2023年11月14日火曜日

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こちらの人物の顔も写実的で、表情もわかりやすい。



今どき流行りの「アンダーソックス」を着用しているのも今風である。





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人物の表情がリアルであるのが最近の作風だろうか。





「新制作展?」を観てきました 1

 (展覧会名が他と混同した可能性あり・・)









2023年11月2日木曜日

死霊館のシスター 呪いの秘密 を観てきました

 

雑誌のページが高速でめくれ、シスターの姿をかたどったあと、本物が現れる。ところどころに怖いシーンがちりばめられている。

ホラーファンなら知っていると思われる、「死霊館シリーズ」最新作である。日本の霊や呪いといった類とは別で、「悪魔」というわかりやすい存在が復活しておそってくる。

教会の関係者がなぜか、「悪魔が復活してくる」とはっきりわかっていて断言するというところがえ、なんでわかるの?という不思議さもあるが、相手が悪魔だとわかればわかりやすい。が、ところどころのシーンが恐ろしく、びっくりしながら見ていった。

牧師の体が浮遊して炎上したり、暗闇の多い部屋や階段で、いきなりオバケが現れて襲い掛かってくるなどの、びっくりシーンが多い。が、もともとは霊というよりも悪魔であり、立ち向かうべき対象がはっきりしているところが日本的ではない感じがする。信仰の力をもって、神への気持ちを信じて最後は悪魔に打ち勝つ、というのがなんだかすごくわかりやすい。

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雰囲気的に似ており個人的に好きだと思った作品で、「インシディアス」(好きなのは、第一作目)というのがあるが、悪魔的な恐ろしい形相の女性が出てくるというところに共通点があるだろうか、今までなんとなく混同しそうになっていたが、シリーズとしては別物らしい。



2023年10月17日火曜日

ウェルカムトゥダリ

 先日、恵比寿ガーデンプレイスの三越跡地にできた施設を見に、そちらに行ったときに、隣にあるユナイテッドシネマで上映しているものをちらっと見たところ、ダリの自伝的映画が上映されていたので、興味をもったものだった。


アート関係の興味から、この作品をみることにしたのだが、作品については殆どふれられておらず、まさにダリ本人の生涯を描いた映画であった。

妻のガラは、ダリの才能をいち早く認めた一人であるが、いわゆる強烈な鬼嫁というのか、馬車馬のようにダリを働かせ、遊ぶ金やぜいたくなものを買う金を作るためにも作品を作らせようとしている。

ダリは自分が常に「ダリ」でいないといけないと思っていて、鬼嫁のガラに叱咤激励されないと作品が書けないという状態であったようだ。ダリの絵は素敵であると思うが、絵の生みの苦しみは半端ではなく、才能を絞り出すような感じであったのだろうか。そして、仕事に取り掛からない時間は酒池肉林のようなパーティを開催し、浪費も激しく生活は夫婦ともに乱れていた。

夫婦どちらにもだが、「老い」への恐れが感じられ、それをいやだと思いながら否定する姿勢も描かれていた。
ガラは若いミュージシャンを囲って資金援助をしてやったりと、やりたい放題を続けるが、ある時に若い秘書に、そのことをダリに暴露されて大変なことになる。

矛盾を抱えるほど大変になっていくのだが、そういう夫婦は時折いるかもしれない。半分わかっていたことかもしれないが、表面化してはいけない事実、というものがあるのだということ。無茶をしながらでも続けないといけないライフスタイル。そういった問題を抱えながら、この夫婦は生きてきた。本当だが言ってはいけないこと。若い者ほどそういうのがわからないし、真面目に黒白をつけたがり、暴露してしまうのだ。

スペインの片田舎への転居後、ガラが死去し、ダリも年老いて入院した。強烈な個性を持つ二人であったが、命は限りがあり、派手な生活も一時の花火のようなものだなという、人生のはかなさのようなものが感じられた。