ただ単に、「映画を見に行きたい」という理由で、レディースデーで見るのに都合のいい時間帯に席があいていたので、見に行った。
映画「パーフェクトストーム」のような恐ろしい嵐の海の中で一人きりもみして(普通はここで死亡)、なんとか無人島に流れ着いた主人公。彼の脱出するためのいかだを何度も海中から破壊し、阻止を図る赤海ガメ。やがて、そのカメの腹からなんと、女の人が出てきて、主人公と恋して子供も作り、家庭を築く。
その後、子供が成長し、三匹のカメをお供に島を出て行ってしまい、夫婦は残されたが、やがて夫が老衰死し、妻はまたもとの海ガメになって、海へと帰っていく。セリフもなく、登場人物についての説明もない。
目の前で起こることだけが、観客が得られる情報の全てであり、ストーリーというほどのものがない。映画の中、澄んだ海、ひたすら広がる砂浜、襲い来る大津波、助け合う家族、などの情景が、しずかに流れていく。
目の前で起こることだけが、観客が得られる情報の全てであり、ストーリーというほどのものがない。映画の中、澄んだ海、ひたすら広がる砂浜、襲い来る大津波、助け合う家族、などの情景が、しずかに流れていく。
本でたとえると、大変、詩的な感じがする。
登場人物はそれぞれ、喜怒哀楽はしているかもしれないが、圧倒的な情景の中で、それはあまり重要視されていない。
きれいな海で泳ぎたいなあ、見ていると本当に海に漬かったような涼しい感じがするなという、澄んだイメージが残った。
登場人物はそれぞれ、喜怒哀楽はしているかもしれないが、圧倒的な情景の中で、それはあまり重要視されていない。
きれいな海で泳ぎたいなあ、見ていると本当に海に漬かったような涼しい感じがするなという、澄んだイメージが残った。
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実際の風景にアニメを重ねる手法をとったシーンもあるのかも?しれないが、リアルさ・美しさのある風景は楽しめる。 |