2020年10月10日土曜日

ジーザスクライストスーパースター(2018)

 

中央のグレーの人が主演のジョン・レジェンド、隣の黄色いドレスの女性(マグダラノマリア)がおり、手前の黄土色のスーツ、ヘビメタ風な人はアリス・クーパーという有名なロックスターらしい。

 イエス(ジーザス)は神の子、不思議な力を持ちすべてを悟る人で、自分がどうしていいかわからない人たちにこぞってすがりたたえられ、王に祭り上げられて、政治的権力者に目をつけられて殺されてしまう、といったあらすじだろうか。自分がどうしていいかわからない、体や心の病、ケガ、金銭、対人、仕事、その他複雑なものに関してのトラブルというのは人生から避けられないテーマである。そこから極力脱する方法はやはり、幸福が何かがわかっていないと難しい気がするが、現実との折り合いをつけながら自分の直感や感じ方を元に、どうしたら快適に生きられるかを知るところにあるかもしれない。どこかの記述にもあったが、本来人間が一人一人神様のようなものなので、自分を本当の意味で喜ばせられる方法に近づくことが幸せへの最善策なのだとか。


 こちらのお題目の初登場は、映画Jesus Christ Superstar (1973)であったらしい。動画サイトで少し見れるが、現代風にアレンジされ、音楽もロックとなって見やすい感じである。

 (実は高校時代、文化祭の出し物でミュージカルをした年があったのだが、ジーザス・・をやるかどうか皆で検討したことがあったが、著作権の問題があるなどで見送りにした経緯があった。著作権は50年有効で、などと話をしていた記憶がある。さらに、劇団四季さんの上演を参考にしようとしたが、ただ、写真を見てあまりのポーズの激しさや演技の難しそうな感じもあって、気後れも起きた。おそらく文化祭などの短時間で上演したとしても、規模が小さすぎた結果、何が言いたいのかわからない作品になりそうでもあった。)

 音楽的にはどれも名曲で、大変印象の強い曲なので、しばらく耳に残るくらいである。倍速で見飛ばしてストーリーがわかったからもういいや、という一度見きりの映画もあるが、それとは違って音楽を聴く、という意味で何度かリピート見したくなる感じである。そういったところからして、名作ミュージカルだと思える。