2024年6月29日土曜日

シャッター(2008年 アメリカ)

 

奥菜恵が完全にオバケ役、不気味な女のキャラクターとなって登場。



この映画は監督が日本人のようなので、それなりに日本的なテイストが色濃かったようである。新婚旅行兼・仕事のために訪れた日本。車を運転していた道中の山道で、女性を轢いてしまったという出来事から、霊障に見舞われるようになったカップル。

仕事先の日本の会社を出入りする夫が、実は以前、英日通訳の女性と遊びで交際し、しつこく付きまとわれたことから逃げるために、ある時に同僚とつるんで薬を盛って暴力をふるい、恐喝じみたことをしていたことがわかった。そしてその相手が車で轢いてしまったと錯覚した女性(奥菜恵)であったことが分かった。

女性はすでに自殺しており、訪れた自宅には朽ち果てた遺体があり、なんと、青酸カリの瓶が3本も置いてあった。朽ちた遺体が、ねずみ色の油粘土で作った感があり、少し安っぽかったのと、青酸カリの瓶3本とは、あまりに多すぎるのでは?ないのだろうか。3本一気飲み?というのは、ものすごい荒業なような気がする。(漫画や本でしか知らないが、ほんの少しだけでも致死量になるのではなかっただろうか)

霊障による心霊写真、同僚の謎の変死、と心霊ホラーの典型的なエッセンスも取り入れたストーリーであった。