2020年3月16日月曜日

30デイズナイト(30days of night 2007年カナダ)

極寒の北の地に、「極夜(北極圏や南極圏などで太陽が昇らない日々が続く状態)」の30日間がやってきた。バンパイアの群れがそこに襲い掛かり、村ごと全滅の危機に瀕する。

極夜になる前に飛び立つ最後の便の飛行機、それに乗り遅れまいと帰途を急ぎ村を出る人々。ヒロインもそのうちの一人であったが、車の事故により出遅れ、飛行機に乗れなかった。そのために恐ろしい一か月を過ごすことに。

 村人が一人、また一人とバンパイアにやられていき、隠れても見つかるのは時間の問題のようであった。ほんの一時をやり過ごせるような屋根裏の隠れ部屋。それでもそこを出ていこうとじっとできない者もいて、外に出て見つかったりと、どこかに逃げるしか方法はなかった。
 敵も知恵者で、村に火を放つ方法で、隠れた者をあぶり出しにかかった・・。映画やドラマですでにおなじみの、「ゾンビ」も不気味であるが、知恵がある分、こちらのほうが手ごわい相手である。

2020年3月14日土曜日

ゼット・ワールド(SICK 2014年 カナダ)


コロナ感染拡大のさなか、こちらをDVDレンタルした。
 母の難病を直すための研究をしていた科学者、安全な住居と食料を求め続ける生存者=追いはぎ?(追いはぎ集団の中でも弱者いじめ・いがみ合いも描かれ、殺伐としている。)人間を見つけると襲ってくる感染者(ゾンビ)たちが描かれている。普段見ていれば、ただのありきたりゾンビ映画であるが、その中の世界では感染しても生き残っても悲惨である。

 感染者が生存者をはるかに超え、政府も崩壊したと思われる中、追いはぎのうちの一人が「政府はどこかに隠れて、一般人が死滅するのを待っている」、科学者の発言「ゾンビ(=ウィルス)は1年間活動可能だと思われる」などの発言に、現実に起きなければいいがと思わせてしまう怖さがある。

 病気の克服には、感染しても発症しない人間の血液がヒントとなっているが、コロナウィルスについても同じようなことが解決のカギとなっているのだろうか。


2020年3月11日水曜日

トランス・ワールド

 往年の有名アーケード・ゲーム「パックマン」に例えられた、画面スクロール様世界が舞台となっている。森を抜けようと走り続けても、元の小屋の前にたどりついてしまう、いわゆる「堂々巡り閉鎖空間」ものである。

 3人、4人と迷い人が増えて小屋に結局戻ってきてしまう中、ありえないことがわかる。互いが親子関係、4人集まって4代の親子ということが判明した。不思議な異空間の中、トムが、運命は変えられるのだ、と言い始め、曾祖父の男の命を救うことに。


真ん中のトムを演じているのは、大物俳優クリント・イーストウッドの息子、スコット・イーストウッドさん。優しい目元から飾らぬ性格がにじみ出ている。

2020年3月1日日曜日

スーパーマンの呪い


スーパーマン映画に出演した俳優たちに次々と降りかかる、呪いともいわれる不幸な事故・出来事が多発し、有名な都市伝説ともなっている。
 スーパーマンが世に出るとき、制作側のいざこざがかなりひどかったようだが、そこから悪いものを取り込んでしまったのかもしれない。



400デイズ


宇宙船シュミレーション訓練で、地下施設に400日間カンヅメ状態で過ごす4人の訓練飛行士。幻覚や不気味な人物の乱入で、だんだん不穏なものになっていき、侵入者の存在により外部へと出る飛行士。

するとそこは、人類が滅亡寸前状態?に陥った社会で・・。4人のうち二人は行方不明となり、残りも命からがら逃げ、あわや殺されそうになる。
 それでもタイマーが400日を告げたとたん、訓練でした、というオチがくるというのは、あまりにもムチャクチャすぎる(殺されてしまったしれないのに)と思った。

主演俳優がかなり整ったイケメンだが、後からこの人は、「スーパーマンリターンズ(2006)」に出演している俳優だということがわかった。
ブランドン・ラウスさん。「スーパーマンの呪い」ジンクスに負けないでほしい。



2020年2月9日日曜日

Walking Z(原題・Waste Land)


ストーリー的には、イマイチで、ナンパして知り合った女性にプロポーズをするエピソードなどを交えながら、ゾンビからの隠遁生活を中心に話が進んでいく。

 彼女が両親を心配してロンドンに行きたい、安全のための引きこもり生活に嫌気がさしたと言って隠れ家を出て行った。そんな彼女が戻ってくると信じてやまず、ひたすらゾンビを殺しつつ、周辺から水や食料を調達しながら粗末な隠れ家に引きこもる主人公。

 ゾンビになってしまうのも嫌だが、この生活もこれで見ていて全く共感性がなく、面白くない感じで見ているしかなかった。物語がグダグダになるべくしてなっていたというのか。無線で知り合った夫婦にも危機が訪れたらしく、とうとう共倒れになり、無線での別れを告げ、以来、話し相手のいない日々を送る。

 彼女がついに戻ってきた。が、すでにゾンビに腕をかまれており、変身したタイミングで頭を打ち抜いて別れを告げた。その後、主人公はとうとう家を出た。
 無線の知り合いだった人の家に入り、知り合った10代の女の子。ゾンビウイルスへの免疫を持つため、研究をしてもらうためにフランスを目指すことに。その途中、主人公もとうとうゾンビから傷を負い、前途がなくなってしまった。

 そしてその免疫を持つ女の子が主人公に「あなたは私と人類を救ったの。」などと早々と断言した。いや・・、まだしょ・・。フランス、全然着いてないし、ゾンビもまだたくさんいるでしょ???免疫あっても食べられたら死んじゃうよ?!と思うこちらの思いをよそに、場面は暗転し、エンドロールに。途中までのグダグダ感と、えっ、と思わせる後半の尻切れトンボ感。なんとも残念な仕上がりである。

追記:この主人公のshameer seepersandさんを見ていて、ずっと黒人だと思っていたが、途中でインド人だろうか?という疑問をふと抱いた。色が黒くてわからないのである。が、鼻筋の通り方がインド系??な感じもして調べてみたが、インディアン系アメリカ人(ネイティブアメリカン)、かもしれない記述もあった。人種がわからない人も一部いるものだなあと思った。

2020年2月8日土曜日

移動都市 モータル・エンジン


独特の世界観があり、飛行船なども優美に描かれていて雰囲気があった。都市がなぜ移動型になったのかは説明が何もなかったと思ったが、現実的に考えると、天変地異から逃げる、という意味では一番そうなのかもしれない。

 マトリックスのエージェント・スミスを演じていた俳優が、やはりここでも自分の支配欲に走る悪役を演じていた。

ヒューゴ・ウィーヴィング。悪役、というよりは、ガンコ者という印象の顔付きだ。だが顔型的に、つり眼系サングラスをすると、急に人相が悪くなるようである。