2026年11月1日日曜日

クレイフェイス を観てきました

 

顔が何らかのトラブルで溶け始める、という内容まではわかったが、後半の展開までは見るまでわからなかった。

売れ始めの俳優だった主人公が、ヤクザに絡まれて顔を切り刻まれ、ボロボロの顔にされてしまう。整形手術や訴訟の費用のため、ほぼ全財産もなくして絶望の中、あるバイオ技術を目にしてそれに賭けた。

実用化もされない中、危険な賭けに出たところ、顔が心の持ち方によって自在に変化するという特性を得て、それを使って自分を陥れた者たちに復讐を行う、という話であった。

顔がドロドロに溶けてしまい、ただのモンスターになった、という筋書きかと思ったが、それだとそこで話が終わってしまうので、筋書きとしてはこちらの方が正しい運び方だと思う。

主人公の犯行だと知った、バイオ技術を開発した女医は、彼を最後は死に至らしめようと考えたが、結局彼は生き延びた。死んだと思っていた彼を見つけた女医は、彼を受け入れて合体するのだが、そこでただの巨大なモンスターになってしまい、幕が下りるというラスト。そのラストは正直、いらないと思った。

なんだか最後は安物のホラーになってしまったような、そんな感じがしたので、排水溝に溶けて流れた彼の細胞が、別のもっと違う生き物と合体し、なにか他の生物になる、くらいの展開の方が良かったような気がする。

また、ボディ系ホラーという意味で、前に公開された「サブスタンス」的な流れを感じさせる映画であり、また、異質のものと合わさって、元の自分と明らかに異質のものに変化したという点では、「ザ・フライ」的なものも感じさせる映画だと思った。


2026年10月23日金曜日

ファイナルデッドブラッド(アマプラ)

 

ファイナル・デッドシリーズは殆どフォローして見ていたが、本作は、たまたまアマゾンプライムで見られることがわかった。

スカイタワーが大崩壊を起こし、多数の死者が発生、というのを予見し、数十年にわたって阻止し続けた主人公の祖母。死神から逃れるための深い分析をおこない、変人と言われ続けながらも、自分だけの要塞的住居にたった一人、住み続けていた。ところが家を出たとたんに壮絶な事故死を遂げ、主人公も親族らとともに、死の連鎖に巻き込まれていく。

ミキサー車に巻き込まれたり、MRIの装置に巻き込まれたりと、ショッキングな死は止まらない。ハラハラさせながら、視聴者を楽しませていく。

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シリーズをさっとあげると、以下の通りのようである。

公開順(全6作)
  1. 『ファイナル・デスティネーション』(2000年)
  2. 『デッドコースター』(2003年)
  3. 『ファイナル・デッドコースター』(2006年)
  4. 『ファイナル・デッドサーキット 3D』(2009年)
  5. 『ファイナル・デッドブリッジ』(2011年)
  6. 『ファイナル・デッドブラッド』(2025年) 

と、なっている。

そして、映画「キャンディマン」から強い印象を与え続け、ファイナルシリーズに出演し続けてきた黒人俳優、トニー・トッドさんの遺作となったのが本作のようである。解剖学の先生として出演しているが、顔が痩せすぎてものすごく小さくなってしまっており、別人レベルだった。本人かどうか後からも確認したのだが、やはり末期がんをかかえたトニートッドさんであった。ここまで人相が変わるほどとなると、病気しか考えられないが、映画公開の翌年2025年に亡くなられたということ。とても残念である。

他の人のXを見つけたので転記しておく。


この投稿の通り、役柄のこのセリフを口にして去っていく姿が、現実ととてもリンクしている感じがした。

黒人ながらも細目で、やや東洋的にも見える切れ長の目が大変神秘的である。たしかにカッコイイ系なのだが、その上下にある黒い隈に縁どられた目で、呪いの言葉を唱えられると、逃れられなくなるような不気味さを、映画の役どころから感じられるのは、すごいと思った。まさに、ホラー映画にとても合う面持ちと雰囲気に恵まれた俳優さんだったと思う。

2026年10月19日月曜日

ディスクロージャーデイ を観てきました

 



サイコダイバーとなって、情報隠滅のために暗躍する悪者の親玉的な、ノア・スカンロン。その目元が、まさかと思っていたのだが、キングスマンに出演していたコリン・ファースを思い出させ、実際にそうであったのでびっくりした。この悪役は、個人的には本当に嫌いで、頑固でずるがしこく、狂信的で、いつも悪いことを企んでいる悪者の中の悪者、というイメージであった。情報を隠すことこそ正義だ、というのは、ものすごい思い上がりというか根拠の間違った正義感なのではないだろうか。

宇宙人目線からすると、どこかの田舎の星にたまたま宇宙人が不時着したり、情報が洩れそうになった時に、そこの族長が、自身の利益のために真実をもみ消し、自分だけの情報として利用したりするのだとしたら、宇宙全体からしたら非常に稚拙で幼稚かつ、低次元で野蛮、そんなイメージしか持たれないかもしれない。

そして隠されようとしていた情報は、残念ながら、すでにネット上の都市伝説としてまことしやかに流されていた話ばかりだったので、新鮮味はなかった。宇宙人による連れ去り事件、ロズウェル事件の話など、真実だというメディアによる報道は一切なくても、ネットやそういった類の本などを読んでいたりすると、なんとなくは聞いたことのある内容である。

ただ、この映画の内容が、これから現実に起こることの予告だったとすると、重大なニュースの予告として、大変重要な意味を持ってくる。

この映画の見どころは、真実が公表されるまで、それを公表しようとする者と、阻もうとする者との間で、熾烈な争いが起こされ、ハラハラするところだと思う。



2026年10月14日水曜日

バイオハザード を観てきました

 

2002年公開のミラ・ジョヴォヴィッチ主演映画と全く題名がかぶるのだが、それとはまったく無縁の映画のようである。旧作は、カプコン社のプレステゲームを題材に作られたものであり、ゲーム「バイオハザード」は、私も一度はプレイしたものだった。ドア開閉による「ギィ~~」というきしみ音、ゾンビの不気味な「ア~~~」という唸り声が、プレイの間鳴り響いた。

カプコンゲームの流れは旧作バイオハザードほど引きついていないが、ラクーンシティや研究の失敗による都市壊滅は同じであった。

配達員をしている主人公が、病院スタッフからラクーンシティへの配達を頼まれる。そこで映画の外にいる私たちは、そこがとんでもない場所だということを知っているので、即、辞退するが、主人公は気づかない。

以下、たくさんのツッコミどころを記載したいと思う。

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①配達の途中で女性(ゾンビ)をはねてしまい、雪の中を探すが、その足跡が、がけの下に下っていくばかり。その時点でおかしいと思って車に戻るべきである。見つけた女性を助手席に乗せた。運よく襲われないまま走行、パトカーの警察官に後ろから警告を受けて、彼に女性を預ける。(警官は殺害された)

②犬に追われて腹いせにはしごを投げつけ、よけられた上に、自分が降りるためのはしごを失う。飛び降りて痛い目に。

③トレーラーの中にいる少女の足がすでに変異変形しているのに、一緒に助けを探そうと言って手を差し伸べた結果、襲われて噛みつかれ、とうとう感染。適当に言ってサッサと離れるべきであった。

④最後にたどり着いた研究所、ワクチンの材料を届けに来たという主人公を、ノーチェックで入れてしまう。感染者かどうか確かめもせずに危険すぎると思った。

⑤ワクチン注射を打ってほしいという主人公の声を無視して、どうしても待機ヘリに渡そうとする研究者だったが、すでにゾンビ化した彼に完全に襲われていたから、どうせ死ぬ運命。一部の少量でも、さっさと接種するべきであった。(ワクチンはビルから落下して破損・喪失。研究ヘリも、ゾンビの主人公も、捕まった研究者も、誰も何も得られなかった)

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と言った感じで怖いながらも面白くストーリーが展開していった。当然ながら、登場人物たちの「やらかし」がないと、このストーリーは面白い展開がされていかないので、そこは理解している。

たどり着いた民家の中で、倒したゾンビと、襲ってきたゾンビが合体し、首が吸収されてなくなっていくのを見て、どうなるのだろうかと思っていたら、手足だけ二人分で、サークル状になってゴロゴロと転がる異形ゾンビとなったのが怖くて面白かった。

また、ゾンビの集まるドアのつっかえ棒を破壊してゾンビ雪崩を作り、サークルゾンビを撃退したのは良いシーンであると思った。




2026年9月12日土曜日

バックルームズ を観てきました

 

異空間サスペンス、日本の「8番出口」に雰囲気のやや似ているこちらの映画だが、どういった光景が次に広がるか、観客も体験しながら進んでいくところが楽しめる。

いわゆる「脱出ゲーム」的な感じのする映画だった。空間は主に室内であり、何があるかを探索しながら先にすすんでいく流れである。

が、こちらは、異形の怪人たちが出てきて、襲い掛かってくる。全く売れない家具店のオーナーが、知り合いの男女を呼んで三人で、店舗の地下に広がる異空間への探索に出る。ところが、結果として全員殺されてしまった。

店のオーナーの治療を担当していた精神科医の女性、彼女は自分の家を地上げされて奪われた記憶があるようだが、彼女の失った家の室内が、地下の異空間の中に再現されているような画像があったので、心と異空間がつながっていると思われる。地下に行くほど、本物とかけ離れていく室内が、下へ下へと続いていくように描かれていたと思う。

精神科医の女性は最後、実験対象として監禁されたようだが、ラストシーンのあたりで彼女の手の指が、6本になっていたようだった。(たぶん)そこから、彼女も異世界の住人に変化した(していく)様子がうかがえる。

劇中、二度ほど繰り返された言葉がある。「犬を見たことがない人が、特徴を聞きながら犬の絵を描く。するとやはり、元の犬とはどこか違ったものが描かれてしまう」的なことを言っていたと思う。異形の怪人や、おかしな部屋。オリジナルの特徴は部分的にはありながらも、見た目の異常性、オリジナルからのコピーエラーのような不気味さがある。

それを作り出したのは誰なのだろうか。実物を見たことがない誰か(何か)が、エラーコピー品を作り出しているとしたら、おそらくだが異空間が、その土地に関係した人たちや、空間に触れた関係者たちの意識を吸い取ってコピーし、おかしなものを作り出しているようである。


2026年9月8日火曜日

ラスト・サバイバー を観てきました

 


パンデミックにより、人類の大半が死滅した世界を背景としたストーリー。

主人公がパイロットで、小型機によって遠距離の場所まで移動できるということ、そこにチート級の大きなアドバンテージがあり、数々の冒険がある。そして、とある無線をキャッチしてから発信先を探す飛行を開始した。

飛行機の不調によって不時着した場所が、主人公にとっての運命の出会いとなる女性が父親と暮らしているところであった。その後、無線の発信先を突き止めて行きついた、エアーターミナル的な場所が、生き残れた文明の一部分を思わせていたが、そこはおびき寄せた訪問者を利用したり、食料として確保するとんでもない場所であった。

その後、脱出して主人公と分かれて残ったもう一人の男のところに戻り、彼も乗せて集落に向かうことになった。人間を信じなかった彼も心を開き、集団に溶け込んでいき、主人公も出会った女性と二人でともに歩んでいきそうな雰囲気でストーリーは終わった。

文明の再建は、以前と同じには到底不可能だと思われる中、残った人々が略奪者軍団から逃れ、新しい地で集まって人間的な生活(自給自足)を行いながら人間性を大事に生きていく。 最後には集落を作り、互いを支え合いながら生きていくだろうという話が、ネット上でもそこかしこで言われている週末世界である。

自分自身、パンデミックや戦争、天変地異や災害、極端な食料不足が起きたら生き残るかどうかは運任せであるが、生き残った場合は、残った品物は使えても、第一次産業革命(蒸気機関発明)前の社会に押し戻されていくだろうと思われる。

略奪者(略奪してもその場しのぎにしかならないと思う)や動物、有害生物、その他病気などへの脅威が増していくだろう。そして、インフラを動かす人がいなくなるということは、インフラがなくなるのと同じで、電気・ガス・水道もなくなるが、原子力発電所だとそれを管理する人もいないため、暴走・放射能汚染などの大事故につながりそうだというのもあり、いろいろ怖い。

2026年9月6日日曜日

ファントム・スレッド(2017年アメリカ)

 


デザイナーのレイノルズが、ウェイトレスだったアルマを見初めてモデルに起用することから始まり、恋に落ちて結婚した。そして、これまでにかたくなに守ってきた自分のしきたりや、記憶に残る母の亡霊の再現にとらわれてきた生活が、少しづつ変わっていく様子が描かれている。

味わいどころは、美しい洋館の中で繰り広げられているオートクチュールの世界、画像が耽美的で、情緒ある建物内の景色、美しい風景、背景を楽しむことができる部分だと思う。