2026年9月12日土曜日

バックルームズ を観てきました

 

異空間サスペンス、日本の「8番出口」に雰囲気のやや似ているこちらの映画だが、どういった光景が次に広がるか、観客も体験しながら進んでいくところが楽しめる。

いわゆる「脱出ゲーム」的な感じのする映画だった。空間は主に室内であり、何があるかを探索しながら先にすすんでいく流れである。

が、こちらは、異形の怪人たちが出てきて、襲い掛かってくる。全く売れない家具店のオーナーが、知り合いの男女を呼んで三人で、店舗の地下に広がる異空間への探索に出る。ところが、結果として全員殺されてしまった。

店のオーナーの治療を担当していた精神科医の女性、彼女は自分の家を地上げされて奪われた記憶があるようだが、彼女の失った家の室内が、地下の異空間の中に再現されているような画像があったので、心と異空間がつながっていると思われる。地下に行くほど、本物とかけ離れていく室内が、下へ下へと続いていくように描かれていたと思う。

精神科医の女性は最後、実験対象として監禁されたようだが、ラストシーンのあたりで彼女の手の指が、6本になっていたようだった。(たぶん)そこから、彼女も異世界の住人に変化した(していく)様子がうかがえる。

劇中、二度ほど繰り返された言葉がある。「犬を見たことがない人が、特徴を聞きながら犬の絵を描く。するとやはり、元の犬とはどこか違ったものが描かれてしまう」的なことを言っていたと思う。異形の怪人や、おかしな部屋。オリジナルの特徴は部分的にはありながらも、見た目の異常性、オリジナルからのコピーエラーのような不気味さがある。

それを作り出したのは誰なのだろうか。実物を見たことがない誰か(何か)が、エラーコピー品を作り出しているとしたら、おそらくだが異空間が、その土地に関係した人たちや、空間に触れた関係者たちの意識を吸い取ってコピーし、おかしなものを作り出しているようである。


2026年9月8日火曜日

ラスト・サバイバー を観てきました

 


パンデミックにより、人類の大半が死滅した世界を背景としたストーリー。

主人公がパイロットで、小型機によって遠距離の場所まで移動できるということ、そこにチート級の大きなアドバンテージがあり、数々の冒険がある。そして、とある無線をキャッチしてから発信先を探す飛行を開始した。

飛行機の不調によって不時着した場所が、主人公にとっての運命の出会いとなる女性が父親と暮らしているところであった。その後、無線の発信先を突き止めて行きついた、エアーターミナル的な場所が、生き残れた文明の一部分を思わせていたが、そこはおびき寄せた訪問者を利用したり、食料として確保するとんでもない場所であった。

その後、脱出して主人公と分かれて残ったもう一人の男のところに戻り、彼も乗せて集落に向かうことになった。人間を信じなかった彼も心を開き、集団に溶け込んでいき、主人公も出会った女性と二人でともに歩んでいきそうな雰囲気でストーリーは終わった。

文明の再建は、以前と同じには到底不可能だと思われる中、残った人々が略奪者軍団から逃れ、新しい地で集まって人間的な生活(自給自足)を行いながら人間性を大事に生きていく。 最後には集落を作り、互いを支え合いながら生きていくだろうという話が、ネット上でもそこかしこで言われている週末世界である。

自分自身、パンデミックや戦争、天変地異や災害、極端な食料不足が起きたら生き残るかどうかは運任せであるが、生き残った場合は、残った品物は使えても、第一次産業革命(蒸気機関発明)前の社会に押し戻されていくだろうと思われる。

略奪者(略奪してもその場しのぎにしかならないと思う)や動物、有害生物、その他病気などへの脅威が増していくだろう。そして、インフラを動かす人がいなくなるということは、インフラがなくなるのと同じで、電気・ガス・水道もなくなるが、原子力発電所だとそれを管理する人もいないため、暴走・放射能汚染などの大事故につながりそうだというのもあり、いろいろ怖い。

2026年9月6日日曜日

ファントム・スレッド(2017年アメリカ)

 


デザイナーのレイノルズが、ウェイトレスだったアルマを見初めてモデルに起用することから始まり、恋に落ちて結婚した。そして、これまでにかたくなに守ってきた自分のしきたりや、記憶に残る母の亡霊の再現にとらわれてきた生活が、少しづつ変わっていく様子が描かれている。

味わいどころは、美しい洋館の中で繰り広げられているオートクチュールの世界、画像が耽美的で、情緒ある建物内の景色、美しい風景、背景を楽しむことができる部分だと思う。


2026年8月27日木曜日

レディオアノット2 を観てきました

 


系統としては、「ゼイ・ウィル・キル・ユー」という映画に雰囲気が似ているというのか。
世界の秩序(警察、マスコミ、通信なども)を支配下に置いている影の支配者で大富豪の者たち、悪魔が彼らの神であり、彼らは悪魔崇拝者であった。ネット上で話題となっている陰謀論都市伝説的なストーリーが映画になった感じである。

主人公女性の命を付け狙う富豪たち、どのファミリーが主権を握るか(=世界の支配者?)の戦いのなか、主人公女性は、自分が欲しいものはそういったものではない、と考え、最後の最後に策略を練るのだった。

こちらの主人公を演じる、サマラ・ウィーヴィングさんは、他女優のエマ・ストーンさんに大変容貌が似ており、完全に同じ人だと思ってみていたが、どうやら違う人のようだった。



2026年8月21日金曜日

オークストリートの異変 を観てきました

 

住んでいる町ごと時空移動したのだろうか、次々と異変が生じた。恐竜たちが人々を襲い歩きまわる中、街を出られない状況が起きていた。

異変ははじめ、隣人の庭に咲いた、何十億年も前の古代の植物だったり、巨大なフンの山だったが、恐竜が現れて人間を襲い始めるという恐怖の場面に変わった。

家の外にあるときから、恐竜が現れて歩き出す。襲われたら怖いが、ある意味ちょっとしたロマンというのか、壮大な景色を見る感じにも似ている。が、とにかく追いつかれると襲われ、食われてしまう。

主人公で母親役デニース(アン・ハサウェイ)の息子が、やたらと飼い犬をかばいすぎだなあという感じがしており、恐竜に襲われる恐怖を感じたら、犬のために外に探しに出ることは普通はできないだろう、というのはずっと感じた。

そして娘役の子が、父親グレッグ(ユアン・マクレガー)にも母親(アン)にも似ていない。ぽっちゃりとした体形で平凡な容姿、まさに美人でスタイルの良いアン・ハサウェイの引き立て役にしかなっていなかった。アンハサウェイは、40歳を超えたので、さすがにプリンセスを演じていたころよりは歳はとっているが、すらりとした手足のモデル体型で、容姿端麗なのは健在だなあと思ってみていた。年をとっても美人は美人、腐っても鯛、というのだろうか。

恐竜に襲われて食べられている多くの死体で、大きく食い荒らされているものが殆どないのはちょっと、リアリティに欠けるなあと思った部分もあったが、そこは置いておく。人が恐竜に食べられるシーンがふんだんにあって怖いが、そこがリアルであり、良く描かれていると思った。父親(ユアン)も足を食いちぎられた後、そのまま食われてしまうという、まさかの流れであった。

テレポートポイントが出たり消えたり移動する中、どうにか時空移動を試み、異変前の街の近くに戻ってくる。そこで、父親グレッグ(ユアン)に電話をかけ、異変から外れた地域に呼び出し、事なきを得たのだが。

後から気づいたのだが、グレッグだけ呼び出して助けても、死んだ本人とは別人であり、となると、別のデニース母子らも街にいるはず。彼らは、グレッグ抜きで、彼らのサバイバルを生き抜かないといけなくなるので、より苦労しそうである。そして、彼らのグレッグは、永久に行方不明となるだろう。が、どのみちグレッグは同じ時間を経過した後、食べられて死んでしまうのなら、それでいいのだろうか。

と、自分の見解で書いたが、他の人のレビューをみたところ、デニースを最後に救った後に、ワニに食べられていたおばさんも、戻ってきたデニースの呼びかけによってタイムスリップを免れてしまったので、第二のデニースたちがどうなったのだろう、と書いている人もおり、まあ、細かいところまでは気にするなというのが、この映画のラストの感想だろうか。タイムスリップ・タイムパラドックス系は難しい。


2026年8月7日金曜日

オブセッション 災愛 を観てきました

 

「ワン・ウィッシュ・ウィロー」願いをかなえる柳を使って、主人公ベアは、ニッキーと恋人同士になったのだが。

仕事をやめると言い出したニッキーを自宅に送り、せっかく二人きりになったタイミングだというのに自分の気持ちも伝えられないベアは、映画の全体を通して、「弱気すぎるダメ男」という言葉が大変当てはまると思われる。

直接相手に伝えられないまま、たまたま魔法ショップで買った「願いの柳」を使い、彼女が自分を愛するように願いを唱えた。やはりそこに彼の臆病さと姑息さがあり、どうも好きになれない。そしてそれが彼女を変貌させ、恐ろしいオブセッション(執着)をむき出させるように仕向けてしまったのであった。

彼女の狂気に満ちた変貌ぶりは、映画を見ると最初から最後まで、ヤバイ、ヤバイ、としか言えないほどキチガイじみていた。顔にずっと、同じ笑顔を張り付けたまま動かず、長時間玄関前に立ったまま失禁したりするのも一例だが、とにかく怖い。

化け物、モンスターは出ないが、人間の狂気もとても怖いものであるとしみじみ思わされたということから、見ごたえのある作品であったと思う。

そしてベアのダメ男ぶりもずっと気になった。ニッキーの様子がおかしいと気づいた友人イアンに、パーティーに連れて来ないように言われたにもかかわらず、ニッキーのキチガイぶりが怖く、とうとう連れて行くことになってしまったり、同僚のサラとの密談をニッキーが見つけてサラを惨殺したときも、ニッキーを断罪できずに一緒に証拠隠滅を図った。内面はひどくおびえて苦しみながらも抜け出すことができず、とうとう呪いを解く唯一の方法、それをかけた本人の死という方法を選び、彼は自殺することになったのだった。

違う行動をとるパターンではどうなったかというのは、違う物語になるしわからないが、ベアには、最後の最後までダメ男感が漂った。ニッキーも彼の死により正気に返ったと思われるが、相当ひどい思いをさせられ、ある意味被害者のようになってしまった。

自分の意のままに相手を操ろうとするなら、払う代償は例えようのないくらい大きい。この映画には、そういう教訓があるのだろうか。





2026年8月1日土曜日

だあれかさんとアソぼ? を観てきました。

 

こちらのリーフレットのみを見ての鑑賞だったが、途中で流れたあの物憂げな鼻歌の曲を聴いてから、続編だとわかった。

鼻歌のメロディが流れて、あれ、と思ったのだが、同監督(清水崇)作品「ミンナのウタ」「あのコはだぁれ」の続編だということがわかった。

それまでに出てきた、悪霊すぎる少女(高谷さな)の名前は形を変え、「タカヤ様」となっていた。階段を13段登って、13段目で日付と名前を録音すると、タカヤ様がやってきて、その名前の人が死んでしまうという遊び。それに興じた高校生たち、名前を入れられた教師らが、次々と怪死を遂げていく。

高谷さなの弟が(演・染谷将太)、実家の外階段に埋められた姉の死体(ミイラ)を掘り起こし、手にしていたカセットレコーダーを破壊すると、これまでの呪いが解かれていったようであった。

1.家の中の寝室の奥が完全に暗く、奥が深くなっており、いきなり学校の階段になってしまっていたりと、舞台が飛躍して、え??という感じがしたのと、 2.バッティングセンターで、飛んでくるボールの前に立ちはだかって顔も体もボコボコにされたはずの男子高校生が、次のシーンではすっかりきれいな状態の顔に戻ってやってきた奇妙さ、 3.さらに、さなの殺害事件が週刊誌にまで掲載された事件だったようなのに、死体はこっそり外階段に埋められたまま何年間も放置、というのは果たしてできることなのだろうか、といった整合性がちょっと微妙である感じも、なくはなかった。

が、いろんな作品を提供して、視聴者を楽しませ続けてくれるホラー監督の存在は、とても重要である。これからもツッコミを入れながらも、観賞を楽しませていただけたら、と思う。



2026年7月20日月曜日

BRING HER BACK を観てきました

 


ザ・マミー棺の中の少女、を彷彿とさせる感じの、キチガイ中年女による悪魔的儀式と、犠牲にされてしまう子供を描いた、不気味感の強い感じがする映画である。

今回は、里親であるローラが元からオリヴァーを家に置いていて(実は行方不明者を催眠にかけて洗脳し、監禁)、そのうえで新たに養子にアンディとパイパーの兄妹を迎え入れた話である。

パイパーをうまくだまして手なづけ、死んだ娘をよみがえらせるためにパイパーの体を利用するという、狡猾なローラ。

オリヴァーの異常な状態や、家の異常を知ったアンディが里親相談所の係員と一緒に家に戻って調べようとしたところ、二人とも殺されてしまう。父親からの虐待に耐え、養子で妹のパイパーを常に気遣ってかばうというやさしさを持ち続けた、とても人格的に良い兄だったのに、ローラの車にはねられた後に水たまりに顔を押し付けられて溺死するという、本当に幸薄い気の毒な最期であった。

何が何でも死んだ娘を生き返らせようとするローラの執念、冷凍状態のまま保存されている死んだ娘、コントロールにより、恐ろしい自傷行為を続けるオリヴァーの異常性が、ストーリーの不気味な感じを際立たせている。

弱視であるパイパーを演じるアジア系の方は、やはり本人も眼病による弱視であるという特殊な事情があり、目つきに独特な感じがあるが、かわいらしい少女であった。



2026年7月11日土曜日

口に関するアンケート を観てきました

 

主演の板垣李光人さんは、テレビCS放送で見た「八犬伝」で犬坂毛野を演じているのを見て、とても印象に残っていた。身長も男性にしては小柄で、かわいらしい顔立ちから、てっきりジャニーズ系かと思ったが違うようだった。

リーフレットの登場人物らが涙しているので、本当に怖い目に遭っているだろうことを表現している感じが出ていた。

肝試しは、ふざけて行くものではないと思っている。行っても何も起こらないと思い込んでいる方が、見えないものをバカにしすぎている感じがして、心配になってしまう。

学生らは若く、仲間内のノリみたいなもので、羽目を外したがることがある。そんな中での肝試しなので、良くある話と言えばよくあるのだが、後々になってから後悔しても遅い。

仲間内の杏という子が様子がおかしくなった後、行方不明になった。そのあと、その土地にある「呪いの木」に関しての、後から怖い思いをすることになったエピソードを、関係者の面々が、それぞれスマホ録画で話を語る。それを入手して調査する刑事。

霊感の強い女子が図書室にいるときに、背後に首を吊った杏の姿がでてくる、怖い演出もある。

が、なぜか途中で杏が実在しないことになってしまい、不思議展開にポカンとした。これは呪いの作用でそうなってしまったのだろうか。それとも最初から実在していないのが事実なのだろうか。そこのところはよくわからない。

結局、呪いの木のところに行ってしまった関係者がおそらく全員、木のところで首をつって死んでしまっている。そして、中村獅童演じる刑事も、情報仕入れのために接触した記者の男(柄本 時生)の去った後に、木のそばでたしか、「死ね!」などと悪態をついたが、その直後に見えるものが変化している。書類写真に、なかったはずの人物の顔が見え始めたようだった。口から発した言葉によって、刑事も呪いを招いてしまったのだろうか。



2026年6月27日土曜日

Michael/マイケル を観てきました

 


マイケルの実の甥(兄のジャーメイン・ジャクソンの息子)である、ジャファー・ジャクソンがマイケルに扮して演じ切っている。

映画が終わるころには、マイケルの面影も感じさせてくれるジャファーさんの顔にも、かなり親しみがわいた。

伝記映画ということで、マイケルの半生が描かれていた。支配的な父ジョセフと、彼から受けた心の傷、子供時代の喪失など、受けた被害も大きいが、ジャクソン兄弟たちを音楽の道にすすませたのも父だった。

はじめは、インディアナ州・ゲーリーという製鉄所のあるところで父が働いて生計をたてていたようだったが、「おまえは、貧乏黒人のままでいいのか。」とマイケルに言っていた。父はそこから脱出したかったのだろう。住む場所、仕事、黒人、と最初の時点だと、当時のアメリカ社会の中では、あまり恵まれていなかったという背景が感じられた。

アーティストとして成功し、大人になったマイケルは、父からの独立を目指すようになり、身辺護衛のビルから、弁護士を立てると良いという知恵を授かる。そこから父に反撃を開始した。
数々のメガヒット曲を生み出しながらも、家族との軋轢、心の傷、撮影中のケガ(死因にもなったと思われる薬の投与が始まる原因)と一生続いた後遺症など、光と闇の対比も描かれ、どちらをとっても心に深く残るものだった。

私の世代はマイケルのリアルタイム世代で、「スリラー」のミュージックビデオを見た時に、初めてマイケルの存在を知った。それが出た時は、これはすごいと何度もビデオ録画を見直したものだった。踊りも素晴らしく目を見張るものがあったが、ガールフレンド役の女の子がかわいい、とか、それをマネして踊るんだという人がいたりと、話題性もあり、記憶違いでなければ、渋谷のセンター街でもスリラーの音楽が流れていた、という記憶もある。

マイケルのカッコよさも目を引いた。中性的だが人を引き付けるルックス(鼻の整形後でイケメン化も完了していた)、長い脚がクルクルとステップを踏み、ダンスも圧倒的にうまく、わあ、と思いながら見ていた。(子供時代からも圧倒的な歌唱力を持ち、すでに開眼していた感があった。)

私は、マイケルの東京ドームコンサートにも行っている(飽きっぽい私はすでに大ファンではなかったが、連れて行ってもらった)。残念ながら会場のキャパシティが大きすぎてマイケルが遠く、米粒のようだったので、もっぱら見ていたのは、会場内に設置された巨大スクリーンであったが、それでもリアルタイムで見ることができたという、とても良い思い出となっている。

映画の中で、所属していた宗教団体の教義に沿わないため、「スリラー」のMVがお蔵入りになりそうだったというエピソードあったが、このMVがあってこその華々しい世界デビューだったのではないかと思われた。

マイケルの華やかな表側の面を見ていただけのリアルタイム時代だったが、亡くなってから裏の側面をネットで知るにつけ、かわいそうな気持ちにもなってしまった。(お金があったが気がいいために、近づいた者に詐欺に近いことをされて、騙されたりたかられたりもあり、そういった苦労もあったようだ)が、世界一きれいな心を持っていたと思われ、俗物とかけ離れていた、そういう面でも素晴らしい人だったのだなあと改めて思った。

映画は途中のエピソードで終わってしまい、これは続編が出ること間違いなしだと思ったのだった。




2026年6月12日金曜日

ネバーアフターダークを観てきました

 


ある洋館のオーナー(木村多江)から、霊障の問題を解決に向かった霊能者(穂志もえか)。夜になると、廊下の戸棚の戸をガリガリとひっかき始める、人ではないもの。そういうものへの不気味感も良く描かれている。

一連の騒動を巻き起こしたのはある変質者の男だったのだが、その男も、自分の生霊によって半殺しの目に遭うという展開だった。

途中、オーナーの息子(賀来賢人)へのなぶり殺し的な殺人や、過去の被害者たちが歯を抜かれていく映像が、手にした歯を通して見えてしまったおぞましさ、警官を罠に誘う、怪しさ満点な手振りの異様さなども描かれ、猟奇的変質者的な、犯人の様子にもかなりぞっとさせられる。

霊もそれなりに不気味で恐ろしかったりするが、生きている人間も恐ろしい。それが良く描かれている作品である。


2026年6月5日金曜日

プラダを着た悪魔2 を観てきました

 


前作とはなんと、20年も間が空いているようであり、テレビの再放送で1はちょっと見たような気分になっていたが、前作の説明があまりないまま続編が始まってしまった感じで、前作の設定を思い出すのにちょっと苦労した。

とにかく、ファッション業界のおしゃれな感じ、都会の雰囲気、そして今作は、イタリアも舞台となって、イタリアの自然や街並み、素敵なパーティ会場の景色、きらびやかな衣装など、いいとこどりの風景が広がっていた。

レディ・ガガもファッションショーを演出する一翼を担ってかっこいいパフォーマンスを演じていた。やはり、歌がうまいなあと感じた。

そして、登場人物が20年を経た今も、あまり老け込んでいない(特殊メイクなみの努力はしているかもしれないが)ので、びっくりした。風景の美しさ、物語の構成、ファッションの美しさや登場人物のカッコよさと、さすが、夢の世界である。

ミランダ(メリルストリープ)の衣装で、黒字にさまざまな色のストーンをほどこした衣装が、キラキラ感があって、いいなあと思った。


ザ・マミー 棺の中の少女 を観てきました

 


往年の名作で、ブレンダン・フレイザー主演シリーズの「ハムナプトラ(原題・The Mummy)」とは多分、別物。

こちらは完全にホラーで、かわいらしかった少女が誘拐されて、ミイラに仕立て上げられてしまうという恐ろしい物語。

呪いのために完全に妖怪と化し、家族たちにも呪いを感染させたりと、恐怖に陥れる。

https://www.google.com/search?q=%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%9F%E3%83%BC+%E6%A3%BA%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AE%E5%B0%91%E5%A5%B3&rlz=1C1FHFK_enJP1154JP1154&sourceid=chrome&ie=UTF-8

ひたすら不気味な外見、したたる体液などのおどろおどろしさ、やがてはエクソシスト映画のように念動力でものを動かして人を襲いだすという、モンスターを相手とした、ハリウッド映画らしい展開となったのは、ああいつもの感じだという感想である。

最後はハッピーエンドというほどではないが、ミイラの呪いをかけた元凶の女が捕らえられ、逆に呪いを転移されて、被害家族らがなんとか呪いから解放されるであろう、という結末であった。


2026年5月20日水曜日

ゼイ・ウィル・キル・ユー を観てきました

主演のザジー・ビーツさんは、見た目からどのような血統なのかわからなかったが、アフリカ系xドイツ系の血統のハーフのようだった。


 10年前に生き別れた妹を訪ねて、メイドとして潜入したマンション。そこの主人たちは悪魔と契約しており、(毎年だっただろうか)一人につき一人、いけにえにささげることで、生きながらえて永遠に死なない、という契約で永遠に生きる、悪魔崇拝者たちであった。

首をはねても再接着したり、吹き飛ばして粉々にしても、残っている体から新しい首が少しづつ生えてきたりと、ユーモラスな感じもするが、伏魔殿マンションのエアーダクト的な通路をはいずって逃げていくハラハラ感、怪人たちとやり合うアクションシーンなど、いろいろな場面が流れていく。

見どころは、入れられていた刑務所内の受刑者同士でやり合うことで、鍛えぬかれたとされる主人公の戦闘能力で、怪人たちを逆にぶち殺していく爽快感だろうか。一歩間違えればやられてしまうというのもあり、メインキャスト全員がケガをして、バイオレンス的で血も流れたり、画像も汚い感じがしなくもないが、ストーリー展開はそれなりに良かっただろうか。

映画観覧の途中でマルフォイの人に似ている、と一瞬思ったが、ハリーポッターのマルフォイ役を演じたトム・フェルトンが、怪人の一人を演じていたというのが、あとで調べて納得できた。

すでにいいおじさんで、子役時代のマルフォイとはずいぶん雰囲気が違う。



2026年5月17日日曜日

清水ミチコ万博 ひとりPARADE 2025.1月2日 @日本武道館(WOWWOW)を観て

 


清水ミチコさんは、素顔もとても素敵だが、いつもなんだかふざけてやらかしたい、と言わんばかりの雰囲気に満ちていて、TVで見かけるとそれが印象的な人である。

人を見ると冷やかしたくなる、というのが清水さんの原動力となり、面白おかしいものまね芸となるようである。

実際にまとめた長編版を観たことはなかったが、たまたまTV番組でライブ版を見ることができた。

特に面白かったのは、故・瀬戸内寂聴さんと、モノマネ岡本太郎(松尾スズキ)さんとの対談に臨む黒柳徹子さんのモノマネだった。Creepy NutsのBling Banban Bornの曲に合わせた、寂聴さんの支離滅裂な説教、モノマネ岡本太郎もなかなかの爆笑ものだったが、それに対応する徹子さんの態度のモノマネもおかしく、無言でジーッと凝視するところも笑えるものだった。

他にも、実の弟や、木村光輝さんというブルース歌手も共演したり、1970年代のヒット曲のモノマネも非常にうまく、何よりもピアノが大変上手で素晴らしく、大変に多芸であると思われた。が、何よりもとにかく、いつも何かやらかしそうな雰囲気が、大変気になり目を離せない人であると思う。


2026年4月15日水曜日

ジュラシック・ワールド/復活の大地




スカーレット・ヨハンソンや、マハーシャラ・アリなどの人気俳優が出ているが、シリーズにマンネリ感がでてきたのだろうか、ストーリーのメリハリ感、目新しさ感が少し弱い感じもした。

家族でのんびり行きたそうな雰囲気の中、ヨットでのクルーズでいきなり出没しだしたモササウルスやスピノサウルス。海中の巨大なヒレを見て「まだ生き残っているのなら」などと悠長なことを言い出し、クルーズが命に係わるほど危険なものだと認識してこなかった家族らに驚きである。

シーンごとには、印象的な部分もあるので、記載することにした。海竜たちに襲われ、なんとか島に突っ込んで上陸したのだが、そこでも早速砂浜で襲われてしまう。以下のスクショは、まるで昔のポリゴンゲームのように、あれよあれよという間に立体化して目の前に立ちはだかる障害物またはモンスターのような、スピノサウルスの出現の仕方であった。

浜辺の岩かと思いきや、起き上がり、あっという間に仲間の女性を襲って海に引きずり込んでしまったというシーン。あっけにとられてしまうと同時に、なんだか夢をみているかのような海辺の風景である感じがした。

1.ただの海辺の岩としか思えない

2.鎌首をもたげ始めた

3.まさかのスピノサウルスの出現

4.(たぶん)荷物ごと持って行ってしまったようだった。仲間がかけよるも、すでに海の中へ。

周辺の空気も薄くけむり、なんだか、夢の中のような幻想感もあったので、切り取ってみた。



 




2026年3月2日月曜日

ブゴニア を観てきました

とある大きな会社を経営する女性社長、彼女は実はアンドロメダ星人だということだった。

https://www.google.com/search?q=%E3%83%96%E3%82%B4%E3%83%8B%E3%82%A2&rlz=1C1FHFK_enJP1154JP1154&sourceid=chrome&ie=UTF-8#cobssid=s

エマ・ストーンが女社長を演じているが、どうもエマ・ストーン(ララランド、ゾンビランド、アメイジング・スパイダーマンなどに出演)とマーゴット・ロビー(ウルフオブ・ウォールストリート、バービーなどに出演)がごちゃ混ぜになってしまっていたが、それぞれ別の人である。

単なる思い込みの激しい男が、従弟と一緒に社長を誘拐し、自分の家の地下室に監禁するという話なのかと思いきや、後半から雰囲気があやしくなってきた。宙に浮く誘拐犯の母親の状態はどうみても普通ではなかったが、異常な点はそのくらいかな、と思っていた。

やがて、自責の念に駆られた従弟は、猟銃自殺をしてしまったが、頭が弱いばかりに誘拐犯の共犯にさせられ、化学薬品接種による「去勢」をさせられて心は落ち込み、プレッシャーに耐えられなくなってしまったという成り行きだったが、純粋そうな子供のような目をした彼が、自殺してしまったのは意外にショックでかわいそうであった。

さておき、ストーリーは流れて、逃げ出した社長が会社のそばで誘拐犯につかまり、社長室?のところまで誘導する。ワープ室だと言ってクローゼットの中に招き入れ、爆死させる。(誘拐犯の男は母親の復讐の名のもとに、被害者を虐待し、従弟を不幸にするなど悪いことをしすぎだったので、大変スッキリした。)

そこまではまったく、アンドロメダ星人を思わせる描写はどこにもない。が、搬送中の救急車から抜け出した社長の行く先は、宇宙船であった。そこで、人類の実験の失敗を告げ、人類の時間の終了を告げて地球ドームの模型?の天蓋を割った瞬間、全人類が突然死してしまうのであった。エゴに満ちて自分のことしか顧みず、人をだまし、陥れることばかりした人類は、アンドロメダ星人に絶望されたという結末。(宇宙船の中もいたって平凡で、予算的にはとても低予算映画な気がする。)

動画サイトに世界の終わり方を述べているストーリーがあり、その一つは、いきなり時間が止まってしまう終わり方を紹介していた。ちょうどこの映画のラストシーンと雰囲気が似ていると思ったが、今のところは単なるSFである。死ぬことへの恐怖はそれほどはないのかもしれないが、死に方は選びたいと思うので、いつ死んだかわからない死に方は、ある意味良いのではと思った。

犯人の母親が残した言葉に、「毒を食べさせ、病気にして、治療する。このマッチポンプで全部の部分で金もうけをする」といって女社長の製薬会社を?否定していたと思われたが、現代の闇をにおわせる一言なのではないかと思った。




2026年2月11日水曜日

ランニング・マン を観てきました

 

家族を助けるために、仕事にあぶれた男は、ランニング・マンに応募した。

会社の労働組合に、放射線の被害を友人のために告発したために、要注意人物として解雇された主人公。人道的に正しいことをすればするほど、経営者(資本家・支配層)に目をつけられて、虐げられていく社会。

そんな彼の娘が病気となり、薬代も稼ぐことができなくなっていた彼は、TVショーに出演させられて逃げ、追跡者たちの襲撃をかわして生き残ることで、大金を手に入れられる職業「ランニング・マン」に応募した。

テストで多くが脱落していった中、残ることができたのはいいが、暗殺者(ハンター)からの追っ手を逃れながら一日一度の生存報告もやらなくてはならない。監視システムも作動されており、そこから居場所を特定されるかもしれないのだが、とにかく危険がいっぱいで二人いた仲間たちも順番に殺されてしまった。

数々の潜伏先を転々としながら、AI画像による自分の偽画像を見させられたり、悪者に仕立てられたりと、ハイテク化の進む現在、画像はあてにならないものだと思わされる。

当局のウソまみれの支配、弱い物いじめの政策にうんざりとした一般大衆に声援を送られるようになった主人公。テレビを消してウソ情報から解放されるようになった多くの人たちが立ち上がり、TVショーを壊し始めた。

というあらすじだが、AI化もすすみ、これからいろいろなものが監視されるのではないかと言われている社会を、ある程度予告するようなものを感じた。


2026年2月2日月曜日

ファイブナイツアットフレディーズ2 を観てきました

 

今回は、4人のお人形以外に、「マリオネット」という新たなオバケも出てくる。

フレディーズの姉妹店が以前存在し、そこで女の子が殺害されたというが、呪いがかかってマリオネットにその魂が憑依してしまい、4人の人形を操り始めるという筋書きだったと思う。

楽しい娯楽施設の裏側には、暗くて怖い、子供をどこかに連れて行ってしまう人さらいがいる。そしてエンターテイメントのためのぬいぐるみも、どこか不気味で恐ろしい。そんなアメリカ的な怖い妄想を元に、良く作りこんだホラーストーリーである。