2018年11月9日金曜日

マイケル・ムーアの「華氏119」

 こういう映画は、メジャー映画と違い、開封から日数が経つと上映時間帯が複数から一つに減ってしまうことがよくあり、生活上の都合と合いにくくなるので、早々に見に行くことにした。ゴア元副大統領の地球温暖化映画と同じく社会派映画であるが、ストーリーに浮き沈みがなく、また、字幕の理解がすべての情報源なので、集中力が結構必要となる。
 レディスデイの鑑賞で観に行ったのだが、観客席にはやや年配(60~70代?)の男性が多く、あれっ、と思った。


トランプ大統領をヒトラーになぞらえ、危険視している。ムーアさんは、トランプや政府関係者につぶされないのだろうか。と、考えてしまうのも危険思想なのだろうか?

 トランプの同胞であるらしい、ミシガン州(だったか)知事の悪事も暴いていた。水の独占、投資への資金集めのために、地域の水源を汚染し、住民たちを病気にさせ、それでも異常はない、とシラを切り続ける悪徳ぶり。これが本当だったら、この知事は、批判の矢面に立たされて地獄に落ちるべきだろう。民族浄化のキーワードも入っていて、選民思想の危険についても描かれていた。