2008年に起こった、リーマンショックを題材にした映画。
クリスチャン・ベールやブラッドピットのほかにも、ブレードランナー2049やラ・ラ・ランドに出演しているライアン・ゴズリングなど、豪華俳優陣が出ていた。
数字ばかりを朴訥に追いかけ続けるベール、金融界の矛盾や悪を追求する姿勢のカレルなど、優良債権だと言われ続けたプライムローンに疑問を持ち始めた人たちがいた。
無審査でガンガン住宅ローンを貸し付け、借りる側も、無条件で貸してくれるから何件も借りまくるという異常性、なぜかそれにAAAという評価がつけられ、債券価格が上昇を続けた。銀行も証券会社も債券販売の手数料が入るためにノリノリで販売を続ける中、暴落を視野に入れて空売りをはじめたベールに首をかしげていた。
お金を返す、ということが賭け事の中身となった合成金融商品が大量に作られるらしい。金融のバブル性が指摘される作品であった。