2023年8月7日月曜日

ロスト・ジョーズ(2015年 アメリカ)

 

サメ系ホラームービーのはずが、お笑いに・・。

うーん、、久々にこれだけの低予算・超Z級?くらいの映画を見てしまったが、最初から最後まで失笑ばかりさせられてしまった。

サメに関しては、波も立たないCGバレバレで、他にもリアリティのない、しかも缶詰の挿絵くらいのレベルの安っぽい絵も使っている。登場人物は終始ふざけてばかりで演出が安っぽい、さらに林の中の研究所、といっても建物すら映さずに(ないから)、ただの森林内での撮影、といった具合。また別途、湖の地主の研究所施設?のようなものもあったようだが、そこのシーンは教室のような殺風景な一室の中で、スタッフが一名、パソコンとにらめっこしているだけ・・。などなど、本当にすべての簡略化、チープ感がすごい。

問題のある湖の捜査が退屈すぎて、自分たちの恋人を連れ込んで楽しみ始めてしまう捜査員ら。ところが湖に入り、4人ともサメの餌食となってしまう。そのあとにも訪れた人たちが食われていった。映画に出てくる俳優女優がすべてスタイルがしゅっとしていてかっこいいかと思っていたらそれは間違い。そこはピンキリあるようで、この映画に出てくる人たちの多くが、お腹などにたるんだ贅肉のある、たぷついて締まりのない体を、惜しみなく見せてきていた。(低予算のため、俳優のレベルも低いかもしれない)

冒頭の警察官をはじめ、警察からしてひどい。アメリカからカナダにやってきたらしい署長は、終始椅子にふんぞり返って足を机の上に投げ出し、居眠りばかり。その部下も、首にされたくなかったらいうことを聞けとばかりに脅され、へいこらと働く。署長は腐りきっていて、「署長(アメリカ)じゃない。保安官と呼べ。」と勝手な命令をしたり、事件の報告を受けても、「どうせ酔っぱらってどこかで寝ているだけだ。ほっておけ」「おれのズボンを持ってきたら捜査に出かけてもいいぞ」など、まったくやる気がない。

部下も間抜けで、被害者何人以上から重大事件でしょうか?と署長にたずねる。じゃあこれは重大事件ですね、となってからも署長はそばの倒木に寝そべってぐうぐう寝ているし、なんじゃこりゃ・・の状態。

サメは、はじめは泳いでいたのだが、途中から空を飛ぶようになって、湖に入らないで用心していた男を空から滑空して食べていった。(何かが画面を横切ったと思わせた後、人物が忽然と消えるだけ。)しかも、他の作品にもあったが、サメのくせにガオーッ、と吠えるのである。

まあなんだか、いろいろと食べられていくのだが、最後は大学生と教授が二人生き残り、爆発物を飛行ジョーズに投げつけて爆破成功して話がおわるのだが・・。本当にいろいろとすごかった。

アマゾンでDVDが販売されているようだが、レビューを見てもやはり、似たような酷評がのせられていて笑える。

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