顔が何らかのトラブルで溶け始める、という内容まではわかったが、後半の展開までは見るまでわからなかった。
売れ始めの俳優だった主人公が、ヤクザに絡まれて顔を切り刻まれ、ボロボロの顔にされてしまう。整形手術や訴訟の費用のため、ほぼ全財産もなくして絶望の中、あるバイオ技術を目にしてそれに賭けた。
実用化もされない中、危険な賭けに出たところ、顔が心の持ち方によって自在に変化するという特性を得て、それを使って自分を陥れた者たちに復讐を行う、という話であった。
顔がドロドロに溶けてしまい、ただのモンスターになった、という筋書きかと思ったが、それだとそこで話が終わってしまうので、筋書きとしてはこちらの方が正しい運び方だと思う。
主人公の犯行だと知った、バイオ技術を開発した女医は、彼を最後は死に至らしめようと考えたが、結局彼は生き延びた。死んだと思っていた彼を見つけた女医は、彼を受け入れて合体するのだが、そこでただの巨大なモンスターになってしまい、幕が下りるというラスト。そのラストは正直、いらないと思った。
なんだか最後は安物のホラーになってしまったような、そんな感じがしたので、排水溝に溶けて流れた彼の細胞が、別のもっと違う生き物と合体し、なにか他の生物になる、くらいの展開の方が良かったような気がする。
また、ボディ系ホラーという意味で、前に公開された「サブスタンス」的な流れを感じさせる映画であり、また、異質のものと合わさって、元の自分と明らかに異質のものに変化したという点では、「ザ・フライ」的なものも感じさせる映画だと思った。







