2018年5月19日土曜日

ファイナル・デッドスクール

舞台は大学寮。呪いの箱を興味本位で落札した結果、大変なことになる。

幽霊の住み着く箱だということに大変な興味を示し、友人たちに借金をしてまで落札してしまう主人公青年のもの好きさだが、最初からいやな予感しかしなかった。
 箱を開けてしまってから亡霊に付きまとわれ、学園内でも死傷者が複数出てしまう。箱は関係ない、関係ないんだ、と途中まで執拗に無関係を主張する青年の態度にイラっとさせられた。
 落札競争に参加した「ゴーストハンター」に問い合わせたところ、正当な売買が成立すれば、箱の持ち主ではなくなるので、解放されるのだということ。ゴーストハンターに落札してもらうことになった。

 決済が完了するまでは所有は移転しないため、オークションの仕組みや決済遅延などのネットシステム事情に左右されながら、亡霊に最後まで付きまとわれていく。

 ゴーストハンターのもとに無事届いたものの、父親とのやり取りの中で箱を取り落とし、見事にふたが開いてしまった。そして、あっさりと亡霊に取りつかれてしまったようである。

 あれほどまで開けるなと人に言っていた箱、を入手した時点で、開かないように厳重に、幾重にも鎖などで縛っておかなかったのはなぜだろうか??というツッコミを入れておきたい。