2018年5月29日火曜日

午後ロードショー「ホワット・ライズ・ビニース」(What lies beneath 2000年 アメリカ)



 その下にどんな嘘が隠されているのか?という題名和訳になるだろうか。
浮気相手の女子大生を殺して水中に沈めた大学教授、それを、幽霊目撃から関係者の話などをつきとめていくうちに、旦那の女子大生殺害を確信してしまった主婦。とうとう旦那に殺されそうになる。

 途中、ん?というツッコミどころはあったが(後頭部を強打して倒れこみ、意識回復後にまたもや玄関前でたおれこんだ教授が、再び起き上がって、車で逃亡を図る奥さんのあとを追いかけ、およそけが人とは思えない行動をとる、という部分)、それ以外はおおむねサスペンス感をバランス・テンポよく感じさせているスリラーだったのではないかと思う。

 残念な部分は、最後に教授を水中に引き込んだ亡霊の本体として、女子大生の腐乱死体が活躍してしまう、という描写がはっきりしすぎていて、微妙な感じになっていた。設定上は、死後何か月もたっているのだろうから実際白骨死体なのだろうし、死体が動き出す、というのもちょっと現実味がないというのか。