2016年9月20日火曜日

アフターデイズ・ボディ

 三日間で徐々にゾンビになっていく女性を描いた「スリーデイズ・ボディ」こちらの続編となる。
 そうとは知らず、ジャケットの写真で勘違いし、こちらが「スリーデイズ」のほうなのかと・・。第一作は見ていないので見たかったし、こちらがその作品だとばかり思って借りてしまった。
 再生途中で、あれ、なんか変、というのに気づいて、いったん止めて、エエーッ、と言おうかとも考えたのだが、まあこれはこれで一つの映画だし、見ればわかるでしょ、と思い直した。前作ともほぼ独立したストーリーなので、それで正解だった。

再生終了ストップしていたこのTV画面を見た母が、「気味の悪い絵ねえ」と。
どうしてもジャケット写真での明らかなイメージ偽装にひっかかったり、自分で間違えたり、まがい物をつかんでしまったりして本来の希望と違うものを見ることも数点あるが、それはそれで、ご縁だと思って見ることにしている。

 どうやらゾンビウイルスを撒き散らす主犯格の男がいたらしい。そいつが悪さをするのを、本作の主人公がつきとめて、最後の最後に(ゾンビとして)息の根を止める結末だった。

 ストーリーとしては比較的ありきたりな感じ?で、ウイルス感染後、肉体の変化がすすみ、網膜がにごったり皮膚が変質したり、どす黒い血を吐血したりと、その行程を見せて、ウエエ・・という気持ち悪さを感じさせるところが、一番のインパクトを与えている部分だろうか。

 欧米でありそうなカジュアルスタイルな「個人をしのぶ会」、映画内では「アリスの人生を祝う会」と言っていただろうか(アリス:前作の主人公の友人)。
 アリスの身内の家に親しい友人知人が集まり、立食風のこじんまりしたパーティ形式をとって、一人が楽器演奏をしてアリスに贈る歌を即興で歌ったりしていた。
 形式にこだわらないながらも、温もりというか、やさしさがあるというのか、これはこれでいい「しのぶ会」だなあ、とぼんやり見ていた。

 そこに主人公が激しい耳鳴りや大量の鼻血に見舞われ、鼻血がスープにポタ、ポタ、ポタ。本人があわてて退席してトイレに逃げ込んだ後、アリスのお姉さん?がこともあろうか、おいしそうにその鼻血スープを召し上がっていた。スープに血が浮いてるのに、見ていなかったのだろうか・・。(もちろんゾンビ化フラグ確定である)

 こちらも主人公のゾンビ化・射殺、と誰も幸せになれないエンディングだったが、悪の枢軸が主人公にかみ殺されて、決着がついたのだろうか?