2017年3月17日金曜日

「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」を観てきました

特殊能力を持つ子供たち。1943年9月3日という閉鎖時間の中を永遠にループして生き続けていた。

 他作品でいうところの、ハリー・ポッターの魔法学校、X-MENのミュータント学園といったところだろうか。タイムループという守られた空間、特殊能力を持つ子供だけが入れる空間に主人公の男の子が入り、さまざまな事柄に巻き込まれていく。

 施設が爆撃される直前で時間をとめて逆回しして、また1日の始まりから時間をやり直し。だが、リセットされるのは時間だけで、記憶はどうやらそのままらしい。

 時間のループを題材にした話は他にもいろいろあると思うが、古くは子供時代に見たアニメ「うる星やつら映画版・ビューティフルドリーマー」というものを思い出す。
 そこでは学園祭前日の一日がぐるぐると繰り返されるのだが、記憶もリセットされてしまうため、誰も気づかない。だがある教員が、おかしいと気づいて発狂しそうになることが発端になっていく、というストーリー。

 そういった中、奇妙な子供たちの能力が不思議感をさらにかもしだす。悪の能力者バロン、人間に戻るために子供たちの目玉をとって食おうとする恐ろしいホローたちと戦っていくところがメインストーリーだが、建物や背景の美しさも見どころである。

 
恐怖のホロー。目玉を食われた犠牲者たちの顔がホラー感を増す。ハリポタシリーズの「ディメンター」のような不気味さ。
不思議な施設の管理人にふさわしい、ペレグリンの美しい神秘的な笑み。
埴輪様の覆面をかぶりっぱなしな二人。石化能力があるのなら、もっと前面に出して戦えばよかったのに?!