2020年3月14日土曜日

ゼット・ワールド(SICK 2014年 カナダ)


コロナ感染拡大のさなか、こちらをDVDレンタルした。
 母の難病を直すための研究をしていた科学者、安全な住居と食料を求め続ける生存者=追いはぎ?(追いはぎ集団の中でも弱者いじめ・いがみ合いも描かれ、殺伐としている。)人間を見つけると襲ってくる感染者(ゾンビ)たちが描かれている。普段見ていれば、ただのありきたりゾンビ映画であるが、その中の世界では感染しても生き残っても悲惨である。

 感染者が生存者をはるかに超え、政府も崩壊したと思われる中、追いはぎのうちの一人が「政府はどこかに隠れて、一般人が死滅するのを待っている」、科学者の発言「ゾンビ(=ウィルス)は1年間活動可能だと思われる」などの発言に、現実に起きなければいいがと思わせてしまう怖さがある。

 病気の克服には、感染しても発症しない人間の血液がヒントとなっているが、コロナウィルスについても同じようなことが解決のカギとなっているのだろうか。