従軍カメラマンがビデオを回して撮影していくという流れだが、舞台はイギリス、ゾンビたちに侵攻されていく母国イギリスを離れ、船に乗って隣国オランダに脱出しようという軍人である主人公の話。
数人グループで脱出を試みる。軍隊仕込みの軽快なフットワークで敵を狙撃し、迂回したり追い込んだりかなり効率的な動きではあるものの、ゾンビや盗賊たちに襲われ、人数が減っていく。
やっとたどり着いた砂浜でも、伍長が一人生き残り、オランダから逃げ延びてきたカップルに「ここなら大丈夫ですよね?」と話しかけられておわるところが、味わいどころだったかもしれない。
とにかく、大きな何かが起こる、出てくる、あるいは、壮大な人間ドラマでもなく、ドキュメンタリータッチな映画であり、B級ホラーである。