2026年6月27日土曜日

Michael/マイケル を観てきました

 


マイケルの実の甥(兄のジャーメイン・ジャクソンの息子)である、ジャファー・ジャクソンがマイケルに扮して演じ切っている。

映画が終わるころには、マイケルの面影も感じさせてくれるジャファーさんの顔にも、かなり親しみがわいた。

伝記映画ということで、マイケルの半生が描かれていた。支配的な父ジョセフと、彼から受けた心の傷、子供時代の喪失など、受けた被害も大きいが、ジャクソン兄弟たちを音楽の道にすすませたのも父だった。

はじめは、インディアナ州・ゲーリーという製鉄所のあるところで父が働いて生計をたてていたようだったが、「おまえは、貧乏黒人のままでいいのか。」とマイケルに言っていた。父はそこから脱出したかったのだろう。住む場所、仕事、黒人、と最初の時点だと、当時のアメリカ社会の中では、あまり恵まれていなかったという背景が感じられた。

アーティストとして成功し、大人になったマイケルは、父からの独立を目指すようになり、身辺護衛のビルから、弁護士を立てると良いという知恵を授かる。そこから父に反撃を開始した。
数々のメガヒット曲を生み出しながらも、家族との軋轢、心の傷、撮影中のケガ(死因にもなったと思われる薬の投与が始まる原因)と一生続いた後遺症など、光と闇の対比も描かれ、どちらをとっても心に深く残るものだった。

私の世代はマイケルのリアルタイム世代で、「スリラー」のミュージックビデオを見た時に、初めてマイケルの存在を知った。それが出た時は、これはすごいと何度もビデオ録画を見直したものだった。踊りも素晴らしく目を見張るものがあったが、ガールフレンド役の女の子がかわいい、とか、それをマネして踊るんだという人がいたりと、話題性もあり、記憶違いでなければ、渋谷のセンター街でもスリラーの音楽が流れていた、という記憶もある。

マイケルのカッコよさも目を引いた。中性的だが人を引き付けるルックス(鼻の整形後でイケメン化も完了していた)、長い脚がクルクルとステップを踏み、ダンスも圧倒的にうまく、わあ、と思いながら見ていた。(子供時代からも圧倒的な歌唱力を持ち、すでに開眼していた感があった。)

私は、マイケルの東京ドームコンサートにも行っている(飽きっぽい私はすでに大ファンではなかったが、連れて行ってもらった)。残念ながら会場のキャパシティが大きすぎてマイケルが遠く、米粒のようだったので、もっぱら見ていたのは、会場内に設置された巨大スクリーンであったが、それでもリアルタイムで見ることができたという、とても良い思い出となっている。

映画の中で、所属していた宗教団体の教義に沿わないため、「スリラー」のMVがお蔵入りになりそうだったというエピソードあったが、このMVがあってこその華々しい世界デビューだったのではないかと思われた。

マイケルの華やかな表側の面を見ていただけのリアルタイム時代だったが、亡くなってから裏の側面をネットで知るにつけ、かわいそうな気持ちにもなってしまった。(お金があったが気がいいために、近づいた者に詐欺に近いことをされて、騙されたりたかられたりもあり、そういった苦労もあったようだ)が、世界一きれいな心を持っていたと思われ、俗物とかけ離れていた、そういう面でも素晴らしい人だったのだなあと改めて思った。

映画は途中のエピソードで終わってしまい、これは続編が出ること間違いなしだと思ったのだった。




2026年6月12日金曜日

ネバーアフターダークを観てきました

 


ある洋館のオーナー(木村多江)から、霊障の問題を解決に向かった霊能者(穂志もえか)。夜になると、廊下の戸棚の戸をガリガリとひっかき始める、人ではないもの。そういうものへの不気味感も良く描かれている。

一連の騒動を巻き起こしたのはある変質者の男だったのだが、その男も、自分の生霊によって半殺しの目に遭うという展開だった。

途中、オーナーの息子(賀来賢人)へのなぶり殺し的な殺人や、過去の被害者たちが歯を抜かれていく映像が、手にした歯を通して見えてしまったおぞましさ、警官を罠に誘う、怪しさ満点な手振りの異様さなども描かれ、猟奇的変質者的な、犯人の様子にもかなりぞっとさせられる。

霊もそれなりに不気味で恐ろしかったりするが、生きている人間も恐ろしい。それが良く描かれている作品である。


2026年6月5日金曜日

プラダを着た悪魔2 を観てきました

 


前作とはなんと、20年も間が空いているようであり、テレビの再放送で1はちょっと見たような気分になっていたが、前作の説明があまりないまま続編が始まってしまった感じで、前作の設定を思い出すのにちょっと苦労した。

とにかく、ファッション業界のおしゃれな感じ、都会の雰囲気、そして今作は、イタリアも舞台となって、イタリアの自然や街並み、素敵なパーティ会場の景色、きらびやかな衣装など、いいとこどりの風景が広がっていた。

レディ・ガガもファッションショーを演出する一翼を担ってかっこいいパフォーマンスを演じていた。やはり、歌がうまいなあと感じた。

そして、登場人物が20年を経た今も、あまり老け込んでいない(特殊メイクなみの努力はしているかもしれないが)ので、びっくりした。風景の美しさ、物語の構成、ファッションの美しさや登場人物のカッコよさと、さすが、夢の世界である。

ミランダ(メリルストリープ)の衣装で、黒字にさまざまな色のストーンをほどこした衣装が、キラキラ感があって、いいなあと思った。


ザ・マミー 棺の中の少女 を観てきました

 


往年の名作で、ブレンダン・フレイザー主演シリーズの「ハムナプトラ(原題・The Mummy)」とは多分、別物。

こちらは完全にホラーで、かわいらしかった少女が誘拐されて、ミイラに仕立て上げられてしまうという恐ろしい物語。

呪いのために完全に妖怪と化し、家族たちにも呪いを感染させたりと、恐怖に陥れる。

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ひたすら不気味な外見、したたる体液などのおどろおどろしさ、やがてはエクソシスト映画のように念動力でものを動かして人を襲いだすという、モンスターを相手とした、ハリウッド映画らしい展開となったのは、ああいつもの感じだという感想である。

最後はハッピーエンドというほどではないが、ミイラの呪いをかけた元凶の女が捕らえられ、逆に呪いを転移されて、被害家族らがなんとか呪いから解放されるであろう、という結末であった。


2026年5月20日水曜日

ゼイ・ウィル・キル・ユー を観てきました

主演のザジー・ビーツさんは、見た目からどのような血統なのかわからなかったが、アフリカ系xドイツ系の血統のハーフのようだった。


 10年前に生き別れた妹を訪ねて、メイドとして潜入したマンション。そこの主人たちは悪魔と契約しており、(毎年だっただろうか)一人につき一人、いけにえにささげることで、生きながらえて永遠に死なない、という契約で永遠に生きる、悪魔崇拝者たちであった。

首をはねても再接着したり、吹き飛ばして粉々にしても、残っている体から新しい首が少しづつ生えてきたりと、ユーモラスな感じもするが、伏魔殿マンションのエアーダクト的な通路をはいずって逃げていくハラハラ感、怪人たちとやり合うアクションシーンなど、いろいろな場面が流れていく。

見どころは、入れられていた刑務所内の受刑者同士でやり合うことで、鍛えぬかれたとされる主人公の戦闘能力で、怪人たちを逆にぶち殺していく爽快感だろうか。一歩間違えればやられてしまうというのもあり、メインキャスト全員がケガをして、バイオレンス的で血も流れたり、画像も汚い感じがしなくもないが、ストーリー展開はそれなりに良かっただろうか。

映画観覧の途中でマルフォイの人に似ている、と一瞬思ったが、ハリーポッターのマルフォイ役を演じたトム・フェルトンが、怪人の一人を演じていたというのが、あとで調べて納得できた。

すでにいいおじさんで、子役時代のマルフォイとはずいぶん雰囲気が違う。



2026年5月17日日曜日

清水ミチコ万博 ひとりPARADE 2025.1月2日 @日本武道館(WOWWOW)を観て

 


清水ミチコさんは、素顔もとても素敵だが、いつもなんだかふざけてやらかしたい、と言わんばかりの雰囲気に満ちていて、TVで見かけるとそれが印象的な人である。

人を見ると冷やかしたくなる、というのが清水さんの原動力となり、面白おかしいものまね芸となるようである。

実際にまとめた長編版を観たことはなかったが、たまたまTV番組でライブ版を見ることができた。

特に面白かったのは、故・瀬戸内寂聴さんと、モノマネ岡本太郎(松尾スズキ)さんとの対談に臨む黒柳徹子さんのモノマネだった。Creepy NutsのBling Banban Bornの曲に合わせた、寂聴さんの支離滅裂な説教、モノマネ岡本太郎もなかなかの爆笑ものだったが、それに対応する徹子さんの態度のモノマネもおかしく、無言でジーッと凝視するところも笑えるものだった。

他にも、実の弟や、木村光輝さんというブルース歌手も共演したり、1970年代のヒット曲のモノマネも非常にうまく、何よりもピアノが大変上手で素晴らしく、大変に多芸であると思われた。が、何よりもとにかく、いつも何かやらかしそうな雰囲気が、大変気になり目を離せない人であると思う。


2026年4月15日水曜日

ジュラシック・ワールド/復活の大地




スカーレット・ヨハンソンや、マハーシャラ・アリなどの人気俳優が出ているが、シリーズにマンネリ感がでてきたのだろうか、ストーリーのメリハリ感、目新しさ感が少し弱い感じもした。

家族でのんびり行きたそうな雰囲気の中、ヨットでのクルーズでいきなり出没しだしたモササウルスやスピノサウルス。海中の巨大なヒレを見て「まだ生き残っているのなら」などと悠長なことを言い出し、クルーズが命に係わるほど危険なものだと認識してこなかった家族らに驚きである。

シーンごとには、印象的な部分もあるので、記載することにした。海竜たちに襲われ、なんとか島に突っ込んで上陸したのだが、そこでも早速砂浜で襲われてしまう。以下のスクショは、まるで昔のポリゴンゲームのように、あれよあれよという間に立体化して目の前に立ちはだかる障害物またはモンスターのような、スピノサウルスの出現の仕方であった。

浜辺の岩かと思いきや、起き上がり、あっという間に仲間の女性を襲って海に引きずり込んでしまったというシーン。あっけにとられてしまうと同時に、なんだか夢をみているかのような海辺の風景である感じがした。

1.ただの海辺の岩としか思えない

2.鎌首をもたげ始めた

3.まさかのスピノサウルスの出現

4.(たぶん)荷物ごと持って行ってしまったようだった。仲間がかけよるも、すでに海の中へ。

周辺の空気も薄くけむり、なんだか、夢の中のような幻想感もあったので、切り取ってみた。