権威主義的な大統領に反発し、連邦政府から19の州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアは西部同盟を結び、政府軍との間で内戦が勃発、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていく。 |
おとなしい日本人の世界からは到底、想像のつかない世界ではあるのだが、個人の銃所持の習慣もあるアメリカ。自由のために、良いアメリカを目指すために、人々は立ち上がった。
近頃テキサス州の独立が話題となり、記事を抜き取ってみると、移民が急増させられていてそこから問題がおきているらしい。歴史的背景もあり、そういった話がおきているようだった。(以下、斜め読みした記事をはりつける。)https://news.yahoo.co.jp/articles/3b6c51eb13175eccd0449009971df479738b50d4昨今の動向も踏まえ、アメリカで内戦が起きるとどのようになるのか?という気持ちもあったことから、こちらの映画を鑑賞した。
主人公リーは女性戦場カメラマンで、ある現場の取材時に、若いカメラマン志望の女性と知り合う。その後彼女が訪ねてきたホテルで再開するのだが、同僚のふるまいにより、ホワイトハウスへの取材に同行することになった。
銃所持の男たちが警戒するガソリンスタンド、家を追い出された人たちのための?キャンプ、敵味方に分かれて銃撃戦が行われている危険な場所、内戦とは距離を置いて無関係に自身たちの暮らしを淡々と続けている地域の人たち、さまざまなシーンが見られた。本人たちも銃の男に脅され命の危険にさらされて必死に逃げ、同行中の一人(リーの恩師)が撃たれて死亡。たどり着いたホワイトハウス周辺での危険な銃撃戦、一歩間違えると即、死につながる状況の中、建物内を部隊に同行して大統領のところに到達した。
その直前、若いカメラマン志望の女性がいちいち前に出すぎて兵士たちに注意をされるのだが、それでもまた前に出てしまう。これは危ない、という場面でも出すぎた結果、リーがそれをかばって撃たれて死んでしまう。カメラマンは部隊の腰巾着のようなものなので、前に出なければ最初に殺される立場でもないのだが、余計なことをしたせいでそういうことになってしまう。
命だけは・・、と命乞いの言葉を発した直後、大統領も射殺された。間違っているものは間違っている、そして政府がムチャクチャをするなら、人々は立ち上がり、大統領ですら許すことはない、という人々のたくましさと自由を求める気概が、この映画のテーマの一つとなっているだろうか。これはこの映画を見る人たちにも届くと良い。