小学校の学芸会で、他の学年が発表していた「青い鳥」のお芝居。そこで見ていた記憶は、チルチルとミチルの兄妹が、青い鳥を求めて旅をしていく途中の場面であった。
亡くなった人に再び会える、思い出の世界の中。記憶にあったのは、仲の良かったお友達(親戚?)とのシーン。皆で楽しく、無邪気におかしを食べたり?飲み物を飲んだりしている。心から談笑するというのは、こんな感じだろうなあと。この、思い出の世界でよみがえる若いお友達らとの幸せそうな場面が、いつまでも心に残り続けた。
そして、かごの青い鳥を手に入れることができて喜んで帰ろうと、その場を出たとたん、青い鳥がいつの間にか全部黒い鳥となり、死んでしまっていたシーン。(紙で作った黒い鳥の人形だったが)
原作本をネット書籍で読んでみたところ、思い出の世界には、亡くなった祖父母の家があり、祖父母に(仲の良い子供たちとも?)再会したということであった。旅の途中にも幸せはあったが、現実の世界の中に、必ず幸せは見つかるという話の児童文学であった。