700人の大企業へと成長させる。仲間とともに公然と詐欺まがいの取引を行い、巨万の富を築いた株式ブローカー。年収49億円の億万長者となった彼は、ドラッグまみれの豪遊生活に明け暮れて衆目を集め、捜査当局から目を付けられることになる。

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ジェットコースターのようなテンポの良い話の展開で、飽きずに面白く見れた。ドラッグ・乱交・詐欺まがいの悪徳商法・・と、ただれた生活を送っていく。主人公ジョーダンの彼の父親の言葉と同意見で、「きたならしい」ひたすら汚く汚れ切ったどぶ沼にどっぷりつかっている。が、投資者からお金を巻き上げるブローカーの社員として一人前に仕事をすると、誰もがリッチになっていく。

お金の力はすさまじく、欲しいもの(人の心や命、健康以外の物質面)は何でも手に入ってしまう。金か、道徳か?という悪魔のような問いかけをされているような気分になる。そしてドラッグは、くじけそうになる心を支えるうえで欠かせないものになってしまっているようだが、健康被害や命の危険もあり、偉業をなしとげるための代償となっている。(欧米の偉大な音楽アーティストなどにも、ドラッグ常用者がいるようだが、それを使用することで音楽性がさらに豊かになり、良い曲作りができるということもあるかもしれない。)


2023年12月11日月曜日

ヴァイラス(1999年製作、午後ローより)

 


宇宙から、海洋を運航中だった巨大船に生命体が降り立ち、人間を不気味なメカに変造していく。やがてそれは船内にとどまらず、地球中を侵略していきそうであった。

宇宙生命体と人間との戦いというとやはり、エイリアンを思い出すが、人間よりも攻撃力が高く、不気味なメカ人間として襲ってくる元・仲間とも戦わないといけない、そういった恐怖感が描かれている。

主人公ら乗組員の船の船長を、ドナルド・サザーランドが演じているが、この人はよく、高慢で独断的なタイプの上司やら司令官などを演じていることが多いが、この作品では、唯我独尊、チームの安全よりも、自分の利益ばかりを追求する人間のクズのような船長を演じていた。

やがて機械側に媚びを売って自身の身の安全を確保しようとしていたが、やはりメカに作り替えられ、元の仲間を殺しに襲い掛かってくるという、はじめから最後まで敵のような人物であった。

24年も前の映画なので、やはりすでにやや、メカの仕様などに古臭さを感じてしまうが、一度見なら十分楽しめるエンターテイメントである。

主演のウィリアム・ボールドウィンは、映画「バック・ドラフト」の主演で知っており、お兄さんのアレック・ボールドウィンも有名俳優だが、パッと思い浮かぶのは機関車トーマスの車掌さん役くらいなので、あまりくわしくはない。



「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」 を観てきました

 「チョコレート工場」映画は実は、この映画の前に二作品あり、前作は比較的有名な、ジョニーデップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」であり、初作品は「夢のチョコレート工場」である。

子どもがまだ小さかったころ、ディズニーチャンネルをCS放送で見ていたが、その番組で「夢の・・」は放送されたいた。

ジーン・ワイルダー主演の「夢のチョコレート工場」(1971年)では、ウォンカが才能はあるが、変わり者で、厳しく気難しく、少しマッドサイエンティスト気質も感じさせるタイプで描かれていて、工場内の空気がピリッとするような緊張感が演出されている。(もちろん、十分素敵な人物ではあるが)CGがなかった時代であったが、チョコレートの川は、本物か、それに近い何かだっただろうか。また、ウンパ・ルンパ役には本物の小人俳優たちが出演している。


第二作がジョニーデップ主演の作品である。
他にもいろんなタイプのスチール写真があるが、これが一番ジョニデが恰好良く見れる一枚だろうか。ここら辺から、ウォンカが「特異な才能を持つかっこいいキャラ」になってきたような気もする。ウンパ・ルンパはCGで同じ俳優の顔で描かれ、コミカルになった。


で、最新の作品がこちら「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」である。
第二作の流れだろうか、やはりこのウォンカも容貌がかわいらしく、モテそうな素敵系の俳優が演じている。自信に満ちた素敵オーラが出ている。

日本で言うとジャニーズ系にも例えられそうな、かわいらしい容貌で、だれからも愛されそうなキャラのこちらの俳優は、やはり最近の人気者であるらしい。ティモシー・シャラメさんは気品のある端正な顔で、米仏のハーフということである。まだ若く、少年のような面影がある。

さて、物語のあらすじだが、町に根を深くおろしている利権者たちが、新参者をつぶそうとするストーリーであり、現代の利権構造の闇を想像させるようなストーリーである。

 権力者・警察も利権によって買収され、正義を求めようにも不可能であった。しかも、外への追放、と言いながら永久に抹殺して殺そうとするのが、権力者や利権者に楯突く者の末路だ、と言わんばかりのおそろしい展開が待っている。
 どうにか、チョコレートをめぐって切り離せない運命のウンパ・ルンパによって、あやうく九死に一生を得られた。ウンパルンパのこの俳優、どこかで見たことがあるなと思ったがやはり、ヒュー・グラントであった。