2016年6月22日水曜日

テレビ東京「午後のロードショー」より: コモドVSキングコブラ

人間は、えさです。

家にいてなんとなく見るTVがないか、と思っていると、12チャンネルの午後ロードショーなるものがあり、つい見てしまった。

映画もB級ものを多く扱っているらしい?番組で、お手軽に映画を楽しめる感じなので、暇なときに見てみようと思う。

しかし、アメリカ?という国の映画は、どうしていつもこう、モンスター同士を対決させたがるのだろうか。なんだか、それまで単独で恐ろしさを感じていたのに、対決させてしまうと、恐ろしさの方向がなんだか違う方向を向いてしまうというのか・・。

古くは、「フレディ(エルム街の悪夢)VSジェイソン(13日の金曜日)」「エイリアンVSプレデター」や本作、最新映画だと「貞子VS伽椰子(Jホラー・二大巨頭)」という映画まで作ってしまっている。ビッグネームだけに、観客も動員できるからだろうか。

本筋に戻る。軍の実験で巨大化してしまった、孤島に住むコモドドラゴンとキングコブラ。他のえさは食べつくし、訪れた人間をも食料として食べてしまう。

まずは、タバコを吸う、といって一人で建物を出た(これは、わかりやすい死亡フラグ)男が食われてしまったと思う。
次に、隠れている最中に枝をふんづけて物音をだしてしまい、追いかけられたあげく、転んでしまうという非常にドンくさいことをやらかした女性が、コモドのえさとなる。
海から船で脱出を図るも、軍の証拠隠滅のために船が爆破され、さらに海からいきなりキングコブラがあらわれ(どうやら潜水好きなようだ・・)、男性を頭からぱくり。

そういった感じで、CGで描かれたモンスター(意外にきちんと丁寧に描かれていてリアルだった)に、演出側のためらいもなく、パクリ、パクリ、と食べられていく。昔の映画などにはありがちに感じられた、へんなもったいぶりや、話の引き伸ばし感がなく、テンポが良い。

B級映画らしさといえば、戦闘機が、実際のフィルム?からの流用だというのがバレバレなところだろうか。明らかに、画像の感じが違うし、粗い。

ウィルスによる突然変異が蔓延しているようなので、巨大ヒルに吸い付かれた男性が巨大化する伏線もあったが、コブラに食べられてしまった。
海魚も感染して、間違いなく外海に出て、巨大化して大暴れするはず。感染が感染を引き起こし、地球が・・。もちろん、軍の爆弾攻撃により、一掃されたことになっているが、不思議な余韻を残す映画であった。