韓国のゾンビサバイバル映画。舞台の中心は、主人公の住居で籠城先となった自宅のマンションである。
たった一人でゾンビの危険を避けて毎日を過ごすうちに、みんな死んでしまったのだという孤独感に襲われ、自殺を図るも、向かいの部屋に住む女性の存在に気づき、やりとりをしながらも一緒に生き延びて逃げよう、という目標に向かうことになった。
ゾンビのメイクがどの程度の完成度かよく観察してみたが、よくできていてリアルであり、韓国映画のメイクのレベルは高いと思われる。
韓国のゾンビサバイバル映画。舞台の中心は、主人公の住居で籠城先となった自宅のマンションである。
たった一人でゾンビの危険を避けて毎日を過ごすうちに、みんな死んでしまったのだという孤独感に襲われ、自殺を図るも、向かいの部屋に住む女性の存在に気づき、やりとりをしながらも一緒に生き延びて逃げよう、という目標に向かうことになった。
ゾンビのメイクがどの程度の完成度かよく観察してみたが、よくできていてリアルであり、韓国映画のメイクのレベルは高いと思われる。
ジャンル的にはゾンビものなのだが、広い大地をめぐっていく旅物語的なものを感じた。
川を下る家型のいかだに乗った三人家族、夫婦と赤ちゃんだったが、お父さんが無口でシャイすぎる感じで、食料を取りに行ったボートにあやしい気配があったことを奥さんに言わなかった。奥さんも奥さんで、ノコノコと同じボートに行ったあげく襲われて感染してしまうが、そこから物語は展開していく。
夫は奥さんを捨ててまで先に進めない、と言い張って結局、車で病院に行くことにしたが、結局奥さんがゾンビになり、夫がかみ傷を負わされて感染。登場人物の精神的な?未熟さが大変もどかしい感じである。
そこから逃れて病院をめざすがろくな治療も受けれず、そこを離れるも荒廃した大地が大きく広がり、アフリカのサバンナかと思ったら、オーストラリアだという設定のようだった。
先住民アボリジニ系?の人たちが住む地域、横暴な白人男や先住民系の少女などとのかかわりあいを持ちながら、赤子を自分の代わりに世話してくれる人を求めていく夫の旅が描かれている。ゾンビになっていくタイムリミットに追われ、ゾンビにも追われる中、大自然に囲まれた世界観が、癒しを感じさせていると思う。
近未来?SF。霊体系モンスターに少しでも触れると、体が化学変化を起こして即死する。 |
その核になっている人間は、一人づつ脳と神経束だけのおぞましく痛々しい姿にされて、モンスターのコントローラーにされており、苦痛にのたうちながら、霊体モンスターの動きを制御(いろんなメカで接続されてシステムの一部になっている)している。
昔、兄から借りて観たことのある「ヴァンパイアハンターD」に出てくるマーカス兄弟の二番目の兄のシーンを思い出した。薬物注射を行うことで超能力を増幅させ、強力な霊体モンスターを操るのである。霊体は大変攻撃力が高く強力なのだが、それを出現させるための自身の本体は、召還を繰り返せば繰り返すほど衰弱し、挙句の果てにショック死した、というストーリーだったような気がする。
独裁政権の国では、人道的な感覚や倫理観があまり機能しなさそうなイメージがあるが、この映画でもかなりおそろしい人体実験によって、強力なモンスターが作られている。そういったイメージや恐れのようなものが、この怪物を描かせたのだろうと思う。