2018年8月5日日曜日

フィースト(The Feast 2006年アメリカ)

店が怪物たちに囲まれてしまったので籠城を余儀なくされる。電話も通じない場所で、主人公たちは自力で戦わざるを得なかった。

 テキサス片田舎のバーが舞台、店の外からやってきた怪物に襲われる映画であり、以前観た「フロムダスクティルドーン(1996年アメリカ)」を思い出させる映画であった。

フロム・ダスク・ティル・ドーン。クエンティン・タランティーノ監督で、少し若かったジョージ・クルーニーが出演している映画。バーの店内が舞台で、吸血鬼たちが襲い掛かってくるという内容。

 (あっても)明度の低い白色灯に、赤や青のネオンライトが浮かび上がる店内。アメリカの片田舎?にあるバー、というのは何やら独特の雰囲気があるようである。

 一癖二癖ある常連客が非常に個性的だが、始めの登場シーンごとに各キャラの説明がふざけた感じがして、少し安っぽい気もした。登場人物名:マヌケ、ハニーパイ、などの軽いノリでつけた名前と、寿命:70分、すぐ死ぬ、などといったふざけた説明などが、かえってインパクトを弱くしている感じもする。

 車で誤って引いてしまった怪物、その仲間の復讐だろうか、店が怪物にねらわれ、何人も襲われて殺されていく。その怪力によって、店のバリケードもそう持たない、という危機感の中、皆で知恵をしぼって倒そうとするも、結局女性の火事場の馬鹿力が一番強かったような気がする。男たちが取り押さえた怪物を殴り続け、素手で怪物の内臓をえぐりだしてしまうのは、鬼気迫っていた。

(おまけ)本作品に照明の雰囲気が似ているアメリカ?のバーの写真数例