2016年5月24日火曜日

センターオブジアース(TV映画版・リックシュローダー主演)



ディズニーシーのアトラクション「センターオブジアース」の元となっている映画を探し、楽天レンタルで探したところ、とんだまがいもの??をつかんでしまったようだった。同名の映画はほかにもあって、映画ハムナプトラの主演俳優ブレンダン・ブレイザーの出演作のほうが本命だったようである。

残念ながら、今回は、こちらのほうを観たので、レビューを書こうと思う。
地底世界の不思議さをもりだくさんに演出すると面白いかと思われるのだが、意外と平凡な流れですすんでいく。恐竜と怪鳥に襲われるシーンが途中あるが、ほんの数分という短さで、あとは彼らの出番は、ない。ヒロインの女性のだんなさんを探しに行く冒険なのだが、地底入り口にたどり着くまでの顛末や、地底の村に分け入ってからの部族抗争などの、ごたごた争いあう部分が長い。

高いお金を払って劇場に見に行くと、かなり物足りなさもあるだろうが、レンタルだったのでそれなりではあったし、次回は本命のほうを見たい。

2016年5月16日月曜日

デイ・オブ・ザ・デッド Day of the Dead

金髪のかわいいお姉さん兵士が主人公で、地元の町に病人があふれ、ゾンビ化していく中、部下の新人兵士や弟たちをひきつれ、ゾンビたちと立ち向かってサバイバルする話。

風邪の症状が悪く、鼻血をだし、やがてゾンビに変化していく人々。主人公の母親もそうしていく中の一人だった。ゾンビ化した母をみておたつく弟、その目の前で、猛スピードの車で母親を引き飛ばす姉は、強かった。最初に篭城した家にこもるのかと思いきや、大きな危険をおかしてでも逃げ出そうとするところが、なんともアグレッシブ。(現実なら、たぶん外に出たとたん死亡フラグ)

検問所を抜け、研究施設にたどり着いて真相を究明する。ここはお決まりの展開であり、兄弟連携でうまくゾンビを焼き殺すことに成功、無事脱出を図る。あくまでもアグレッシブなお姉ちゃんのためのハッピーエンド?である。

2016年5月11日水曜日

海外ドラマ・「将軍」

1980年代にTVドラマとして放映されたものである。船がたどり着いた日本の土地で、主人公のブラックソーンがさまざまな日本のしきたりに飲み込まれ、波乱にみちた日々を送っていく。

難破した先で、「海賊」扱いされ、早速捕らえられてしまい、さんざんな目にあう。仲間の死に耐えながらもやがて、上級武士に会い、取り立てられ、言葉の通訳者であるマリコ夫人に出会って相思相愛となる。が、マリコも誇り高い日本人として、物語の後半で死を選んでいくのが、悲しみを誘う。

封建社会の日本は、主人の命令は絶対である。あいさつをしなかったなどの無礼を行ったがために切り殺されるのは日常茶飯事で、主人の命を果たせなかったから切腹、という自殺を図ったり、日本人はすぐに殺したり死んだりするという異次元を目の当たりにする。

(劇中の倫理観)日本人は命をかけて、主人のいいつけを守らなくてはいけない。そして、自分の使命や立場に忠実に生き、それがなされないなら恥よりも誇りを、つまり死を選ぶのだ。自分のためではなく、主人や信条のために生きる日本人は誇り高く、死をおそれない。そこに日本人の美学があるのだ。
 なので、のびのびと、心の感じるままに素直に生きる欧米人の感性が付け入るスキがなく、彼らから見ると、非常に異質で、時には不気味にうつるのである。



若き日の島田陽子の清純な美しさ、三船敏郎の堂々とした殿様ぶりも見所である。他、宅間伸、目黒祐樹なども出演している。


2016年4月26日火曜日

高港基資の漫画より



数年前に入手したマンガを読み直した。一つ一つ面白い。創作したストーリーが多いだろうが、本当にあったらぞっとするような身近な話もある。

駅の人身事故の話。バラバラになった遺体を回収する駅員が、パーツが多いのに気づくところからもののけの世界に引き込まれていく。ホーム下のくぼみには、何かが住んでいる。それと目が合ってしまってから、彼もホームに何者かの力によって、転落させられてしまう、という話。

2016年4月20日水曜日

ゾンビ・クロニクル

完全に低予算のB級映画である。パラノーマル・アクティヴィティという映画がヒットして以降、ドキュメンタリー風の味わいの映画が出回っているようであるが、こちらもそんな感じである。

従軍カメラマンがビデオを回して撮影していくという流れだが、舞台はイギリス、ゾンビたちに侵攻されていく母国イギリスを離れ、船に乗って隣国オランダに脱出しようという軍人である主人公の話。



数人グループで脱出を試みる。軍隊仕込みの軽快なフットワークで敵を狙撃し、迂回したり追い込んだりかなり効率的な動きではあるものの、ゾンビや盗賊たちに襲われ、人数が減っていく。
 やっとたどり着いた砂浜でも、伍長が一人生き残り、オランダから逃げ延びてきたカップルに「ここなら大丈夫ですよね?」と話しかけられておわるところが、味わいどころだったかもしれない。

とにかく、大きな何かが起こる、出てくる、あるいは、壮大な人間ドラマでもなく、ドキュメンタリータッチな映画であり、B級ホラーである。

2016年2月1日月曜日

ディープ・ライジング

お手軽なB級サメ映画である。
まず、最初から、サメの映像が、どこかのホオジロザメの映像を引用しているのがバレバレで、人間との絡みノシーンでは、ハリボテ感満載のお人形が追いかけてくるという展開。
 映像を引用している時点で、ああ、これはもう超・低予算のB級映画だなとピンときた。極上のものを求めなければ、あとはストーリーのテンポなどはまずまずで、見るに堪えれたので、良しとしたい。



 ガオー、と吠えて追いかけてくる鮫が、なかなかいい味をだしてくれている。が、お人形を出すにしても、もうちょっとそのクオリティをどうにかできなかったのか・・。

 それは目をつぶり、姉の敵討ちに燃えるヒロイン、それといい仲になってしまう(最後に恋に落ちたほうがすっきりするのに、この演出は暑苦しかった)、ナイスガイの主人公(生物学者という設定)、ナショジオチャンネル出演もしていて自信に満ち溢れるシャークハンター、安全をないがしろにしてまで観光業を推進させたい水族館館長や市長、さまざまな濃い人間関係を織り交ぜながら退屈はさせなかった、そこを評価したいと思う。



ポゼッション

ガレージセールでたまたま見つけた木彫りの箱に魅入られ、女の子がそれを入手する。そこから惨事がはじまる。

かたときも箱をはなさず、人格も攻撃的になる少女。おびただしい蛾の大群が室内に大量発生するという怪奇現象も起こる。両親の離婚という複雑な環境下、心配する両親の思いもむなしく、悪化の一途をたどった。とうとう悪魔祓いに頼み込むことに。

箱に魅入られたときから少女がはめていた指輪がはずれ、間もなくして悪魔が具現化して箱にとじこめられる。除霊が終わってその指輪を拾い上げたエクソシストの男性、その呪われた指輪はどうするのだろうというちょっとした不安を残す。ほどなくして彼は交通事故に見舞われ、乗っていた車は大破し、木箱が路上に投げ出されるラストシーン。これをまた、誰かが拾うのでは?という予測をさせるエンディングである。