誰も住んでいないある古い家で昔、家族に拷問を受け、その後死亡した少女が怨霊となり、本に予言を書き続けていくという話。
トウモロコシ畑に建てられた、案山子のハロルドの顔は大変不気味なうえにゴキブリがたくさんはい回り、冒頭からの雰囲気を出す演出が良くできている。呪われた予言により、町の不良少年が案山子に変身させられてしまったり、他にも化け物に追いかけられた挙句、連れ去られたり、取り込まれてしまったりと、次々に失踪していく。
お化けの出現シーンがどれもそれなりに良くできている。呪われた本を返しに行っても家に戻るとそれが戻ってきてしまっていたり、赤い部屋を避けたつもりが、警報アラートの発動によって赤いランプで照らされた赤い部屋になってしまい、予言の通りになってオバケがでてきてしまうなど、逃げても逃げられないという怖さがある。
最後に結局、怨霊となった女の子の霊をなだめ、真実を書くと約束して本にそれをつづることで、一件落着する。失踪した友人たちが戻ってきていないので、続編ができて助けられる展開もあるかもしれない。