2021年2月4日木曜日

ロンドンゾンビ紀行(2012年 イギリス)

老人ホームの年寄りたちも武器を手に活躍する、明るく楽しいサバイバル映画。

定職につかずお金がカツカツの兄弟、ギャングにも知り合いがいてなんとなくあやしい生活を送っている感じだが、老人ホームを経営する祖父の手伝いをするなどの優しい面もある。

発端はめちゃくちゃ感がすごく、工事で掘り起こした古い墓地に埋まっていた、土葬ではない腐った遺体や骸骨にかみつかれ、ゾンビに変身した作業員。そこから市中にゾンビ感染が広がっていった、という話。

祖父のホームを消滅から救おうと、銀行でお金を受け取ろうとして図らずしてギャングの友人のせいで強盗を働いてしまったが、結局金銭面でもゾンビ包囲網からの救出でも祖父を助ける兄弟。

ギャングの腕にかみついたゾンビの顔が吹き飛んで、顎だけになったままかみついていたり、かまれてゾンビになってしまったギャングに、手りゅう弾を食わせて吹き飛ばすシーンなど、他にもいろんな場面に笑いとユーモアをちりばめている。ストーリー的には大した壮大さはないが、スタンダードなゾンビにスタンダードな戦闘、ユーモア、助け合いや家族愛を交えた展開で、殺伐感はなく、ハッピー感のある見やすい仕上がりとなっている。