2018年4月22日日曜日

biohazard degeneration (2008年)

カプコンのTVゲーム「バイオハザード」から派生したアニメーションムービー。
沈着冷静なイケメン・エージェントのレオン(主人公)、同じラクーンシティからの生還者である、キュートな女性・クレア、ジェニファーロペスによく似た容貌の、美人特殊部隊隊員のアンジェラ、この三人を中心に物語がすすんでいった。

初めは普通のゾンビを主体に話が流れていくが、クライマックスからアンジェラの兄がG-ウィルスを自分に使用して超凶暴・巨大変異体になり、主人公達と戦う展開になる。その裏には、ウィルスと共にワクチンも開発し、両方を軍に売りつけて巨額の富を得ようとする者の暗躍があった。



アンジェラの兄が変異した怪物。

2018年4月14日土曜日

スペースゾンビ(原題・Ozone: Attack Of The Redneck Mutants 1988年)

スペースゾンビ、というのでスペースバンパイアみたいなものかと思ってレンタルしたら、何やらイメージとはずいぶん違っていた。
1985年の映画。宇宙から飛来したバンパイアは、人間の精、魂を吸い取る。

 何がスペースなのかと思いきや、オゾン層の破壊による宇宙放射能の影響で、人々が変異してしまう、ということらしい。が、舞台となるのは、ひたすらカントリー調な、アメリカの田舎風景。
 
ゾンビはみんなどろどろ黒焦げのようになって、気持ちの悪い液体を吐きまくり、スプラッターな殺戮を続ける。そこに関しては、ひどい感じ、としか言えない。

人々の素朴な暮らしと陽気な感じが笑いを誘い、安っぽいゾンビ映画をなんとか見続けさせてくれたような気がする。
 とある中年夫婦の家では、奥さんは、ホットカーラーを頭にまいたままの、非常に残念ないでたちだが、だんなに気遣いしながらせっせと家事をしていた。
 とある熟年主婦の台所には、天井からつるした玉ねぎやらの野菜類、家の中に食用の鶏もいて、せっせせっせと野菜を切ったりなべに火をかけたりしている。
 すでに30年前の映画のようだが、とにかく田舎の熟年主婦は、きっちりと家事にいそしむ、昔の昭和のお母さんのような雰囲気にあふれていた。娯楽が少ないため、料理が日常のルーティンワークで重要な比重をおいているのは、日本の田舎とあまり変わりがないようである。

 自分はそんな主婦像には、みじんもあこがれをいだかないので申し訳ないが、映画での農村の情緒は十分楽しめる。お姉ちゃんたちといいかげんな軽い男たちのアホなやりとり、お姉ちゃんが午後のデートの支度で、滑稽な調子でルンルンしながら支度する風景を見ていると、登場人物がみんなアホ、という感じはするが、演出上のしらけ感はなく、おおむね面白おかしく鑑賞できた。

 ゾンビのグロさ、汚ならしさ、スプラッターな殺戮シーンは、ひどい感じがするので、品がないB級ホラーという印象ではあるが、グアー、グアー、と言いながら追いかけてくるその声もどこか間抜け感を感じさせ、笑いを誘った。

2018年4月11日水曜日

ジュマンジ2 ウェルカム・トゥ・ジャングル(2018年)

先日WOWWOWで、ジュマンジ(1996年)の映画を放送していたのを見た。
最近亡くなってしまった、ロビン・ウィリアムズ主演のジャングルパニックアクションものである。娯楽性が高く、続編が上映されていたため、子供と実家の母と見に行ってきた。


ドゥウェイン・ジョンソンと、カレン・ギランの二人の魅力がたっぷり描かれていたが、ストーリー的にもジェットコースター的な展開が飽きさせず、面白く仕上がっていたと思う。

前作では、現実世界にジャングルが侵入してきて、すごろくに強制参加させられた家族に脅威をもって襲い掛かってくる話だったが、今回のものは、ゲーム内にとばされた高校生たちが、選んだキャラクターに強制変身させられ、外見も能力もそのキャラになり切って、その世界のクエストをすすめていく話だった。


ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年)



DVDジャケットは、上が国内版用で、下のものが海外版用だろうか。

1978年のジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画の金字塔 「ゾンビ」(Dawn of the Dead)のリメイクともいえるのだろうか。
 避難者たちが合流して籠城したのはショッピングモールだった。その中でも感染死者を出しながらも脱出したが、避難者の中にいた船主のカギを受け取って船で海に出るも、逃亡先の小島でもすでに、ゾンビたちが徘徊していた、というラストだった。

2018年4月8日日曜日

ゴーストバスターズ (2016)


 三十数年前の往年の大ヒット映画のリメイク版であるが、どんなのかと思いきや、あまり面白くなかったという感想になってしまった。

 時代がすすんだので、画像処理、CG、ゴーストのリアル感などは質が上がってはいるし、キャストもクリス・ヘムズワースさん(この人はマーベルコミックシリーズ映画の、マイティ・ソーの兄神役などでも有名)をはじめ個性的な俳優陣、前作の登場人物のカメオ出演もあったが、取り立てる点は、そこだけといえばそこだけに終わってしまいそうである。

 女性陣たちの、イキのいいやりとりはわかったのだが、それにしても好き嫌いはあるノリだろうし、なんとなく進行にもたつき感があり、ストーリーに引き込まれる感じがなかった。
 そして、マイティシリーズでは兄神を演じるクリスさんが、なんとアホの役で、というちょっとしたずっこけ感もあったが、そのギャップを乗り越え、面白演出でまた人気をさらってくれるかと最後まで期待したが、そのままの平坦な雰囲気で幕をおろしていってしまった。
 とにかくストーリー全体になんだか盛り上がり感がなく、こちらも珍しく見ながら、よそ見したり眠くなったり違うことを考えている自分に気づいてしまった。見ることに集中できなかったので、これはたぶん、タイトルのわりに、面白みが欠けていたのだと、非常に残念に感じた。