ジョン・コナー役を有名俳優のクリスチャン・ベールが演じている。他には、レジスタンスの女性たちにきれいどころを揃えた、といった感じだろうか。 |
タイトルだけで十分魅力的なのでもちろん、公開時にはロードショーを観覧したが、ストーリーのインパクトとしては、いまいち??WOWWOW放送での今回の鑑賞まで内容をほとんど忘れたまま、10年ほどほったらかしにしていた。
ターミネーターというくらいなのだから、人型サイボーグT-800シリーズの骸骨のようなメタル骨格のおどろおどろしさは、見どころでもあり、毎回披露されなければいけない。(お約束のようなもの)
なので、1作目から何十年たっても、ターミネーターの世界の中では、戦乱が解決してはいけないのである。スカイネットの誕生を阻止しようとしたり、1作ごとに人類の敵を葬ろうとも、常に敵がタイムワープをしかけてきて、人類存続のキーマンを抹殺しにやって来るのである。 が、阻止がうまくいっているのにもかかわらず、ターミネーターが未来からやってくるのはどういうことなのだろうか。
本作はターミネーター候補を極秘に作り、未来にもっていこうとする意図を持つ者が登場しているので、スカイネット阻止は難しいぞという伏線になるだろうか。人類抵抗軍にしのびこませて、ジョン、カイルなどの重要人物の抹殺をねらったものだが、メタルボディになったものの、本人の人間性が奪われず、最後までジョン・コナーの味方として命を助けた、という話となったが。
作品的には少々その場しのぎ的な、1話完結の付け足し感を感じずにはいられないが、娯楽作品としては、俳優の力を借りてなんとか仕上がったというところかもしれない。
追記:本作の味わいどころは、追いかけてくる巨大ロボットや敵基地内メカから発する不気味な音(ブービー音?)、不気味なバイク型ターミネーターのシーンだと思った。と、考えると、メカファンにとっては見どころの多い映画なのかもしれない。
追いかけてくるとなかなか怖い、モト・ターミネーター |