2018年8月21日火曜日

未来のミライ



 アニメはもともとあまり興味がないのだが、幼少時代のお兄ちゃんこと「くんちゃん」がかわいらしい、不思議世界に入っているときの映像がちょっと面白そうに見えた、という予告編の印象のみで見に行ってみた。

 不思議世界への往復で、妹や父母、ひいおじいさんやペットの犬との不思議なやりとりをすることで、くんちゃんが育てられ、成長していくというあらすじ。
 赤ちゃん(妹)にかかりきりになってしまい、やたらとくんちゃんに厳しく、構ってあげあげる余裕もなく、お兄ちゃんなのだからきちんとふるまえ、という指図ばかりになってしまうお母さん。子育てに自信がないといいながらも、自分が育てられたのと同じにしかできないのは、子育ては結局、母から子へと、めぐっていってしまうという現実。そんな話はどこにでもあり、そんな中でも子供は育つが、グレたり陰で妹をいじめたり、親と打ち解けなくなることもあるだろう。

 その中での救いの神は、くんちゃんが足を踏み入れた不思議世界であった。幻想ファンタジーという区分もできるのではないか、と思う。