2023年8月4日金曜日

スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町(2013年 カナダ)

 


大学生ら4人が、授業に関する取材のため、撮影旅行に出かけるが、その先で人の姿をしたおそろしい怪物を目撃し始める。

後ろ向きで立ち尽くす姿だが、なにかがおかしい。何かを隠している風の人物の笑顔がおそろしい。異様な目鼻立ちの大きさや、恐ろしい形相で、それらは人間のふりをした「何か」だということに気づくが、着々と侵略はすすみ、テレビ放送は休止、大きな施設内も怪物だらけ、自分たちも追われて逃げ出した。が、帰り着いた家の中で団欒する家族も、怪物に入れ替わっていたことがわかる。

人間を食い殺してそっくりなコピー人間となり、町中に広がっていき、やがて大学生らも襲撃され、一人づつ食われたり入れ替わったりしていった。

写真合成コラージュで恐ろしい形相の顔は作れるが、このように映画のモンスターとなって利用されることもあるのだなと思う。歪んだ顔を引用していることから、これは日本の「青鬼」にもやや共通点を感じる。

化け物の異様な笑顔というのもかなり不気味で、なかなか怖い。最近あまり読んでいないが、高港基資さんの漫画にも、「ワハハ顔」のオバケが時折登場してくる。(画像そのものがうまく貼れないので、リンクをクリックしてください。)