2016年1月25日月曜日

レフト・ビハインド(Left Behind)

単なる旅客機パニックものかと思ったら、一瞬にして起きた集団失踪という超自然現象を軸としたストーリー展開だった。映画の舞台もアメリカの現代社会であり、科学で説明できないことはすっかり息をひそめるような状況である。飛行機の故障や人災などによる墜落映画を期待していたので、瞬時に人が消えた展開には正直、大変驚いた。

殆どの子供たちと、神を信じる大人たちが天国にかくまわれ、これから世の中に起こる災難から免れることができる、という見えない「神」の仕業がクローズアップされた。
映画なのでどんな嘘を描いてもいいのだが、本当に神が存在してそのような仕業をするならば、無理やりにでも神様を信じないといけないのだろうなあと、考えてしまう映画だった。


向かって飛んできた、操縦席が無人となった飛行機とニアミスし、損傷を受けながらも結果的に無事に着地に成功する。が、残された人たちが今後どのような災害に見舞われるのか・・、という不安を残すしめくくりとなった。