2021年7月27日火曜日

最’狂’絶叫計画(2003年)

 

シリーズものおバカコメディー第三弾

下ネタ汚物ネタ盛りだくさんであるが、吹き出さずにはいられない笑いを誘ってくれる映画である。

大まかなストーリーの流れは、スクリーム~和製ホラーの「リング」に沿って流れていく感じがするが、あまりにドタバタすぎて、筋道立ててみる感じではない。

すでに年数の経っている映画で、そのころマイケルジャクソンが児童わいせつ虐待などについて騒がれていた?時代背景を反映してか、彼のパロディキャラクターまでもが登場している。


2021年7月23日金曜日

デッド・シティ(2019年ベネズエラ)

 


子供を義理の父母に預けた、妻を亡くしたばかりの父。そこにゾンビ騒動がおそいかかり、全力疾走ゾンビの手にかかり、どんどんゾンビに変身していく人々。ゾンビと闘いながら、息子を迎えに行く主人公の道中が主に描かれている。10歳以下の子供にはゾンビ化しない免疫力があるとわかり、事態はあっけなく解決してしまった。

最期はあっけなくて物足りないが、数あるゾンビ映画の中の一つとして鑑賞するということで良いと思う。

ゾンビ映画の数々を見て、家が侵入されないための家の造りを考えてみた。

二階建て以上(平屋だとしても)で、一階部分の窓が破りにくい、もしくは感染者が通れない大きさの窓が望ましい感じである。外扉も堅牢な造りでなかなか破られないものが良く、さらに、1Fと2Fの階段にも鍵付きのドアなどがあるとさらにいい感じがする。

2021年7月2日金曜日

ウシジマくん ザ・ファイナル(2016年)

 

ウシジマくん本人と、その関係者たちがまだ高校生だったころの姿や、ことの成り行きも描かれている。


この回では、貧困ビジネスで、貧困者を強制労働させて金を搾取する不良三兄弟と、それにかかわるウシジマの元同級生で友人を、瑛多さんの弟の永山絢斗(けんと)さんが演じている。

ヤングウシジマ(高校生)役の少年も、それはそれは堂々としてドスのきいた、押しも押されぬ貫禄のウシジマ役を演じていた。

2021年6月26日土曜日

ウシジマくん 3(2016年)

 

今回は、マルチビジネスにのめりこんだ男を本郷奏多、浮気や女にうつつを抜かして借金を増やすダメサラリーマンをオリエンタルラジオの藤森が演じている。

マルチビジネスの話は以前から聞いたことがあり、自転車操業であったり、売り上げが足りない分を自分で補填させられたりと、かなりハードな部分があるという話もきいたが、その実態に触れた物語を見るのはそうなかったので、大変興味深く面白く観ることができた。

自分の下につく「ダウンさん」を広げれば広げるほど売り上げが増えるため、それに合わせたマージンが自分の手元に入るのだという仕組み。上に行くほど、そのマージンの割合も上がる、という話も聞いたことがある。

ようはネズミ講で、この映画での商品は、実態があるようでない、情報商材だった。ダウンに下がっていってカプセルを開けると、「オレと同じことをしろ」という文言のみの紙が入っていたのには笑えた。

また、マルチの創業者が、二億もの隠し金を持ち出そうとしてウシジマの関係者にだまし取られたのは、大変小気味の良い末路である。

一方のダメサラリーマン(藤森)は、気にいらない同僚の人事評価を下げる細工をしたり、保険営業の女性、キャバクラの女性に手を出し、浮気不倫が妻にばれないように、脅迫に応じたりと、やることがクズであった。クズなりの結末が待っていた。

2021年6月25日金曜日

ウシジマくんPart2(2014年)

 

豪華俳優陣が出演している。芸人の大久保佳代子やバカリズムがゲスト出演。高橋メアリージュン演じる女取り立て屋もかなりドスがきいていて怖い。


山田孝之も2に入ってからさらに、ウシジマくんらしさに磨きがかかったような感じもする。すさんだ生活をしながら、自堕落でお金に困ったり、人をだましたり、強奪して金をむしり取ろうとする人々、かなり暗いイメージの世界観。やはり、自分で落ちていく人はとことん落ちて行ったり、怖いしっぺ返しを食らう。怖い反面、これは報いを受けるべきだろうなあというオチが待っている。

さらに莫大な借金を背負わされる者、高度障害保険金を受け取るために車に飛び込まされる者、ホストとして客に借金をさせてでも金をむしり取ろうとしていたら、客の少女のストーカーからひどく殴られ、顔面崩壊?して飲食店に転職していった男、この作品も、かなりダークな展開となっている。


2021年6月21日月曜日

闇金「ウシジマくん」(2012年)

 

原作の漫画を読んだことがあるが、ウシジマくんは、コワモテ顔の見上げるような大男であるイメージがあるが、そのイメージにピタリと一致する俳優さんが、なかなかいなさそうである。やや小柄で、本人は優しそうな雰囲気もあるが、山田孝之が好演している。

林遣都がお金に追われてばかりのイベント会社代表を、大島優子が、体を売ることでしか生計を立てられないふしだらな母親をもつ女の子を演じている。

闇金は犯罪であり、借金の取り立て行為や債務者に課すペナルティも違法行為だとされるが、それでもそこから抜け出せない人たちの苦悩やひどい目にあっている様を見ると、ブラックで暗い、恐ろしい気がしてくる。そういう意味ではある種のホラーである。



2021年6月12日土曜日

すべての終わり

 

主演のテオ・ジャームズさん(右)は、ダイバージェントで教官役を演じた、好青年度が高い人である。

大地震・大停電で音信不通となったアメリカ国内。その中を無謀にも、娘を見捨てておけない、と自宅を出て車で検問所を突破してまで探しに出る父と、それと同行する婚約者。

無法地帯と化してしまった行く先々、ガソリンを奪い合ったりと、銃を向けあう危険の中、鹿をよけそこなって事故を起こし、肺に傷を負ったあげく、父親はなくなってしまう。最初から家を出るのは危険だという雰囲気がプンプンだったのだが、無謀な行いがとうとうわざわいしてしまった。

婚約者を見つける主人公だが、ラストシーンで後ろから火山の巨大な噴煙が追いかけてくる。車を走らせて逃げるにも、どうなるのやら、と思わせておいて物語が終わってしまう。ストーリー展開が面白くないわけではないが、最後がちょっと尻切れトンボすぎる作品だった。