2024年4月7日日曜日

「変な家」を観てきました

 




雨穴というユーチューバーは、以前よくおすすめ動画に上がってきていて何度か動画を見たことがある。家の間取りの解説をして、これは変ですよね、といった内容だった。

オバケなどは出てこないものの、人間心理が起こす奇妙な事象を集め、解説を加えていくスタイルのミステリー系な動画のようだが、これがかなり人気となって、書籍なども出版され、映画化もされたようだ。

が、さすがにヘンな間取りを作った人間心理を解説するだけでは映画として見世物にならないようなので、「左手供養」というおかしな風習によって呪いにかけられた一族の人々が、とんでもないことをし続けているという展開が描かれていた。

ここは脚色だと思われるが、ホラーチックな人間の狂気が描かれていて不気味な怖さがあった。

おかしな間取りに住んだ家族の後ろには、密かに人を3人を殺してその左手を3つ、呪い神に捧げる、という狂気にとりつかれた人々がいるのだが、そんなお告げを口にして人々を狂わせた巫女の罪深さと、それにすがることで救われるのだという一族たち。その狂気がそもそも、呪いであるとしか言いようがなかった。

雨穴の動画のファンの人だと展開が違いすぎて、残念だという酷評が多い感じがするが、たんなるホラーだという取り扱いなら、まあ、こういう展開に持って行ったんだなあと、そういう理解をしておこうと思う。