2025年4月17日木曜日

アビゲイル(2024年 アメリカ)

 

番組の合間で予告が流れており、たまたま録画タイミングがあったので視聴してみた。

身代金をとろうとして誘拐した少女が、まさかのヴァンパイアだった、というわかりやすい?加害者が被害者になるというストーリー。

闇バイトとして互い素性を知らない者たちが集まったが、上記の理由によって阿鼻叫喚な修羅場を迎える、というのは予告編からすでにわかっていた展開だったので、あとはストーリー展開、描写に面白さがあるか、ということと、海外の資産家のお屋敷が舞台になるようだったので、建物内の美しさを楽しめたら、ということで見てみた。

闇バイトグループの人物がそれぞれ、どんな人たちなのかといったことや、ヴァンパイア化した男が敵として立ちはだかったり、アビゲイルが主人公の女性とは途中から敵同士でなくなっていったこと、などの駆け引きも描かれ、根本設定はシンプルなものの、ホラー要素以外にほかの点について展開があったのが見どころとなった。

アビゲイルがバレエを踊りながらヴァンパイアにした女性を操ったりして、「ゲーム」と称して人を襲う、遊び心のようなものも演出されている。




2025年4月14日月曜日

ポセイドン・アドベンチャー(1972年アメリカ)

 

近くで大地震が起き、巨大な津波が起きた。それに襲われ、豪華客船が転覆して船内の上下がさかさまになってしまった。

日本で2011年に起きた3.11の東日本大震災の後からだろうか、Tunamiという英単語を時折耳にするようになった気がするが、この映画では、まだ、Waveと言っているようだった。

年明けを祝う船内パーティで盛り上がるポセイドン号。大きな津波の衝撃波で、船は転覆して大きく傾きだした。船長役を、「裸の銃を持つ男」で?有名な若き日のレスリー・ニールセンが演じていたようだが、船長は、この事故により一番最初くらいの死者となってしまったようだった。

その後、保守的な教会の体質に疑問を抱き、自分でアフリカに渡って布教を広めたいと思っていたジョン牧師、彼が先導を切って皆を非難させていく。あっちの方が安全だ、いやこっちだ、だのと意見が分断し、それについていく人たちもそれぞれに分かれた。ジョン牧師以外の人たちは、結局侵入してきた水にやられて命を落としていった。

非難の途中、水中を息を止めて泳いで渡るシーン、見ているとこちらもハラハラした。様々な船内を進んでいくシーンがそれぞれ危険な感じが出ている。その中、少しづつ命を落とす人がおり、落水、転落、無理な水泳による死亡など、牧師も次々やってくる障害に神への怒りをあらわにした後、皆が避難できるように水蒸気のバルブを閉めながら、力尽きて転落した。

戦う牧師であり、勝利を勝ち取らなければ神は味方しない、という勇ましい姿勢が見られ、強引で乱暴な部分がなくもなかったが、とても勇敢であった。そんな彼が最後まで生き残れないのはストーリー的にとても悲しいが、皆が無事生還できるよう、彼本人が天国まで神様に直談判しに行ったかのようなラストであった。

映画のテーマソング的な劇中歌
Maureen McGovern - The Morning After

タワーリング・インフェルノ(1974年アメリカ)

 

スティーブ・マックイーン、ポール・ニューマン、ほかには往年の日本のドラマ「将軍」でおなじみだったリチャード・チェンバレンなど有名どころが出演している。

ビル建設費の予算を低く抑えようとしたりして安全性に問題を抱えたビルが完成した。全館全室の部屋の照明をつけろ、などのオーナーの要求で、電力的にもきつかったようで、配電系統がショートして発火した。結果、ビルの安全性を過信したオーナーにより、ビル完成パーティーに招待された人たちが、大変な火災に巻き込まれる。

人が火だるまになる場面や、ビルや展望エレベーターから転落し、ビルの側面に激突、バウンドしながら落下していく映像が、かなりリアルに描かれていた。

老いぼれペテン師の正体を知りつつ、彼を理解し情けある態度をとった女性、情け深い彼女がエレベーターからビルの外側に落ちて死んでしまったとき、なんだか悲しいものを感じた。どんなにいい人であっても、不慮の事故からは逃れられない。

消防士役のマックイーンと、ビルの設計者を演じたニューマン、二人の渋さやクールさが光り、かっこよい男たちの活躍が見て取れた。


2025年4月13日日曜日

国産新感覚ホラームービー 『2025年7月5日 午前4時18分』

 【公開日】2025年初夏公開予定

【出演】小栗有以(AKB48) 船ヶ山哲 大熊杏優 大関れいか 

公式サイト:https://0705movie.com/

6月くらい?に公開するのだろうか。最近の時事ネタを取り入れて娯楽にするのはさすがである。



最近見に行きたい映画がなく


 アメリカで製作されるハリウッド映画と思える作品が、最近数が減ってきたように感じる。どうしたのか気になり、少し調べてみたところ、ロサンゼルスの山火事にも追い打ちをかけられたと思うがその前から、すでに業界に問題が起こっていたような記事が見つかった。

https://branc.jp/article/2024/11/13/1341.html?pickup_list_click2=true

https://branc.jp/article/2025/01/20/1420.html?pickup_list_click1=true

脚本家や俳優を中心とした映画関連組合のストライキにより、撮影件数が激減、とある。

そこに加えて火災などが加わり、イベントも開催しにくくなった、ということであった。

映画界もグレートリセットの波に飲み込まれてしまったのだろうか。

こうなったら仕方がないので、過去の映画作品をTV放映分やレンタルDVD、アマプラ、その他、契約していないがネトフリなどもあるので、様々な方法で家での視聴をするしかないかもしれない。

2025年3月18日火曜日

Youtube 映画「The Day After (1983)」、「Threads (1984) 」

 


The Day After (1983) https://www.google.com/search?q=The+Day+After+(1983)&rlz=1C1OLVV_enJP984JP984&sourceid=chrome&ie=UTF-8#cobssid=s

Threads (1984)  https://www.google.com/search?q=Threads+(1984)&rlz=1C1OLVV_enJP984JP984&sourceid=chrome&ie=UTF-8

どちらも核戦争の被害にあう人々の姿を描いたものだが、Treadsの方が、核被爆後の人たちの生々しい、余生、と言ったほうがふさわしい悲惨な姿が細かく描かれていた。

The Day・・の方は、人々が被ばくしてから直後間もない被害状況にスポットライトが当てられ、その後の人生については描かれていない。

Threadsのほうは、何日後・何週間、何カ月、何年後と十年以上にわたった描写がなされている。被爆直後に即死する人、大火災に巻き込まれて焼け死んだ人、ケガがもとで亡くなる人以外に、放射能を浴びて体調を崩し、病気になって死ぬ人たち。食料や水、電気もない中、凍えるような寒さ、相当苦しんだ彼らも膨大な人数であっただろうが、生き残った人たちも悲惨であった。

ずっと後になっても以前の生活どころか、崩れて黒くすすけた家の残骸に身を寄せながら、着の身着のまま、ネズミを食べたり、虫の被害や天候被害に遭いながら、やせた土地を耕して命からがら生き、悲惨な生活を送る。

被爆する前は、素敵な生活を楽しんでいた女性、被爆後に母親となったが、夫や家族も亡くなり、長い間つらい生活を続けていた。子供が10歳を超えたころには老婆のように老いさらばえ、歯もぼろぼろ、白濁した目をあけたまま、黒く汚れ切った家のねぐらの中で、娘の目の前で息をひきとった。寿命もおそらく縮んでしまっただろう。人々は、笑顔も余裕もなく、口数もなく、表情も暗い。おそらくホームレスより何倍もひどい。ただのホラー映画よりもずっと恐怖感を覚える、恐ろしい話である。



2025年3月11日火曜日

ウォーキング・デッド シーズン11 の放映が始まりました。

 

久しぶりに見たが、登場人物が多少入れ替わっていた。


何年も前に、シーズン6?位を実家で見ていたのだが、あまりの残虐シーン(レギュラー出演役のキャラクターが、あっという間に問答無用で惨殺されてしまい、しかも映像がかなりグロかったので、なんだかドンビキしてしまい、見るのをやめてしまったのであった。特に、グレンの撲殺シーンなどは、頭がつぶれて目玉が飛び出し、それはもうひどいものであったと感じたのである。

そこから年月が流れ、シーズン11の開始で見だしたのだが、いつのまにやら主人公っぽかったリックやカールはいなくなっており、ダリルやマギー、キャロルらが主要キャラとなっていた。(視聴していたころの顔なじみにはほかにも、ユジーン、ロジータなど)

シーズン6~10のあらすじは、またネットで調べてみようと思う。

(追記)

ウォーキングデッドのwiki的なサイトがあり、そこからシーズンごとにしらべることができる。

https://walkingdead.fandom.com/ja/wiki/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%AA:%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3

あらすじをななめ読みしたところ、カールはシーズン8で死んでしまい、リックやミショーンは、一行と別の道を歩み出し、一時的に物語から姿を消して、ラストのほうで合流するようであった。

後記・・シーズン11は、知事の独裁制がしかれ、見て見ぬふりをされている独立都市を舞台に、レギュラー役を中心にして市民が立ち上がり、民主的な集合体に生まれ変わるまでが描かれている。

その後、はぐれた仲間を探しに、ダリルが一人、バイクにまたがって放浪の旅に出ていくのだが・・。現実は厳しい。ドラマだからこそ、あくまでも格好がつけられるのである。(冷めたことを言うと、ガソリンが切れたらどうするのだろう。水・食料を持つにしても限りがあり、ガス欠もあり、ゾンビたちの群れにやられて終わるのではないか、という感想を抱かずにはいられない)

そして、それぞれ、ニックやミショーンは一人ひとり、力強く生きているシーンが出てきた。リックの発した「生きるのは、自分たちだ。」は、みんなの胸にひびいた。いや、立派な言葉であるが、何度も言うが水・食料の消費に縛られること、安全な場所で休息をとる必要がある以上、ゾンビがいなくてもそれなりに大変なのにどうするのだろう、としか言いようがない。が、ラストシーンでこの格言を心にしながら皆、強く生きていくことを誓うのだった。

といった、ちょっと理想論過ぎる感じもするラストであった。(ただし、完結するにはこの感じで持っていくしかなさそうである。)