2024年4月7日日曜日
「変な家」を観てきました
2024年2月14日水曜日
ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ を観てきました
有名ホラーゲームを原作に作られた映画ということ。廃墟レストランの中で、動くはずのないマスコット人形たちが、恐ろしい展開を繰り広げる。 |
主演は「ハンガーゲーム」にも出演していたジョシュ・ハッチャーソン、「スクリーム」初作の犯人役を演じたマシュー・リラードがサイコパスな父親を演じていた。
周辺にも人気のない暗い廃墟と、おどろおどろしい人形たち、決して近づきたくない建物内である。サイコパス父が、子供たちを誘拐して殺したり、人形たちに魂を封じ込めて?壁にかかった絵によって心をコントロールして子供の誘拐を続けているようであった。
アメリカでは多くの子供たちが誘拐されるということが日常的にあるようであり、それが背景となったストーリーになっていると思われる。
兄が、幼い兄弟を守り切れずに死なせたり失ってしまうというトラウマは、映画「IT」にもみられる、暗い悲しい感情であり、この映画でもそれが、主人公の毎晩見る夢を通じて感じられる。
2024年2月7日水曜日
劇場版 君と世界が終わる日にFinal を観てきました
ゾンビは登場するが、ホラーというよりはヒューマンドラマ的な話である。
竹内涼真と中条あやみというと、コミックシーモアのTVコマーシャルのイメージが強いが、ここでは恋人を経て夫婦となり、あやみ演じる来美がゴーレム(ゾンビ)菌に感染して生涯を閉じた先からのストーリーであった。
ゾンビがはびこる世の中、ツインタワーというところに大勢が身を寄せ合って暮らしていたが、片方はゾンビワクチンを研究培養している研究棟となっていて、となりの平民棟の人々は全く閉め出されていた。そこにたどり着いた主人公たちが、娘が研究材料にされているのを救うべく、研究棟に乗り込んでいく。
ゾンビワクチン、というといやなイメージしかないのだが、以前見た映画で(「デッドライジング」?)、ゾンブレックスというワクチンが登場したものの、実は却ってこちらを接種したせいでゾンビが蔓延してしまったという不気味な流れのストーリーがあった。ゾンビが蔓延したためにそこを空爆しようという、無実の人をさらに葬り去ろうという、あんまりな仕打ちがとてもアメリカ的だと思った映画があった。
結局ゾンビワクチンの治験を受けた人たちは時間をかけながら徐々にゾンビ化していくというオチだったようで、救いはどこにもなかった。研究材料の娘も、抗体がなかったことがわかってしまったため、研究チーフは吉田鋼太郎演じるボスに射殺された。吉田鋼太郎は、やはり、狡猾でずるがしこい、煮ても食えないふてぶてしい役があっている。脱出ヘリが爆破されたときに死んだかと思いきや、やけどを負いながらも生き残っていた。
そして、研究材料にされていた主人公の娘、幼かったときの寺田心くん系な顔立ちの、黒目がちのとてもかわいらしい少女であったが、20年後の成長後の描写で、違う俳優が務めていたが、幼少時の顔と似ても似つかず、少女がかわいらしかっただけに面影を追いかけてしまい、却ってがっかりした部分もあった。
戦うためにあえてゾンビ菌に感染して戦ったが、後でゾンビに変身してしまった主人公と、娘や関係者の悲哀も描かれていた。
2024年2月6日火曜日
ハロウィン・ナイト
いわゆる勧善懲悪話、と言えば簡単だが、あまりに不気味で残忍な懲悪シーンが多数あることから、ホラーの部類に入ると思われる。 |
継父が悪人で、人をひき殺したり自分を監禁虐待するなど、悪事を働く。ノートに書いた絵が現実化するというものすごい魔力を持つ少女が生み出した、バッドキャンディという悪魔が、警察や法の目をかいくぐった悪人たちを恐怖のどん底に陥れていく。
それはオムニバス形式で物語がすすんでいくのだが、そのオムニバスを提供している窓口が個人ラジオ局DJ二人。バッドキャンディは、他にもハロウィンでお菓子を提供してくれている家を荒らす少年、ハロウィンのお菓子の中にカミソリを隠し入れる猟奇的老人、遺体安置所の死体を凌辱する女、怨恨で女性をしつこく攻撃する粘着男、町のチンピラ、などと言ったクズたちを次々と処分していく。
が、ラジオ局DJの内の一人も無関係ではなかったらしく、火事の起きた家に少年を閉じ込めて殺害した犯人の一人だということが判明、やはり殺処分の対象となった。
バッドキャンディは悪ではなく、悪を罰するという意味ではダークヒーローでいい人だが、演出があまりに不気味で恐怖に満ちている。ファンタジーから生まれた恐怖が描かれているが、映像が美しく、ハロウィンの夜のライトアップされた森・街中・個人宅周辺の景色が美しく演出されているし、照明カラーの美しさを感じる作品だと思う。
2024年2月2日金曜日
アクアマン/失われた王国 を観てきました
アトランティス国王アクアマンを、身長193cmでマッチョ豪快系なジェイソン・モモアが演じている。戦闘パワーと痛快さが大きなポイントである。 |
ジェイソンモモアは、先日なんとなくつけていたWOWWOW映画で「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年)」で、悪の親玉ダンテを演じており、不敵な笑みがふてぶてしい、いかにも執念深くしぶとい、という感じの悪役キャラクターを演じており、タフなイメージである。
アクアマンが以前、やむなく見殺しにした悪人がいて、その息子がブラックマンタとしてアクアマンへの復讐に燃える中、古代の封印でしばられた悪の王の霊に取りつかれ、パワーアップして襲ってくるというあらすじ。そして前作で戦い、完全幽閉の刑に処した弟(パトリック・ウィルソン演)と今回は力を合わせて戦い、仲直りをしている。パトリックウィルソンさんは、豪快野卑な兄役の魅力とは正反対の、上品で知的な感じの魅力が感じられる。
アクアマンの王国を支える仲間・メラ役を、以前ジョニーデップの奥さんだった、アンバー・ハードさんが演じていた。(Xメンかと思うくらいの強力な戦闘力が見どころである)
海の中に現れる数々の怪獣やメカ、魔物たち、それとの戦いが見どころで、楽しい娯楽作品となっている。
2024年1月28日日曜日
エイリアン・コヴェナント
もともと入植先の惑星は、別の星に決まっていたのに、とある信号をキャッチして進路を変更してしまった。そこからまた恐怖が始まってしまう。 |
突発的な宇宙嵐を受け、船内の故障トラブルのために船長死亡。代わりに船長となった者が不適切な判断を下したところから、災難が始まる。今回のエイリアンは、空気感染をする、既になんでもござれ的な、万能感染・繁殖型になっている。
着陸をした捜索隊が襲われ、母船に戻るシャトルまでも破壊、死者もでるが、そこで手を差し伸べてきたのが、前作「プロメテウス」で科学者ショウとエンジニアの星目指して脱出した、人造人間デイヴィットであった。彼は、エンジニアたちの星に到着すると、彼らを滅ぼし、一緒にいたショウ博士も殺してしまったようである。何を考えていたかというと、自分が「創造主」になり、エイリアンワールドを造ることを目指していたと思われる。
次々に襲われていく中、どうにか助けを呼んだ迎えのシャトルに乗り込んできたのは、元々の仲間ウェイド(こちらは危険性が低いアンドロイド)に入れ替わった顔そっくりのデイヴィットで、何食わぬ顔で乗員のコールドスリープを準備する。生き残りのダニエルズがそれに気づくも、スリープに入らされてしまい、デイヴィッドはこれから、エイリアンの胚を人間たちに植え付ける準備にとりかかる、と思われるエンディングであった。
空気感染して成長し、人体をぶち抜くシーンも怖いが、殺した人の頭部が水面の上を漂うシーンもなかなかリアルで不気味であった。エイリアンがやはり、直立姿勢で移動する場合はスピード感が出ない、ということで、犬型の走り方をするようになったと思われる。また、脱出する宇宙船に忍び込んでいたり、しつこくしがみつくシーンも相変わらずであり、エイリアンの1・2・4とも同じく、恒例パターンとなっている。
時系列で言うと、古い順に、プロメテウス>コヴェナント>エイリアン1~4となり、エイリアンの種類も、プロ・コヴェではネオモーフ、1~4でゼノモーフ、というタイプが出現している。
ネオモーフ。凶悪な性質だが、見かけはちょっとマイルド? |
黒光りしている凶悪なゼノモーフ。これを見ていると、ゴキブリと人間のガイコツの掛け合わせのように見えてくる。 |
プロメテウス(2012年米英)
左から、人造人間デイヴィット・科学者ショウ・監督官ヴィッカーズ |
あらすじは今後の方針として、作品に関するリンクを貼っていくことにしてみる。
10年以上前の公開当時、映画館に観に行った映画だが、レビューは書いておらず、WOWWOWで再放送を見たので記載しておく。
この作品でも、会社から派遣されたアンドロイドが、またしてもやらかす。この人造人間はまたもや、乗組員の飲み物にエイリアンの種をこっそり入れ、実験台にしてしまった。
「エイリアン」初回作の前日譚となるこの作品には、ノストロモ号が勝手に進路変更して目標物として向かって行った、謎の宇宙船が出てくる。宇宙船のコクピットで死んでいる宇宙人が、どのようにしてそうなったか、というのもおそらくここで説明されている感じである。
世界中の壁画から割り出し、ある惑星を目指した科学者たち。だがそこは、生命の実験場で、結局乗組員たちはそこでエイリアンの卵から出てきたそれに襲われたりして死んでいく。創造主、と言われるエンジニア(異星人)も結果としてショウ博士の体内から取り出したエイリアンと格闘の末に襲われ、エイリアンふ化のための苗床にされてしまう。
エイリアンは生存本能のみで行動する、いわゆる昆虫的で、するどい能力からゴキブリのようなたくましさすら感じる生物だが、周りをめぐってそれにかかわろうとする人物にろくな者がおらず、結局その当人たち、もしくは雇われ人が、手痛い仕打ちに遭う展開ばかりである。
創造主を気取って、危険極まりない生物や道具を作ったり手に入れ、あたかも自分が使いこなせるかのような錯覚をして、自らを滅ぼす愚かしさ。遠まわしに人間に対してもそう言っている気がしてならない。