2021年5月22日土曜日

#生きている(2020年 韓国)

 


韓国のゾンビサバイバル映画。舞台の中心は、主人公の住居で籠城先となった自宅のマンションである。

たった一人でゾンビの危険を避けて毎日を過ごすうちに、みんな死んでしまったのだという孤独感に襲われ、自殺を図るも、向かいの部屋に住む女性の存在に気づき、やりとりをしながらも一緒に生き延びて逃げよう、という目標に向かうことになった。

ゾンビのメイクがどの程度の完成度かよく観察してみたが、よくできていてリアルであり、韓国映画のメイクのレベルは高いと思われる。


カーゴ


 

ジャンル的にはゾンビものなのだが、広い大地をめぐっていく旅物語的なものを感じた。

川を下る家型のいかだに乗った三人家族、夫婦と赤ちゃんだったが、お父さんが無口でシャイすぎる感じで、食料を取りに行ったボートにあやしい気配があったことを奥さんに言わなかった。奥さんも奥さんで、ノコノコと同じボートに行ったあげく襲われて感染してしまうが、そこから物語は展開していく。

夫は奥さんを捨ててまで先に進めない、と言い張って結局、車で病院に行くことにしたが、結局奥さんがゾンビになり、夫がかみ傷を負わされて感染。登場人物の精神的な?未熟さが大変もどかしい感じである。

そこから逃れて病院をめざすがろくな治療も受けれず、そこを離れるも荒廃した大地が大きく広がり、アフリカのサバンナかと思ったら、オーストラリアだという設定のようだった。

先住民アボリジニ系?の人たちが住む地域、横暴な白人男や先住民系の少女などとのかかわりあいを持ちながら、赤子を自分の代わりに世話してくれる人を求めていく夫の旅が描かれている。ゾンビになっていくタイムリミットに追われ、ゾンビにも追われる中、大自然に囲まれた世界観が、癒しを感じさせていると思う。


青鬼 ver.2(2015年)

 

くそ真面目そうなオタクキャラを演じるのは中川大志さんであった。(福士蒼汰にそっくりだと思っていたが、やはり巷でもそう思われているらしいが)この役ではとてもよくメガネが似合っていて好青年である。

ゲームの世界が現実となっておそいかかってくる。ゲームプログラミングをした男子が廃屋に迷い込んだ同級生たちに、ゲームリセットの方法を教えることで完全脱出を図る。ここで記憶までリセットされなくてよかったと思う。(また廃屋に入ってしまい、青鬼に殺されてしまうからである)。



2021年5月20日木曜日

イン・ザ・トールグラス 狂気の迷路

 


時空系ホラーの映画である。
少年の助けを呼ぶ声を聞いて、背の高い草むらに入っていったベッキーとカル。が、入ったが最後二度と出られない草むらであり、草むらの中で勝手に移動して?場所がどんどんずれていって方向がわからなくなるようであった。

迷路の真ん中にある巨大な石がすべての元凶で、胎児を捧げものとして奪って生きながらえている?のだろうか、草むらには石とその仲間の怪人?がおり、おなかの大きいベッキーが石のところに連れ去られる。

第一ターンで、石の番人?となっていた少年の父親が、ベッキーの恋人トラビスに倒され、かわりにトラビスが番人になってしまう。が、正気を保ったままのトラビスは、少年を外に逃がして、時系列を草むらに入る前のベッキーがやってきたところに戻し、草むらに入らないように警告をさせる。最後にトラビスは、仰向きのまま草むらに倒れていった。

このラストの不思議な感じは、草むらに入ってしまった少年の声が聞こえている中、番人トラビスも草むらにいると同時に、やってきたばかりのベッキーとカルが、声の主でありトラビスに逃がしてもらった少年に出会っているということである。そしてこの時系列のトラビスもまた、遠くのどこかにいるものと思われる。

 結局、声を発している少年と、逃げ帰ってきた少年が同時に存在しているので、二人が草むらで鉢合わせしたらどうなるのだろう、といった疑問も出てくるのだが、あまり細かい矛盾はほじくらないほうがいいのかもしれない、と思う。

2021年5月16日日曜日

スペクトル

近未来?SF。霊体系モンスターに少しでも触れると、体が化学変化を起こして即死する。

 独裁政権が政治を収める国で、恐るべき人体実験が行われていた。管轄の研究所では軍事兵器として、人間と科学を駆使して恐ろしいモンスターを作り出していた。

 その核になっている人間は、一人づつ脳と神経束だけのおぞましく痛々しい姿にされて、モンスターのコントローラーにされており、苦痛にのたうちながら、霊体モンスターの動きを制御(いろんなメカで接続されてシステムの一部になっている)している。

昔、兄から借りて観たことのある「ヴァンパイアハンターD」に出てくるマーカス兄弟の二番目の兄のシーンを思い出した。薬物注射を行うことで超能力を増幅させ、強力な霊体モンスターを操るのである。霊体は大変攻撃力が高く強力なのだが、それを出現させるための自身の本体は、召還を繰り返せば繰り返すほど衰弱し、挙句の果てにショック死した、というストーリーだったような気がする。

独裁政権の国では、人道的な感覚や倫理観があまり機能しなさそうなイメージがあるが、この映画でもかなりおそろしい人体実験によって、強力なモンスターが作られている。そういったイメージや恐れのようなものが、この怪物を描かせたのだろうと思う。


2021年5月9日日曜日

アウトブレイク~感染拡大~(2020)

 まさにコロナウィルスのことを描いているドラマ。テンポよく見れるので、連続再生していると、どこで区切ってよいかわからなくなるくらい見続けてしまう。この作品では、感染源が特定されてから急速に事態収束に向かった。


ネトフリのドラマ。

こちらのドラマでは、発生源がはっきりと最後に特定され、せん滅することができた。
残念ながら現実世界だと、そうはいかないようである。唯一の解決方法は、個人レベルの努力、隔離、自粛、それとワクチンになりそうであると思う。


2021年5月2日日曜日

ネトフリ・いろいろ

 湖へ



オクトパスの神秘・海の賢者は語る



世界の摩訶不思議な家

世界の大豪邸はやはりスケールも違うが、心の安らぎを得られるメンタル性の高いものが紹介されていて興味深い。


WOWWOW休止で

 子供が検査入院中にNetFlixを契約して見ていたのをきっかけに、こちらも見てみたところ、WOWWOWのように「見たい映画をやっていたら、タイマー録画にして後から見る」といった待ち形式のチャンネルよりも、見たいものを選択して見られる形式のほうが向いていると感じられた。WOWWOWは確かにレンタルだったらしないような良質の映画も、たまに見れたりはするが、最近見たいというものが減ってきているような気がしている。

 ネット系の映像サービスは、Huluを7年位前に試してみたのだが、創生期だったためか、ドラマや映画に興味のあるもの・見たいものが少なく、魅力を感じられなかったため、早々にやめてしまった。

 ネトフリも同様視して放置していたのだが、数年経過したりインフラが整えられたりで、質や量も向上しているかもしれない。

 サブスクリプション、サブスクリプション、となんやらなじみのない単語を目にするようになったが、いわゆる月額契約や定期購読などのサービスのことであって、WOWやネトフリもその一種である。使用スタイルに合っているのと、料金もWOWよりややお安め、サブスクリプションメニューを変更して、いったんネトフリに切り替えた。