2019年10月29日火曜日
アクシデント(2017年)
親に内緒でフェスのチケットをとり、さらに乗るはずだったバスをエスケープ、知り合いのフェリシア?を呼び出して車に乗せてもらおうとするゴーイングマイウェーなキャロライン。チケットがない!という嘘でジェスを驚かせ、バスから降ろし、バスが行ってしまった後で、フェリシアと連絡がとれない、というオチ。軽率で計画性がない。
親と友人を出し抜いて自分勝手な計画を立て、頓挫させるトラブルメーカー・キャロライン。案の定、ヒッチハイクしていかがわしい黒い車の、いかにもナンパ目的な感じの二人連れにまんまとついていった。
頭の軽い、ノリの軽い、アメリカン?な若い女の子のノリというなら、ありがちであるが、フェスはどうした?というくらいなんやら違うほう違うほうへ?(夜になってもちっとも目的地には着かない感じ)行き、後部座席で男と絡み合いそうなジェスたちに気をとられて運転の男がミスり(運転手としては全くダメダメ。しかも盗難車であった)、暗い夜の山道で、停車していた車に衝突して谷底に転落するという、最悪な状況に。巻き込まれたジェスにやや同情し、ほとんどキャロラインが悪いと言いたい感じである。と同時に、ヒッチハイクの怖さを感じた。(乗せる方も乗る方も、善人とは限らないため)
そう面白いといえる内容ではなく、脱出できない中で、いろんな状況が悪くなるのを見ている気分の悪さや、得体のしれない追っ手に殺されそうになる恐怖で物語が進む。(喘息持ちのキャロラインの呼吸を助けるために気管切開?のどに穴をあけたりするあたり、出血多量で死ぬから普通はできないなあ、という謎を残したまま、どうやら呼吸できるようになったりなど。)