2021年9月15日水曜日

エクスティンクション 地球奪還 (2018年)

 


家で見る手軽な映画としてはアリなのかもしれないが、主人公の家族構成が、人種上ありえないなあという組み合わせであった。

 特別華がある感じもなくコメディアン的要素もなく、この人が主役?といぶかしく思われそうな地味で小柄な肉体労働系な感じのメキシコ系男性、彼の白人の奥さんと、完璧に白人な子供たち。後々わかる設定で、全員AIロボットだということがわかったので、人種設定は無視してよかったのか。

 毎回夢で、実際に起こったことを見てパニックで目が覚める主人公。夢ではなく、現実の記憶だったという設定は、それなりに面白い部分だった。

人間とAIの戦争をテーマに描いた話だが、なぜか一人良い人間がいてAIに理解を示し、けがを負った主人公たちを助けてくれたり、少しご都合主義な感じもあった。列車で地下基地へと逃げていくラストで、しばらくは無事だと言っていたが、いやでも場所を特定されたなら攻撃は来るのでは?、といった突っ込みどころを残しながらのストーリーであった。


2021年8月3日火曜日

エグザム ファイナルアンサー(2013年ロシア)

 

初回作はイギリス、第二作(題名だけ?)はロシアで。

今度の脱出ゲームは、個室に拉致監禁された5名の男女がおり、一人死ぬたびに鍵のロックが解除され、最後の一人になるまで出口のドアが開かないという設定。

殺しあってはいけないということで同意しあったというのに、口喧嘩からやはり殺人が起きてしまった。他は、あの人は絶対に危険だから先回りして殺したの、という女が出てきたりと、なんだかんだ自分のエゴで人を殺しだした男女。一番攻撃性の低い男性が一人生き残ったが、通された社長室で、従業員を殺さないとポストが空かないと言われた。そうして一番おとなしい男が、環境によって変えられていった、という話ある。

ものすごく面白いか、目が離せない飽きさせないか、というとちょっと微妙さもあるが、社長面談で、「会社のためだとしても、できないことは何か?」という問いに各人が答えるシーンなどが印象的である。一般的な解答は、殺人や違法なこと、自分の良心がとがめること、などだろうか。




エグザム(2009年イギリス)

 

脱出ゲームに近い雰囲気の緊張感のあるサスペンス。

会社の入社試験で選ばれた者だけが集められた。問題用紙に問題が書かれてないまま、室内に取り残され、80分の制限時間内に問題に回答しないといけないという状況の中、質問は何だろうという疑問しかなく、それを見つけることが全員の作業となった。

ルール違反を促して、相手をおとしめて競争人口を減らそうとする者もいて、室内はさまざまな思惑が交差する。

死者は一人も出ず、正しい行いをした者が残ることができたので、一応ハッピーエンドといえるだろうか。


2021年8月1日日曜日

最’新’絶叫計画(2001年アメリカ)

 

主演のアンナ・ファリスが若くてかわいらしい。おバカ演技も板についている。

こちらは、「エクソシスト」の映画の悪魔祓いが行われた舞台となった家に、教授から選出された大学生たちが、数日間そこに滞在して単位をとるということが課されたところから、話が展開する。

広い屋敷で幽霊やがいこつなどに追われる中もドタバタを展開し、下ネタ汚物ネタも展開しながら笑いを誘ってくれる。


2021年7月31日土曜日

メガ・ピラニア(2010年 アメリカテレビ映画)

 

怪獣映画のピラニア版、B級映画。

ベネズエラのオリノコ川から、科学実験によって改造されたピラニアが繁殖、巨大化・狂暴化を続けて海に出て、戦艦すら食い破って撃沈させる、というありえない凶悪さをもって人々を襲う物語。

コワモテ系のタフガイ調査員が、国防省と連携して爆破をすすめるも、全滅とは程遠い有様。科学者のヒントによって、一匹にケガを負わせて出血させ、興奮狂暴化させて共食いをさせる、という方法により、最後にうまく全滅させられたというストーリー。一匹がケガ出血すると、どうして全滅レベルの共食いが起きてしまうのかもなんだか不思議であったが。

日本でいういわゆる午後のロードショーものに登場しがちな映画であったと思う。



2021年7月27日火曜日

アニマトリックス(2003年)

 


たしかこれは、公開年にレンタルかTVなどで見た記憶があるが、改めてレンタルしてみた。

仮想世界の中でのつかの間の恋に落ちるも、やがて命を絶たれる恋人たちや、プログラムに恋心を抱くも破壊せざるをえないプログラムテストなど、現実と虚構の中を行き来しながらもせつない感じがするエピソード。他には、どうして人間が機械に管理されるようになったのかを時系列でわかっていく物語、自分の限界を突破しようとした男の末路、虚構世界に誘われた純粋なマシーンが、やはり人間に裏切られて避けられてしまう話など、一つ一つ違うアニメーターによって作られて色とりどりなストーリーが展開している。オタクな話だが、日本作品の「バンパイアハンターD」や、「ジョジョの奇妙な冒険」などのアニメに見られる作風があるので、それを手掛けた人たちがかかわっているのかもしれない。


事実だと思っていたものが虚構だったり、不思議なことがおきる場所がある日から封鎖されてしまって入れなくなったり、自分の感覚が否定される、不条理な話ばかりである。

結局まとめると、唯一確かなものは、虚構の中であったにしろ、自分の感じる心や感覚というものが、自分にとっての一番の真実なのではないか、ということだろうか。



最’狂’絶叫計画(2003年)

 

シリーズものおバカコメディー第三弾

下ネタ汚物ネタ盛りだくさんであるが、吹き出さずにはいられない笑いを誘ってくれる映画である。

大まかなストーリーの流れは、スクリーム~和製ホラーの「リング」に沿って流れていく感じがするが、あまりにドタバタすぎて、筋道立ててみる感じではない。

すでに年数の経っている映画で、そのころマイケルジャクソンが児童わいせつ虐待などについて騒がれていた?時代背景を反映してか、彼のパロディキャラクターまでもが登場している。