こちらは航空パニックサスペンスの映画。
サイコ系殺人鬼が機内で乗員乗客を殺害しながら、客室乗務員である主人公の女性に迫っていく恐怖。パイロット不在の飛行機が嵐にもまれ、墜落の危機に見舞われていく中、迫りくる恐怖が描かれている。
機内はクリスマスのイルミネーションで飾られ、なごやかで温かみのある装飾が施されている。画質のせいだろうか、1980年代風の雰囲気すら画面から感じられる。 |
無事な着陸がつまり、逮捕と死刑につながるサイコ殺人鬼の男は、なんとか飛行機を墜落させようと企む。主人公女性が管制からの指示でどうにか飛行機を運転しているのを、だまして操縦室からひきずりだそうとする殺人鬼の狡猾さ。
飛行機が完全に逆さ向きになり、落ちるのでは、というシーンもあったが、ビルにぶつかりそうになったりのアクションシーンと合わせ、一つの見どころだろうか。
このサイコ男を演じるレイ・リオッタさんは、別作品では映画「ハンニバル」のポール・クレンドラー役で、脳みそを生きたまま食べられてしまう衝撃的なシーンに出演しているが、恐怖系に縁のある俳優なのかもしれない。