2019年12月5日木曜日

ドクター・スリープを観てきました


  往年の名作、「シャイニング」の続編である。この話には、人の生気を吸い取る、吸血鬼のような亜人のような者も登場し、シャイニングの持ち主を襲っていく話が前半エピソードとなっている。
 そしてシャイニングといえば、例の山のホテルが出てこないはずがない。亜人(仮名)を山のホテルへ誘い出して対峙することを決意する主人公。

1980年制作のシャイニング。主演のジャック・ニコルソンの常軌を逸した基地外ぶり、怪演ぶりがすばらしい。


 上記は、ホテルゴーストのうちの、双子の少女の亡霊。ほかにもバーテンダーのロイド、ホテルマン、237号室のバスタブばあさん、血の海のエレベーターホール、優雅な音楽漂うゴールデンホールなど、視覚的にも大変象徴的な画像が多く盛り込まれ、名作たるゆえんを感じさせる。(「シャイニング」)

 ダニーを演じるユアン・マクレガーさんは、人相だけで良い人感がにじみ出ており、好感しか持てないが、ストーリーの最後に死んでしまうのが残念だった。そして、一作目でジャック・ニコルソンが雪の迷路で凍死した後に、ゴールデンホールの集合写真にしっかり参加して映っているというエンディングだったため、ユアンさんも集合写真に飛び入り参加かと思ったが、今度こそホテルは焼失するという最期を迎えた。シリーズ化は難しいかもしれない。

 そして最後に、ユアンと同行していたシャイニングな少女、夕飯前にバスルームに向かうとバスタブおばあさんが待ち構えていたが、待っていましたとばかりに、部屋に入っていったのだが、どういうエンディングだったのだろう。おばあさんの出現にぎょっ、としたが、そこでエンディングとなってしまったので、展開はわからない。が、おそらく仲良く共存しているのか、ユアンのように脳内でボックスに閉じ込めるなどしてしまうのだろう。

 シャイニングの名場面やゴーストを一部載せておくことにする。
主人公を勇気づける?バーテンダー、ロイド。大変ダンディーである。

トイレの手洗い場で雑談を交わすようになったホテル従業員の男

ホラーゲームに出てきそうなワンシーン。少女の亡霊を避けることはできるのか。

おなじみ、血の海となるエレベータホール
 
ダニーが逃げ惑う道すがら、目が合ってしまった客室内の何か。