2021年5月20日木曜日
イン・ザ・トールグラス 狂気の迷路
2021年5月16日日曜日
スペクトル
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近未来?SF。霊体系モンスターに少しでも触れると、体が化学変化を起こして即死する。 |
独裁政権が政治を収める国で、恐るべき人体実験が行われていた。管轄の研究所では軍事兵器として、人間と科学を駆使して恐ろしいモンスターを作り出していた。
その核になっている人間は、一人づつ脳と神経束だけのおぞましく痛々しい姿にされて、モンスターのコントローラーにされており、苦痛にのたうちながら、霊体モンスターの動きを制御(いろんなメカで接続されてシステムの一部になっている)している。
昔、兄から借りて観たことのある「ヴァンパイアハンターD」に出てくるマーカス兄弟の二番目の兄のシーンを思い出した。薬物注射を行うことで超能力を増幅させ、強力な霊体モンスターを操るのである。霊体は大変攻撃力が高く強力なのだが、それを出現させるための自身の本体は、召還を繰り返せば繰り返すほど衰弱し、挙句の果てにショック死した、というストーリーだったような気がする。
独裁政権の国では、人道的な感覚や倫理観があまり機能しなさそうなイメージがあるが、この映画でもかなりおそろしい人体実験によって、強力なモンスターが作られている。そういったイメージや恐れのようなものが、この怪物を描かせたのだろうと思う。
2021年5月9日日曜日
アウトブレイク~感染拡大~(2020)
2021年5月2日日曜日
WOWWOW休止で
子供が検査入院中にNetFlixを契約して見ていたのをきっかけに、こちらも見てみたところ、WOWWOWのように「見たい映画をやっていたら、タイマー録画にして後から見る」といった待ち形式のチャンネルよりも、見たいものを選択して見られる形式のほうが向いていると感じられた。WOWWOWは確かにレンタルだったらしないような良質の映画も、たまに見れたりはするが、最近見たいというものが減ってきているような気がしている。
ネット系の映像サービスは、Huluを7年位前に試してみたのだが、創生期だったためか、ドラマや映画に興味のあるもの・見たいものが少なく、魅力を感じられなかったため、早々にやめてしまった。
ネトフリも同様視して放置していたのだが、数年経過したりインフラが整えられたりで、質や量も向上しているかもしれない。
サブスクリプション、サブスクリプション、となんやらなじみのない単語を目にするようになったが、いわゆる月額契約や定期購読などのサービスのことであって、WOWやネトフリもその一種である。使用スタイルに合っているのと、料金もWOWよりややお安め、サブスクリプションメニューを変更して、いったんネトフリに切り替えた。
2021年4月26日月曜日
死霊のはらわた リターンズ(2015~2018年)
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死霊のはらわたシリーズの主人公アッシュが、ふたたびドラマでの主人公を務める。 |
ホラーコメディで、エログロナンセンス系というのか、やはり下ネタも遠慮なく盛り込んでいるが、アッシュが死体安置所の死体の肛門から頭を突っ込まされる(腸が悪霊に取りつかれて化け物となったため)シーンなど、かなり笑わせられるシーンも満載である。
グロイけれども可笑しい、そんなノリである。シリーズの最初の展開によって人生を狂わされたアッシュが、人生の悲哀を訴えながらも仲間を得ながら悪霊退治のミッションをこなしていくストーリー。ユーモア・ナンセンス・グロ、主人公が大麻を吸ったり移民差別では?という発言もジョークでとばしたりと、常識から外れており、下品だとかそれはいけない、と言っている人には向いていないが、いろいろなエッセンスがあって観るに飽きなかった。1~シリーズ最終話まではそうとう長かったが、ネットフリックスで一気にみてしまった。
私は貝になりたい(2008年日本)
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SMAP中居くんが主演。ひと昔前なので少々若い。 |
某邦画(幽霊は出てくるものの、コメディ系)を映画館に見に行ってからというもの、邦画は絶対にロードショーはいかないことにしている。映画が終わった後のさわやかさを全く得られないまま、どんよりとした後味しか得られず、代金を支払った対価を全く得られない不満だけが残ってしまったからである。
邦画というのは、海外映画のように巨額の制作資金が得られないため、アニメ以外だと、どうしても映画を見て旅に出るようなワクワク感が得られにくい作品ばかりになる。どうしても人の心の内面や、日常的なことに即した作品になったり、ちょっと想像した創作話でも、スケールが小さくなってしまいがちになったり、「そうだよね」みたいな内輪盛り上がりな感じのノリになったりと、当たり前すぎて感動量がものすごく小さいので、映画館での邦画とは、訣別しているのである。
したがって、こちらの映画も気にはなっていたものの、あらすじは大体わかってはいたものの、TVでしか見ないことにしていた。
本当は殺していないのに、捕虜の米兵を殺したという罪で戦犯に仕立て上げられ、奥さんが無罪のための署名をせっせと集めたにもかかわらず、とうとう絞首刑にされてしまったという話。殺していないから(はりつけ後に衰弱死)、「殺していません」ということを申し開きしなかったのだろうかと、そう言うシーンが見当たらなかったのであれっ、と思ったのだが、そこは大事なところではなかったのだろうか。そこは昔の日本人の奥ゆかしさであり、損なところだったのだろうか。
死刑になった主人公の、家族愛、生まれたばかりの幼子、奥さんが切り盛りする散髪屋、それらをみているうちに、無念のうちに死刑で死んでいくことがとても切なく感じられる。中居くんはちょっとお笑いの才能があるのか、どこかひょうきんな雰囲気もあって、そういった中でもあまりシリアスな雰囲気に包まれなかったのであるが。