2017年1月29日日曜日

なつかしの映画「グレムリン」(1984年アメリカ)

楽天レンタルがなくなってしまう前に借りた1枚。80年代の雰囲気を感じさせる、コミカルなブラックファンタジーである。
(あらすじ)
ビリーのお父さんがチャイナタウンで買い取ったギズモ。光・水・深夜すぎのえさやりを禁じられるも、皆の不注意で、ことごとくそれらが破られた。おとなしく、かわいいギズモがコップの水をこぼされて水浸しになったところ、毛玉がいくつかとびだし、ギズモコピーが生まれてしまう。だがコピーはずるがしこく、深夜過ぎになってからビリーからえさをだましとり、さなぎを経て醜いグレムリンたちに変身する。

はじめに買い取った、オリジナル・モグワイ。グレムリンの母体になったが、本体はずっとこのまま。


本体から分裂して変態をとげた、グレムリン。醜悪な外見に負けない邪悪な性格で、凶暴である。


 グレムリンのリーダー格「ストライプ」は、水槽に自ら転落して分裂し、グレムリン大軍団を作り上げてしまう。酒場や映画館に集ったそれらは、人間のように群れて歌いしゃべり、酒をのんだりポップコーンを食べながら映画を見たりして、やたらと人間くさい。違いは、人間より品がなく、ひたすら食べ物を食い散らかしこぼしまくったり、器物によじのぼってぶらぶらとぶら下がって遊んだりと、やんちゃな子供のようである。

 もし、ここで主人公がグレムリンを倒しきれず、敵意をむき出しにしている彼らに人間たちが殺戮されてしまったら、グレムリンの世の中になってしまう。が、グレムリンもグレムリン同士、エゴの塊なので人間と同じように同族を殺し合い、犯罪もまん延しまくる世の中になるだろう。そのくらい人間に近い(外見と品のなさが違うだけ?)存在に感じられる。











2017年1月13日金曜日

バイオハザード・ザ・ファイナル Resident Evil the final chapter 観てきました

おなじみバイオハザードシリーズ映画の最終章、と言われるものを観てきました。

シリーズは全部で6作品?見逃したと思しきものも午後ロードショーで放送されたような。

 一連の事変は、ラクーンシティで始まり、ラクーンシティで終わる、というしめくくりのようである。

 「みんなここで死ぬのよ」 この映画の最終テロップの最後に出た、AI・レッドクイーンのセリフだったが、もっとも怖く感じたのはやはり、初めて出た一作目の作品の中であった。それはAIが殺戮兵器となって一行に襲いかかる展開だったからであるが、今回は様子が違った。

 アンブレラの社員には逆らえないが、人類を守るというプログラミングをされているらしく、、結局生き残りの人類を守るべく、ワクチンを取りに来いと主人公に言い出した。最後は主人公に贈り物までするという、いい人(機械)ぶりであった。

 話題のローラ出演シーンもあり(英語が上手に使えていたし、無難に溶け込んでいた)、あっけなく死んでしまうも、ジャパニーズ・フェイマス・アクトレスという枠(?)で、見せ場は作れていたようだった。

 巨大なゾンビ飛竜、仲間の裏切り、攻撃予測プログラム?を使って主人公の攻撃を巧みにかわす宿敵、山場はいろいろあるが、じんわりした恐怖を味わえるのは、やはり初作が一番なのではないかと思う。


 おまけ:

レッドクイーンの女の子像を演じているのは主演のミラ・ジョヴォヴィッチの実娘だということ。顔がそっくりなので、てっきりCG?か何かかと思い込んでいた。
映画の副主人公ともいえる、かっこいいアリ・ラーターさん。
この人は大ヒットドラマ「ヒーローズ」にもレギュラー出演している。

2017年1月8日日曜日

スリーデイズ・ボディ Contracted

 以前、勘違いでパート2を借りてしまったが、1はずっと見ないままだった。動画サイトでよく、数百円で見られる仕様にもなっているが、なぜか、倍以上の金額だったので急にバカバカしく・・。

 どういう話なのかはあらすじでわかっているので、無料でも(日本語訳なし)英語聞き流しで見られる動画はあったので、適当に見てみた。

 主演女優さんの英語の、早口なこと早口なこと。もうちょっとゆっくりしゃべりなさいよ・・。こんな私の思いも届かず、アーたぶん今これ、こう言ってるのかな?という感じでおおよそ流れて行った。

 あるパーティで知りあった男女が、一晩限りの関係を持ったことから話が進んでいく。なんとそれが原因で病気になり、主人公サマンサが、三日間でにゾンビになっていってしまう物語。(2のレビューを書いたときに、この人がアリスという名前だったと思ってしまったかもしれない)

 大量出血したり歯が毛髪がぬけたりと、病んでいくが、やはり、片方の目が完全に白濁してしまっい、青白くなった顔に、醜いできものや黒い血管が浮いてきたあたりから、ホラー感が増した。

特殊メークもリアルに仕上がっている。

 花のコンテストに作品を出展しようとしたのか、枯れた花を持ちこんだサマンサ(これも変である。心も体も病んでしまい、作品もボロボロなのだろうか)。サングラスに帽子をかぶるも、様子がおかしすぎて、サングラスを外して顔を見せてくださいと言われて見せたが、受付の男性は大変ショックを受けた様子。「オオッー。ノーッ。」というストレートなショック感が伝わる。(私はこのストレートさが好きである。)

 
 終盤、サマンサは女恋人にキスを乞い、そのまま大量吐血してしまったり、かみ殺してしまったりと、ショッキングなシーンを重ねる。そして最期に無事、本物のゾンビになり果てたのである。

2016年12月31日土曜日

アイス・ジョーズ AVALANCHE SHARKS

雪の中からコンニチハ。ありえないが、見て楽しむにはアリなのかもしれない・・。

 雪の中を海中のように高速で泳ぎまくる氷のサメ。僻地のスキー場の突如として現れ、スキー客らを次々と飲み込んでいく。地元の利益や自分の職を守るために、行方不明者の捜索に不熱心な地元民と、正義感ある保安官と不明者家族らが対立する、映画「ジョーズ」的な構図。

 映画の見どころは、追いかけっこのスリルと、雪景色や冬の山・湖の景色の美しさが楽しめるところではないかと思う。

 このサメは、どうやら昔、開拓者たちに虐げられて死んでいった、原住民のシャーマンが作り出した復讐神らしく、祭りのトーテムをたてて、その神を鎮めていたらしい。それが倒れたための事件となったのだが、なぜか、なぜか、スキー客の中に英語の話せない、身元不明な謎の日本人女性がいて、リフトで山の上に登り、トーテムを立て直すという不思議行動に出ている。

アジア系の外見ではあるが、表情の作り方、雰囲気がどう見ても日本人ではない・・。そして謎の行動の原理は、「モッタイナイ」とか、「後始末をして帰る」という日本人行動の模範的部分が描かれたのだろうか。


デッドライジング DeadRising Watchtower


(概要記録のみ)

 ジャーナリストである主人公チェイスが、抑制剤「ゾンブレックス」(露骨な名前・・)によりゾンビ化を抑制していたはずの町で混乱が起きたところに乗り込み、真相をあばくストーリー。「ゾンブレックス」が突然きかなくなり、感染歴のある人達が、次々とゾンビ化を始めたことが発端だが、不良薬配布を仕組んだのは、実は軍だったようである。
 事態の収拾のために、1年間有効なゾンブレックス入りのマイクロチップを、人体に埋め込む方法で鎮圧を始めたが、そこには軍の仕組んだ、ある計画も含まれていたようだった・・。

2016年12月27日火曜日

ファイナルデッドパーティー(邦題) night of the demons

ファイナルデスティネーションシリーズのところに、あたかもシリーズものであるかのように配置されていたので、「犯人のいない連続死亡事故」の恐怖を描いたシリーズだと思い込まされてレンタルした。

どうやら、館に巣食う悪魔の恐怖を描いたものらしい。

ターミネーター2で美少年として一世を風靡したエドワード・ファーロング。・・だったが、アルコール中毒で病的な顔になったり、太ってしまったりで、風貌は大きく崩れていた、そんな彼が、本作に出演していた。

 無断で空き家を借りきり、パーティの入場料を集めて荒稼ぎをもくろむ人、ボスに脅されて、パーティで買い手を探しまくるエドワードファーロング演じる、風采のあがらない薬物の売人、パーティに呼ばれてランチキ騒ぎをするアホそうな招待客たち、露骨にいちゃつきだす人達、どれをとってもなんだかなあ、な人たちばかりのパーティー・・。

 そこへ警察の手入れが入って、多くがそこで会場を後に、追い出されて出て行ったのだが・・。こっそり残った7人が、地下室に眠る悪魔たちの餌食になっていく話。骸骨に手を噛まれた女性から悪魔菌に感染して悪魔に変身してしまう。その風貌はかなり恐ろしく、凶悪である。

 ファイナルシリーズとは違うので、それを期待するとかなり残念で、パーティもかなり下品な感じだが、ゾンビと見まごうばかりの恐ろしい悪魔の風貌と迫りくる恐怖を楽しむなら、いいのかもしれない。

 劇中曲の紹介:
https://www.youtube.com/watch?v=Qs6E2ig_5QY

Zombie Girl - Blood, Brains And Rock N Roll





2016年12月24日土曜日

午後ロードショーより 「バイオハザード」

 言わずと知れた、ミラ・ジョヴォビッチのシリーズ・ゾンビ映画である。この第一作は2002年、今はなき東急文化会館でだっただろうか、渋谷の劇場で公開時に見た。が、テレビでも何度となく放送されるので、すでにおなじみ感が強い作品である。

 なので感想を書くにも、かなり今さら感があるのだが、気づいた部分をピックアップして記録しておこうと思う。

 往年の名作でゾンビ映画の金字塔だと言われている、1978年公開の「ゾンビ」(Dawn of the Dead ジョージ・A・ロメロ監督作品)に出ていた、ケン・フォリーさん演じる軍人のピーターと、本作の特殊部隊のワン隊長がとてもイメージがかぶっている。

往年の名作、「ゾンビ」(1978)今見ても、良い映画だと思う。


(1978年ゾンビ)取り乱す同僚を叱咤激励する、頼りになる軍人、ピーター。(ケン・フォリー)

(2002年バイオハザード/コリン・サーモン)冷静沈着で行動力もあり、頼れる存在、ワン隊長。が・・。

 どちらもかっこいい黒人軍人で、身のこなしが素早く、沈着冷静で適正な判断で仲間をまとめていく、頼れるリーダータイプである。精悍な顔つき・外見もカッコよく、まさに物語をいい感じに引き締めている。

 両者の違いは、最後まで生き残っていたか、死亡終了か、である。
 バイオハザードは、ゾンビ映画というジャンルだが、人工知能の冷徹感が、不気味に描かれている。ウィルス流出の機密保持のために、地下都市で働く人たちを、ほんの数手間で抹殺したAI、「クイーン」。

 ワン隊長の死はあっけなく、クイーンの主電源室前のレーザーで、数秒で全身バラバラにされるという最期だった。そのシーンは、人工知能への無機質な恐怖感を、十分に感じさせるものだった。