2023年12月19日火曜日

ウルフオブウォールストリート

 


あらすじ;

1980年代後半のウォール街。証券マンのジョーダン・ベルフォートは26歳で会社を設立すると、富裕層を相手にモラルを欠いた巧みなセールストークで瞬く間に会社を社員700人の大企業へと成長させる。仲間とともに公然と詐欺まがいの取引を行い、巨万の富を築いた株式ブローカー。年収49億円の億万長者となった彼は、ドラッグまみれの豪遊生活に明け暮れて衆目を集め、捜査当局から目を付けられることになる。

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ジェットコースターのようなテンポの良い話の展開で、飽きずに面白く見れた。ドラッグ・乱交・詐欺まがいの悪徳商法・・と、ただれた生活を送っていく。主人公ジョーダンの彼の父親の言葉と同意見で、「きたならしい」ひたすら汚く汚れ切ったどぶ沼にどっぷりつかっている。が、投資者からお金を巻き上げるブローカーの社員として一人前に仕事をすると、誰もがリッチになっていく。

お金の力はすさまじく、欲しいもの(人の心や命、健康以外の物質面)は何でも手に入ってしまう。金か、道徳か?という悪魔のような問いかけをされているような気分になる。そしてドラッグは、くじけそうになる心を支えるうえで欠かせないものになってしまっているようだが、健康被害や命の危険もあり、偉業をなしとげるための代償となっている。(欧米の偉大な音楽アーティストなどにも、ドラッグ常用者がいるようだが、それを使用することで音楽性がさらに豊かになり、良い曲作りができるということもあるかもしれない。)