2022年7月11日月曜日

Evil Dead II(1987年アメリカ)

 

邦題は、死霊のはらわた2で、ゾンビものの区分に入るようだが、惨劇は山小屋の中で主に起きていく話。恐ろしい悪霊を呪文でよみがえらせたのが発端。こちらも悪霊の呪いによって、小屋とその周辺の土地が堂々巡りの閉鎖空間となり、橋や道がなくなって外部に脱出ができなくなってしまう、という状況。

 かなり前にワンシーン(予告?)を見た記憶があり、森の中でゾンビになっている女性の体が、くるくる、くるくると踊るシーンだったと覚えているが、そこが印象的だった。が、それきり見る機会がなく、そのまま放置して忘れてしまったが、やっとレンタルで見ることができた。とにかくスプラッターというだけあり、グロで、汚い・ショッキングなシーンが多い。

しかしなんだかギャグっぽい雰囲気が漂って笑いを誘う場面もいくつかあるというところが、主演のブルース・キャンベルさんのユーモアセンスのもたらすところなのかなあと感じた。

悪霊を異次元に吹き飛ばす呪文を唱え、退散させたまでは良かったが、主人公も異次元に飛ばされ、中世のようなところにたどりついてしまうというエンディングだった。

2022年7月10日日曜日

高慢と偏見とゾンビ

 

イギリス貴族たちを中心とした、中世のロマンを舞台に描いている。

ここでのゾンビは知能が高く、会話をして人間をだましたり、人間社会に監視をくぐりながらうまく溶け込んで攻撃を仕掛けるタイプであり、人間が劣勢に追い込まれていた。

中世貴族のお屋敷など、雰囲気を味わいながら、ゾンビとの戦いや恋愛も描かれている、スタイリッシュ系ゾンビ映画である。お屋敷の姉妹たちも格闘技の心得があり、ドレスの下に剣を隠したりと、そちらも見どころである。

2022年7月9日土曜日

海底47m 古代マヤの死の迷宮

 

「海底47m」という映画を以前見たことがあるが、邦題はかなりそっくりで、そちらの続編的な取り扱いなのだろうか。




こちらが、以前見たことのある映画、「海底47m」。

海底47m、のほうは、スタッフの男性がサメに襲撃されてまず最初に死ぬが、古代マヤ・・のほうも似た感じの展開であった。赤い非常灯に照らされる人食い鮫の不気味で大きな口のシーンも共通しており、「姉妹映画」といえるのだろうか。

盲目のサメ1匹から逃れられればなんとかなるのかと思いきや、通路の埋没、酸素の欠乏、サメが2匹出現、脱出ロープの破損、激しい潮流などなどのいろいろな障壁が少女たちの目の前に立ちふさがる。

そもそもから言ってしまえばおしまいだが、素人が何の心得もなくいきなり洞窟ダイビングを始めてしまう、というのも大変に危なっかしく、やることが大変無鉄砲すぎる。脱出ロープを横取りすべく、割り込んでよじ登る友人(天罰が下ってサメの餌食に)など、やや自業自得なところもあった。ケイブダイビングを強くすすめてきた少女もサメとの格闘の末に窒息死、主人公の父親もやられ、また、主人公の少女たちも最期までサメとの格闘があり、飽きさせない展開であった。


2022年7月7日木曜日

PLAN 75 を観てきました

 

高齢化が進む近年の世相を反映した映画。核家族化・少子化が進んで、家族同士で互いの面倒をみれないというケースも少なくない中、生活の行き詰った高齢者が直面する問題。そこで、こんな制度ができたら、という話。

内容は重いが、とても考えさせられる話ではある。平均寿命=健康寿命と大きくかけ離れるケースも多い。少子化も進み、年金破綻や健康保険制度の危うさも叫ばれ、高齢者自身も自分の生活を守るには健康もお金も必要となってくるが、立ち行かなくなっていく人たちがいる。そんな中、苦肉の策として現れた制度が、75歳からの選択制安楽死制度だった。

本当は健康な体で、家族や仲間に囲まれ、自身の生活もゆとりをもって、いつまでも楽しく暮らしたいはず。生まれたからには当然の欲求だと思うが、それがかなわなかったために死を選ぶ、というのがとても悲しい。ただ、本当に苦しいと思いながら暮らしている人にとっては、悲しいが、その方法が本当に安楽死なら、救いにもなるのかもしれない。なので、この話に真っ向から否定する気にはなれないのである。


ブラック・ミラー バンダースナッチ(Netflix)

 

ネトフリの新技術?画面の下の文字を左右で選択できるストーリーである。選択肢によって、ストーリーが何通りにも分かれていくようである。前の選択肢にも戻れる仕様らしい。

あるゲームプログラマーが主人公で、ストーリー中でも彼が選択型RPGゲームを作るのだが、彼の行動を選択肢によって選ぶことで展開が異なっていく話となっている。

ゲーム会社の大物クリエイターの家に招かれるが、飛び降りよう、という話になって、言い出しっぺの彼を飛び降りさせることにした。それ以降、行方不明ということになって彼が話の中に登場することはなくなった。何度でもやり直せるので、今度は主人公を飛び降りさせようかと思っている。(どちらかが飛び降りる選択肢しかない)

それ以外にも、主人公が父親を殴り殺したりと、ストーリー展開が悪夢である。

主人公と父親のわだかまりは、母親の死、それも母からもらったぬいぐるみを世間体のために主人公から父親が奪って隠し、人形がなくなり主人公がすねて、母親と出かけるのを拒んだことが発端だった。人形を探したので母親が1本乗り遅れ、その電車が事故に遭って、命を落としてしまう。

が、過去にさかのぼって人形を取り戻し、母親と一緒に出掛けさせた。(本人も小さな男の子に戻っている)そして電車は過去のものと変更できず、結局事故に遭っておそらくそこで二人とも死亡する。すると現在の主人公に場面が切り替わり、息絶えているのを通院先で医師が発見するのである。この終わり方が、主人公は死ぬが、なんだか一番ほっとする感じがする。他の展開がろくでもない感じだからだろう。

監視されている、という展開もあり、すべてスタジオの中で行われていた、とか、食べ物に薬物が入っていた、というストーリーもあるため、本気でいろいろ考えると、確かに頭がおかしくなってしまいそうである。

2022年6月16日木曜日

シン・ウルトラマン を観てきました

 

多元宇宙(パラレルワールド)世界についてもふれている内容で、たまに見ているユーチューバーの人がおすすめしていたので、なんとなく見にいった。

斎藤工さん演じるウルトラマンが、いかに地球と地球の人たちを思っているか、というのがメインテーマのようである。ウルトラマン変身システムや地球爆破計画、こちらは多元宇宙を通じて行われているようであり、物語の複雑性が増していた。

地球人が全員、ウルトラマンとして生物兵器に転用できる、とわかったため、多くの外星人(がいせいじん)たちに目を付けられることになった。

そんな地球を守りたいという主人公だったが、ウルトラマン変身機能を分離させられた後、果たしてどうやって地球を守っていくのか??エンディングの後に、そんな疑問が残ってしまった。

2022年6月14日火曜日

ノウィング

 


はじめは奇特な少女の奇怪な行動、その産物としかとらえられなかった手書き数字が、50年後にひょんなことから大学教授を務める主人公の手元に渡り、解読の結果、地球滅亡を予言したものだということがわかるという話。

異星人が主人公の息子たちを人類の生き残りとして選び、彼らだけを連れて地球を飛び立っていった。残された主人公は、疎遠にしていた家族と和解し、抱き合い、最期の時を迎えるというエンディング。ものすごいスピードで火が通り抜け、火の海があっという間に燃え広がった。

他の星から発生したフレアによって、地球がオーブンの中に入れられたように丸焼けになる、という話もきいたことがあるが、こんな目には決して遭いたくない。が、死ぬときはわからないくらいのほんの一瞬が良いし、万が一にはこういった最期を迎えるのかなあという空想をさせられる作品であった。

(追記)

この映画を見てから思い出したのだが、かなり有名な話を書いておく。オチはどこにもない。

松原照子さんの予言や、木村秋則さんの話:松原さんは、「2032年、異常気象は本番を迎える」地震や水害により人類がこれまでのように生活できなくなると語っています。木村さんは、「宇宙人から教わった地球カレンダーによると、もう残された時間はわずか」どうやら2031年の終わりごろと語っています。

韓国の少女サランちゃんの話:サランちゃんは、ある日、睡眠と覚醒の境目の状態にある際、とんでもないスピリチュアル体験をした。なんと彼女は世界の終わりの光景を幻視してしまったのだ。しかも、それは天から火と硫黄が降り注ぎ、地上と人々が焼き尽くされるという凄まじい光景だったのである。彼女の幻視の中にはラプチャー(Rapture 空中携挙)の光景も含まれていた。ラプチャーとは、世の終わり、選ばれた信心深い人たちが、突如として生身のまま天に引き上げられ、救済されることをいう。