都市伝説系の話を元にした映画で、7月5日に何かが起こる、というのをモチーフにした話である。もともとは漫画家・たつき諒さんのマンガ「私が見た未来」や、物理学者の保江邦夫さんの話がもととなっているようである。たつき諒さんと言えば、3.11東日本大震災の日付を当てたことで大きな注目を集めているが、最近ご本人が、出版社からの意向などで夢をみたのが7月5日だったのでその日が災害の起こる日だと書いてしまった、と弁明しているらしい。それを記述した本が出版されているそうなのだが、読んでいない。
なので、大災害が起こるのではなく、人々の意識が大きく変わるときだ、という説も出ており、何がなんやらわからない。が、せっかく映画化されたので、面白がるために観に行ってみた。
映画館は大きなところでは扱っておらず、池袋のインディーズ映画を上映しているところで上映していたので、そちらに行ってきた。
ある廃墟の建造物の上階で、一人の女性が、赤いコートの女性になにやらえらい剣幕で不倫を非難?していたが、突き落とされて転落死してしまう。が、赤いコートの女性は、これは本当の現実じゃないから大丈夫、などと謎の言葉を口にした。
その後、主人公女性が毎晩午前4時18分前後になると自宅周辺で激しい騒音を立ててドアを開けようとする不審者?のストーキングにあってノイローゼとなってしまう。なぜかTikTok映像に自身の部屋の動画が投稿されており、侵入者の映像も入っていた。(赤いコートの女だったはず)
そして、なぜか彼女を助けてくれようとした二名(職場の後輩、実家の父親)が、赤いコートの女に導かれるようにしながら廃墟の穴に向かっていき、落ちてしまう。(「あちら側」?に引き込まれた状況?)
通り魔に何度も刺されて殺されるシーンも幾度かあったが、何を象徴していたのだろうか。ネタバレ的な投稿があるか、ネットレビューを見てみたところ、酷評ばかりであったが結局よくわからなかった。
結論としては、主人公は引き込まれなかったかもしれないが、当日のその時間に、激しい地震に見舞われた。
ということで、赤いコートの女に引き込まれた人間と、そうでない人間がいること、主人公は執拗なストーキングと脅迫におびえ、また、通り魔に刃物で刺されて死ぬ夢を何度もみさせられ、そして7月5日運命の時間が来た時に、激しい地震が始まった、という流れだけつかんだのだが、映画ではその意味説明をする部分が全くない。
都市伝説の中に諸説あるが、自分の好きな感じで解釈しておくしかないだろうか。