2025年11月1日土曜日

死霊館 最後の儀式 を観てきました

 


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今回は、霊能力者のウォーレン夫妻の娘・婚約者も登場する。娘が誕生するときのエピソードも描かれていたが、若い年代にさかのぼるために他の俳優を起用しており、いつもの夫婦役の二人ではなかった。良く似た雰囲気の俳優で、全編リキャスティングしてしまったのだろうか、どうせ別人を使うのなら、見た目を似せる意味はあまりないかなと思った。

が、やはりいつもの二人が大きくなった娘と登場して、ああこの二人でなきゃいけないなと安堵してしまった。

そして、娘を付け狙う悪霊的な存在、いわくつきの鏡を骨とう品店で購入した結果、ひどい心霊現象に襲われだした8人家族たち、それらがその怪奇現象の家に集結し、娘も家族らと、その呪いの鏡と正面対決することになった。

欧米の映画はとにかく、「モンスター」というはっきりした存在を前面に打ち出す傾向が強い。もちろん悪鬼の顔をした亡霊が突然出てくるととても怖いが、日本の心理的な怖さを描いたものとは味わいが違う。

シーン別で特に怖いなと思ったのは、結婚が決まりウェディングドレスの試着室に入った後、電話応対のために店員さんが出ていき、娘が一人、試着室に取り残されたシーン。部屋の照明も、真っ暗な中にスポットライトがともる配置の部屋で、周囲が真っ暗で、ミラーハウスのように合わせ鏡に囲まれた部屋。これは出る以外にない、と思った矢先、やはりオバケが出てきた。

お母さんのウォーレン夫人が、もしもヘンなものが見えそうになったら、それを見ないようにするための歌?呪文のようなものを、娘に教えた。

ありえない不気味なものが見えてしまう怖さが、良く描かれている。https://www.youtube.com/watch?v=-MDskUpY7P8 「ルーシーが財布をなくした、キティが見つけた。中にはお金が入っていなくて、リボンの縁飾りだけ。・・あなたは、そこにいない。」(幽霊に対してだろうか)なんだか脈略もない不思議な呪文だが、そんなものでいくら封じても、出てくるものは出てきてしまう。その回数が頻繁になるほど恐怖も増し、問題の大きさがわかってくる。

霊能力者はやはり、自分の能力を否定するのはできない運命だろうか。どうせ見えるのならと腹をくくり、困った人を助けるというのを使命としながら生きていくのが天命だと思われる。