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| 異空間サスペンス、日本の「8番出口」に雰囲気のやや似ているこちらの映画だが、どういった光景が次に広がるか、観客も体験しながら進んでいくところが楽しめる。 |
いわゆる「脱出ゲーム」的な感じのする映画だった。空間は主に室内であり、何があるかを探索しながら先にすすんでいく流れである。
が、こちらは、異形の怪人たちが出てきて、襲い掛かってくる。全く売れない家具店のオーナーが、知り合いの男女を呼んで三人で、店舗の地下に広がる異空間への探索に出る。ところが、結果として全員殺されてしまった。
店のオーナーの治療を担当していた精神科医の女性、彼女は自分の家を地上げされて奪われた記憶があるようだが、彼女の失った家の室内が、地下の異空間の中に再現されているような画像があったので、心と異空間がつながっていると思われる。地下に行くほど、本物とかけ離れていく室内が、下へ下へと続いていくように描かれていたと思う。
精神科医の女性は最後、実験対象として監禁されたようだが、ラストシーンのあたりで彼女の手の指が、6本になっていたようだった。(たぶん)そこから、彼女も異世界の住人に変化した(していく)様子がうかがえる。
劇中、二度ほど繰り返された言葉がある。「犬を見たことがない人が、特徴を聞きながら犬の絵を描く。するとやはり、元の犬とはどこか違ったものが描かれてしまう」的なことを言っていたと思う。異形の怪人や、おかしな部屋。オリジナルの特徴は部分的にはありながらも、見た目の異常性、オリジナルからのコピーエラーのような不気味さがある。
それを作り出したのは誰なのだろうか。実物を見たことがない誰か(何か)が、エラーコピー品を作り出しているとしたら、おそらくだが異空間が、その土地に関係した人たちや、空間に触れた関係者たちの意識を吸い取ってコピーし、おかしなものを作り出しているようである。






