2016年10月4日火曜日

午後ロードショー「ディノシャーク」

 夏に見ていたのだけれども、やはりレビューを書くことに。
サメというか恐竜というのか、顔は恐竜そのままで、体はワニのようなウロコに覆われた、サメ形の体。この幼生が、氷山の崩壊によって海に放流され、やがて化け物に成長して暴れる話。

 サメのB級映画で、特撮を使いながらの食いまくり暴れまくりシーンが満載だったが、一つ大変トラウマになるところがあった。

 スティーブ(男)とルイス(女)の二人のシーン。プライベートプール付き・クルーザー付きのリッチなデート?と思いきや、スティーブがルイスを抱きかかえ、嫌がる彼女を笑いながら湖中に放り投げる。なんという仕打ち、女性に対してあまりに乱暴すぎる・・と思ったが、これが彼らの命が最後となるアホ行為であった。怪物が、そこにいたのである。

 「何かが水の中にいる!」必死に訴えるルイスを、鼻先で笑ってとり合わないクズのスティーブ。ギャーと叫んで水中でもがくルイスが、変わり果てた姿に。なんと、完全に下半身が食いちぎられて大量の血液が。。そして、そのまま水をかいて水面に上昇するという一瞬の映像が恐ろしい。

お姉さん・・、下半身が、ないよ・・。というかもう、この姿だけでも幽霊そのものだった・・。

 もちろん、CGだので演出しているのだが、画像として恐ろしかった。下半身がなくなって大量出血の状態で、あのように腕の力だけで水上に泳いでいけるのだろうか考えてみた。わからない。

 しかし、水面に手を出し、スティーブの手を断末魔の手でガッ!とつかむと、スティーブもろとも水面の下に引きずりこまれていったのは、彼女なりのスティーブへの復讐だった、とも言えるのだろうか。

自分の特に印象に残ったところは、そんなところである。