いわゆる「半地下の家族」のほうではなく、SFスリラー系映画である。
外宇宙からやってきた未知の生物が、ある田舎にある高校で、教員や生徒たちをターゲットに寄生し、意思も体ものっとっていくという話。
グロテスクな生き物で、赤い触手を伸ばすところも気持ち悪いが、エイリアンの親玉である女の子が、「私たちが世界を乗っ取れば、いじめや差別や偏見もなく、苦しみもなくみんなが平和に暮らしていける」と話していた。が、攻撃的で繁殖力旺盛なので、資源を枯渇させた挙句、仲間の共食いを始める可能性もありえなくない。
乗っ取りを企てる異星人の話はどこまで信用できるかわからないが、真実ならば(映画の中で)ある意味それはそれでいいのだろうか??と、ふと考えたりもしてしまった。