携帯を使っていた人々が、ゾンビ化するという話。 |
このゾンビは人を襲ってくるが、人を食べるのではなく、進化によって自らが電波を発して人間を感染させるという技を使って仲間を増やしていく。
離婚によって、妻と一緒に別れた息子にひたすら会いたいと思う主人公。息子が感染者になっているのはほぼ確実なのに、やはり息子を探し求めて危ない道を行く、という主人公の行動は、おそらくほぼ共感できないと思われる。相手はもう、元の息子ではない可能性が高いからである。思った通り、最後は主人公も感染させられ、同じ仲間たちと一緒になって電波塔の周りをうつろな顔でぐるぐると回り続けるゾンビとなってしまった。
一方、主人公と行動を共にして、最後に別れたサミュエル・L・ジャクソンと少年はどうなったのか。描かれなかったそこが気になったが、最後のエンディングがやや衝撃的だったので、そちらへの注意力がそれた。