2016年8月28日日曜日

「オルカ」

 CS放送で、1977年製作の「オルカ」を放映していた。そういう映画があるのは知っていたが、きちんとそれを見たことはなかったので、いい機会だったので見てみた。


主人公の肌年齢は5、60代にも見える。(左側は、ヒロイン)
漁村の良い雰囲気がでていたのと、素朴なタッチの演出が良かった。が、あー、これ、撮影用プールで撮ったシーンだな、というのが水の透明度や明るさ、波の静かさでわかってしまうところもあった。
 演出面では、最後のほう、ヒロインであるレイチェルの問題行動が目に余った。オルカとの決闘を決めた主人公が、せっかく爆弾をぶつけてケリをつけようとしていたのに、「そんなひどいことはしたくない!」などといって、からみついて爆破を失敗させた。
 これまでにも、主人公はさんざん仲間を食い殺されてきたというのに、ヒロインがオルカをかばうのは、ちょっと理解ができない。その後もオルカに逆襲され、主人公を含めてラストで三名の死者をだすという結末となった。

 もちろん、オルカが爆破されていたらそこで映画は終わり、主人公が海中でオルカに向けて言い放った「お前はいったい何者なんだ・・」という名?セリフのシーンもなかったので、演出だというしかない。


 そして、主人公を演じたこのリチャード・ハリスさんは、後世、ハリーポッターに出演中、2002年に72歳で亡くなった、ダンブルドア校長その人だというのもわかった。